リモートワークが定着したことで業務や営業のオンライン化が進み、Webに関わるフリーランスの職種の需要が大きく伸びています。
そこで本記事では、これから需要が高まるフリーランスのお仕事を厳選してご紹介します。
こんなお悩みを持っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.Webデザイナー
Webデザイナーのお仕事は、クライアントの要望をヒアリングし、見た目も美しく機能的にも優れた Webサイトを制作することです。
Webデザイナーはディレクターやコーダーなど様々な人と関わるため、ひとりでもくもくと作業を進めるというよりも、チームでひとつのものを作り上げるコミュニケーション能力が必要になります。
また、単に美しいサイトではなく成果を出せるサイトを制作しなくてはならないため、デザインスキルに加えて提案力やマーケティングスキルも同時に磨いていくのがおすすめです。
必要なスキル
- Illustrator、Photoshopなどのデザインソフトを扱える
- Webの基礎知識、フォント、文字組みに関する知識
- HTML、CSS、JavaScriptなどのコーディングスキル
- 提案力、マーケティングスキル
お仕事の獲得方法
- 友人・知人から依頼してもらう
- ランサーズやクラウドワークスなどで受注
- SNSでポートフォリオを公開して仕事をもらう
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2.Webライター
Webメディアなどで記事を執筆するのがWebライターのお仕事です。
他の職種と比べて始めるハードルが低いため、ライターを志望する人も多くいますが、クラウドソーシングで案件を探してみると文字単価0.5円以下の低単価のお仕事も多いことがわかります。
最初の方は実績を積むためにこういった仕事を受けてもいいと思いますが、ずっとこの単価でお仕事を受けていると消耗してしまいます。
SEOの知識を身につけたり、クライアントと信頼関係を築いて単価アップの交渉をするなどして、単価を上げていくようにしましょう。
また、すでに知見のあるジャンルや本業に関係のあるジャンルを選ぶと、リサーチ時間を短縮して記事を執筆することができるのでおすすめです。
必要なスキル
- SEOの知識
- ライティングスキル
- 構成力、企画力
- 取材力
お仕事の獲得方法
- ザグーワークスなどの Webライティングに特化したサービスに登録
- SNSでライター募集をしている人に連絡をする
- オンラインサロン経由で仕事をもらう
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3.フォトグラファー
フォトグラファーといえば、これまではスタジオに勤めて子供の七五三や家族写真を撮影するというのが一般的でしたが、今は出張撮影サービスが急速に浸透し始めています。
仕組みはこうです。フォトグラファーは研修を受け、正式に採用されるとその会社のフォトグラファーとして活動することができます。撮影依頼が入るとお客様とやりとりして撮影場所や時間などを決定して写真撮影を行い、後日レタッチした写真を納品するという流れです。
今、フォトグラファーに求められているのは「きれいな写真を撮れること」よりも「世界観を持っている」ことにシフトしてきているように感じます。
「この人の写真が好きだから、自分も撮ってもらいたい!」といった声が増えており、そのニーズに応えられるフォトグラファーになれれば活躍できるチャンスはたくさんありそうです。
フォトグラファーの収入源は依頼写真だけでなく、ストックフォト販売やプリセット販売、写真講座などもあります。今後ますます注目が集まること間違いなしのお仕事です。
必要なスキル
- 撮影技術
- レタッチスキル
- セルフブランディング力
お仕事の獲得方法
- 出張撮影サービスに登録
- スキルシェアサービスで仕事を探す
- SNSで発信
4.Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作の指揮をとる人のことです。
クライアントの要望に沿ったWebサイトを作るため、Webデザイナーやコーダー、フォトグラファーに指示を出してまとめる役割を担います。
Webディレクターの主な仕事内容は、人員の選定や進捗管理、スケジュール管理、コンテンツの品質管理などです。
複数案件が同時進行で走ることが多いため、納期が重なったときやクライアントからのOKがなかなか出ないときなど大変な場面もありますが、その分喜んでもらえたときの感動はひとしおです。
IT未経験でディレクターになるパターンもありますが、Webデザインやコーディングの経験があった方が的確な指示を出すことができるため、知識を身につけることをおすすめします。
必要なスキル
- 営業力
- コミュニケーション力
- ディレクションスキル
お仕事の獲得方法
- WorkshipやWantedly、Indeedなどで仕事を探す
- SNSやブログで集客
- ココナラなどのスキルシェアサービスを利用する
5.Webエンジニア
プログラミング技術を使ってWebシステムやアプリ開発などを行うお仕事です。
需要が高い一方でまだまだWebエンジニアは少なく、優秀なエンジニアを企業が取り合っているのが現状です。
スキルを身につけるにはプログラミングスクールや職業訓練校に通うか、独学でスキルを身につけるのが一般的です。
Webエンジニアは学ぶべき内容が多く、実務をこなせるようになるにはある程度 時間やお金の投資を覚悟しなくてはなりません。しかし、業界で人材が不足しているので、一度スキルを身につければ自身が提示する勤務条件や給料などを交渉しやすい職種かもしれません。
必要なスキル
- HTML、CSS、JavaScript、jQuery、PHP、Rubyなどのコーディングスキル
- クラウド、サーバーOS、データベース、セキュリティに関する知識
- 倫理的思考力
お仕事の獲得方法
- ランサーズやクラウドワークスなどで受注
- SNSで受注
- 勉強会や異業種交流など人との繋がりから受注
6.オンライン秘書
オンライン秘書は、スケジュール管理や議事録の作成、請求書の発行などバックオフィスの事務や雑務をサポートするお仕事です。
コロナウイルスの拡大で急速に業務のオンライン化が進み、今とても注目されている職種の1つです。
オンライン秘書の場合はテキストベースでのやりとりが多いため、メッセージを送る際の言葉遣いや送るタイミングなどに十分注意し、相手への配慮を怠らないようにしましょう。
また、WordやExcelなどの基本的なソフトを使うことができるのはもちろん、忙しい経営者の時間を奪わないよう相手が求めることを素早く把握し先回りできると重宝されます。
必要なスキル
- 基本的な事務スキル
- コミュニケーション力
- チャットツールに抵抗感がない
お仕事の獲得方法
- SNSで受注
- オンライン秘書の求人サイトに応募
7.動画編集者
YouTubeやInstagram、TikTokなどのプラットフォームの人気の高まりや動画広告の需要拡大に合わせて、動画編集のニーズは非常に高くなっています。
動画編集の具体的な仕事としては、ウエディングムービーの作成やYouTuberの動画編集代行、セミナー動画の編集などが挙げられます。
ウエディングムービーの相場は1万円~、YouTuberの動画編集代行は3,000円~、セミナー動画の編集は2万円~ほどと言われています。
まずは動画編集ソフトの使い方を学び、カットやつなぎ合わせ、テロップ、BGMの挿入などをできるようになるところから始めましょう。
スキル習得に時間をかけすぎず、ある程度スキルを身につけたら案件獲得に動くのがおすすめです。
実践を積みながらスキルを磨き、徐々に自分にしかない色や表現方法を見つけて指名依頼を増やしていきましょう。
必要なスキル
- premiereやFinal Cut Proなどの動画編集ソフトを扱える
- コミュニケーション力
- ディレクションスキル
お仕事の獲得方法
- SNSで受注
- ココナラやストアカなどのスキルシェアサービスで受注
- 友人や知人から依頼をもらう
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8.パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーはお客様が実現したい体型や目標をヒアリングし、その人に最適な指導法や食事指導で成果を上げるお仕事です。
パーソナルトレーナーに必要な資格はありませんが、フィットネスクラブやジムなどで働いて経験と実力を磨き、その後独立するのが一般的です。
コロナによる自粛生活で運動不足や生活習慣病に悩む方が急増したことで、パーソナルトレーナーの需要は急拡大しており、今狙い目の職種です。
オンライン完結で自宅から行えるパーソナルトレーニングも増えてきているため、その需要にマッチした指導を行えると良いでしょう。
必要なスキル
- 栄養学、トレーニング、ストレッチなどの専門知識
- 目標設定などのコーチングスキル
- 自己管理力
お仕事の獲得方法
- 自分が通っていたジムで業務委託契約を結ぶ
- ブログやYouTubeで広告を出す
9.Webマーケター
Webマーケターは、Webを使って事業の売り上げを増やすお仕事です。
その案件に合わせて様々な施策の中からベストな施策を見極め、実行します。
具体的な施策としては、広告運用やSNS運用、データ分析、Webコンサルティングなどがあります。
コロナで業績が厳しくなった業界もたくさんありましたが、IT業界の人材はニーズが高まっています。特に、日本ではまだまだフリーランスWebマーケターは少なく、実力次第で稼げるチャンスが高い職種です。
必要なスキル
- データ分析力
- マネジメント力
- 企画力
- SEOの知識
お仕事の獲得方法
- WorkshipやWantedly、Indeedなどで仕事を探す
- Web制作会社に営業をかける
- SNSで実績を公開し、仕事を募集する
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10.インフルエンサー
インフルエンサーは自身の発信力を武器に商品のPRなどを行うお仕事です。
お仕事の単価は案件や人によって異なりますが、一般的に1フォロワーにつき1円と言われています。
つまり、1万人のフォロワーがいるインフルエンサーであれば1投稿1万円、5万人のフォロワーがいるインフルエンサーであれば1投稿5万円の報酬をいただけるという計算です。
他にも、旅行系インフルエンサーであれば高級ホテルに宿泊ができたり、海外旅行に行けたりすることもあります。
「夢のようなお仕事!」と思ってしまいますが、その分どれぐらい投稿が見られたのか数字を報告したり、旅行日程が決まっていてハードスケジュールだったりといった見えない苦労があることも。
しかし、自分が本当に良いと思ったものを文章や写真で伝えてサービスへの申し込みが増えたり、感謝されたりするやりがいのあるお仕事です。
何を買うかではなく、誰から買うかが重視されている時代になってきているので、インフルエンサーは現代にマッチしたお仕事といえそうですね。
必要なスキル
- セルフブランディング力
- ライティングスキル
- 写真撮影スキル
お仕事の獲得方法
- SNSでポートフォリオを公開し、「お仕事募集」と書いておく
- 自ら営業をかける(旅行系であれば、航空会社や観光局など)
まとめ
今回は、これから需要が高まるフリーランスのお仕事10選をご紹介しました。
今後ますます Web系フリーランスの活躍の場は増えていくことが予想されます。
そのチャンスが来たときにちゃんと掴めるよう、今からしっかりとスキルを磨いておきましょう!