今回のコロナの件で、影響がたくさん出ていますよね。
これからさらに、私たちをとりまく環境が変化を続け、ライフスタイルが変化していくことは間違いありません。
こんな今、重要なのが収入のポートフォリオを見直すことです。
今後、コロナが終息した後の時代も見据えてご自身の収入ポートフォリオを組むことは1つのリスクヘッジになります。
ということで今回は、
- 収入ポートフォリオとは?
- 収入ポートフォリオが必要な理由
- 収入ポートフォリオの作り方
この3つについて解説していきます。
収入ポートフォリオって何?
こんな質問が飛んできそうなので、まず収入ポートフォリオをご説明します。
収入ポートフォリオをざっくりというと、収入の柱をいくつか持っておくことです。
金融で例えると、投資先に株・債券・現物などを分散して投資をします。
なぜかというと、どれか1つに100%注ぎ込んでしまうと、その100%のものが崩れてしまったときに、大変なことになってしまうからです。
つまり、1つの商品に偏らせすぎないように分散して、リスクヘッジしながら投資しているのです。
これが、収入ポートフォリオの考え方の元になります。
何事も1つのことに依存しすぎると、崩れたときに大きなダメージになってしまいます。
「もしも」「まさか」は人生に付き物です。
その「もしも」「まさか」のときに備えて分散することが、とても大切な考え方になります。
収入ポートフォリオ=収入の柱
そもそもポートフォリオとは、簡単に言えば物事をまとめたファイルのようなものです。
つまり、収入ポートフォリオ=収入の柱を集めたものと考えていただければわかりやすいと思います。
例えば、自動車メーカーに勤めていたとします。
自動車メーカーのお仕事とは別に、ブログを書いたり、ユーチューバーとして配信をしていた場合、
- 自動車メーカーからのお給料
- ブログのアフィリエイト
- ユーチューブのお給料
上記3つが収入の柱となります。
これが、収入ポートフォリオです。
実体験で感じた収入ポートフォリオの大切さ
収入ポートフォリオは、実体験で大切な考え方だと感じています。
私自身はWebデザイナーとして、フリーランスで長年お仕事をしていました。
数年前に、あるとき急にお仕事がパタっとなくなってしまったことがありました。
そのときの私は、収入の柱がデザインだったのでどんどん不安になっていきました。
この経験で、収入の柱が1つだけでは「まさか」「もしも」のことがあったときに危険だと感じ、Webマーケティング(集客やブランディング)・オンラインサロンの運営など、Webデザインを軸として多角的にお仕事を始めるようになりました。
収入ポートフォリオが必要な理由
次に、なぜ収入ポートフォリオが必要なのでしょうか?
理由は大きく分けて2つあります。
- 本当に1ヶ月先はどうなるかわからない
- コロナ後の世界は今までとは全く違うものになる
こちらも詳しく解説していきます。
1 .1ヶ月先はどうなるかわからない
この先どうなるかわからないというのは、私自身、そしてみなさんも身をもって体験してることだと思います。
誰もが、日本や世界がこのような状況になることは予測できませんでしたよね。
今回のコロナの件で、みなさんの生活で少なからず影響を受けていることがあると思います。
私自身もクライアントさんのビジネスに影響があったり、運営していたヨガスタジオが営業できなくなってしまったりと、影響がありました。
フリーランスは自由で自分のペースで働けるというメリットがある反面、マイナスポイントとしては危機的状況になったときに1番にコスト削減の対象になってしまう点です。
このような変化の激しい状況でも、収入ポートフォリオをひとつでも多く持っていれば、1つの仕事が外部環境の影響を受けたとしても、上手くリスク分散をすることができます。他の収入でしっかりと収入ポートフォリオを継続していくことができます。
本当に好きなことを仕事として継続していくために、収入ポートフォリオの形成は必要なことです。
2.コロナ後の世界は今までとは全く違うものになる
今回のコロナが収まった後、世界は全く違うものになると言われています。
具体的には、オンライン化・デジタル化がさらに加速、リモートワークが進むなどが挙げられます。
加えて、今回のテーマである収入ポートフォリオの観点で言うと、企業の統廃合が進み、変化への対応力がさらに求められるようになります。
これは上記1つ目の理由とも深く関係していますが、自社のビジネスモデルを大きく変更せざるを得ない企業も続々と増えてきます。
今まで安定といわれていた航空業界や大手アパレル業界も縮小を視野に入れて動き始めています。
そうなると、大幅な人員削減というのは避けられません。
これから世の中で起こることは、誰もが想像できなかったことが次々と起こるはずです。
そんなときに収入ポートフォリオをしっかり組んでおけば危機的状況の中でもしっかり生き抜いていけます。
収入ポートフォリオの作り方
では最後に、とても重要な収入ポートフォリオの作り方をご説明します。
ポイントは、横と縦に収入の軸を伸ばすことです。
横に収入の軸を伸ばす
収入を横に伸ばすとは、ビジネスの種類を多角化することです。
例えば私の場合、Webデザインやマネージメントといった、違う業種のお仕事を収入ポートフォリオとして取り入れています。
全く違う業種でビジネスを行うことで、1つの業種が外部環境の原因でビジネスができなくなってしまっても、畑違いのビジネスであれば打撃を受けずに済みます。
まずは、全く別の業界で自分のスキルを活かせるお仕事を1つ取り組んでいくことがポイントです。
例えばPCの入力作業のお仕事をしてたら、そのPCスキル活かしてWebメディアのライターのお仕事をしてみたり、入力作業のお仕事を副業で初めてみるのもいいかもしれません。
また、同じ関連のお仕事じゃなくても大丈夫です。
例えばヨガのインストラクターをされている方は、ブログを書いてアフィリエイトを始めてみたり、ハンドメイドを作ってみたりと、今のお仕事とは別の分野でポートフォリオを広げていくというのもおすすめです。
縦に軸を伸ばす
縦に軸を伸ばすとは、今のビジネスを深掘りしていくことです。
具体的には、オンライン・オフラインどちらでもビジネスを展開できるようにすることを指します。
例えば、ジムのトレーナーの方であれば、対面でレッスンを行いますね。
このように、リアルに対人で行うのがオフラインのお仕事です。
ではジムのトレーナーの方がどうやってオンラインで展開していくのでしょう。
例えば
- YouTubeでトレーニング動画をアップ
- オンラインパーソナル
- オンラインでご自身のお勧めのトレーニング用品を販売
など、今持っているスキルとをオンラインでカテゴリしていくイメージです。
オフライン店舗でビジネスを広げていった方にとっては、今回の自粛はかなり大打撃です。
でも、その中でもどうにかして生き抜いていくしてないですよね。
そのためにオンラインを強くすることが今できることだと思います。
今までHPやSNSがなかった店舗は、オンラインを活用してオンラインショップを開設したり、今まで培ったノウハウというのをシェアしたりと、オンラインを活用することで新しい収入ポートフォリオが広がっていくかもしれません。
逆にオンラインに依存するというのも危険です。
例えば地震や停電など、予期せぬことが起こることもあり得ますよね。
そういったときにオンライン1本に依存しすぎると危険になります。
こういったリスクを踏まえてオンライン・オフラインどちらでも対応できるカテゴリの収入ポートフォリオを作っていくことが大切です。
横と縦に自分の事業を広げて収入ポートフォリオを厚くすることで、予期せぬリスクに対応しやすくなります。
まとめ
今回は、収入ポートフォリオについて解説していきました。
このご時世、今後どうなるかは専門家の人でも想像が難しい状況です。
だからこそ、短期的な目線で自分の持っている能力や、やりたいことを考えてみましょう。
そして、学べることを増やし、考えながらご自身の収入ポートフォリオを見直してみましょう。