20代後半から30代にかけて、この時期の女性の悩みといえば「仕事」か「結婚」について
どちらかではないでしょうか。
20代後半で独立してフリーランスの道を進んだ私は
ありがたいことに目黒で一人暮らしを出来るくらいの収入をいただけるようになり
好きなものを買ったり、仕事が終わったらヨガでリフレッシュするなど楽しい日々を過ごしていました。
そんな充実した中で常に頭の隅っこに居続けるのが「結婚」。
この二文字でした。
フリーランスになってからしばらくして友人の紹介で出会い、出来た彼氏は10個上の超多忙な人。
キラキラなエリート肩書きに惹かれて付き合ったのですが、彼と付き合って気づいたこと。
それは
全く会えない人だったということ!
1ヶ月会えないのなんてザラで、2ヶ月会えないこともありました。
やっと会えた貴重なデートは野球観戦。(素直な私は某球団の応援歌を完コピして試合に臨んでいました。)
しかし観戦後、即解散、、、。涙
友達には「それって本当に付き合っているの?」とよく言われたりしましたが、
LINEでは連絡を取っているし、その当時流行っていたツムツムで交流もしていたし(時代。笑)
ちゃんと付き合っているよ!と思っていました。
、、が1人になるとやっぱり不安になり
「この人は私と結婚する気があるのかな!?」
結婚する気がないのであれば、スパッと別れて次に行くべきかも。
そう思うと、もくもくとマイナスな考えの自分が顔を出して
「でもこの人を逃したらもう結婚できないかもよ・・」
と囁くのです。
ずっとこの繰り返しを続けていると、気付けば月日ばかりが経っていました。
なんだか幸せなカップルを見るのが辛くて、
カップルで溢れている場所には積極的には行かないようにしていました。
ずっと悩んでいるわけではないし、仕事は順調、毎日楽しいのは大前提なのですが
幸せそうなラブラブカップルやファミリーを見ると
「現実」を突きつけられている気がして、好きではない「デビルな自分」がモクモクと顔を出してくるのです。
そんな「マイナスな感情に支配されている自分」が出てくるのが嫌で、
あまりそういうハッピーな場には行かないようにしていました。
結局その彼とはあまり会えない関係が2年ほど続き、30歳の誕生日を迎えた時に
ハッと気付いたのです。
私この人とこの先ずっと一緒にいるイメージがつかない
今その瞬間は「結婚できるかも」という保険で彼と一緒にいるだけで、
ずっとこの先この人といたいかと問われると「Yes!」と心から言えなかったのです。
まず会える時間がいつまで経っても少ないし、いつかは結婚も考えているとは言うけど2年付き合っても
全くその気配もない。
忙しい彼にいつからか「会いたい」とも言えなくなってしまっていたし、そういう風に思ってしまう自分がワガママなのかな。と
思うようになっていました。
こうなるともう自分らしくないし、自分自身の気持ちを押し殺す癖がついてしまっていたので
どうしていいのか分からなくなっていました。
彼と別れよう。やっと心に決めれたのは30歳の誕生日です。
昔、思い描いていた30歳の誕生日とはかけ離れた悲しいバースデーでした。
誕生日当日も会えず、親友がお祝いしてくれましたが
家に帰る途中で涙が止まらなくなって1人で大泣きしながら帰ったのを覚えています。
私は意外とリスクを取るのが怖い性格なので、
決心してからも彼に伝えるのに時間はかかりましたが、親友と冬に2人で出かけた韓国旅行で
ふっと心が軽くなる瞬間があったのです。
”もしこれから先にパートナーが見つからなくても、旅に出ればこんな楽しい世界が待っている!
もしずっと1人でも楽しく生きて行こう!”
この気持ちになれた瞬間に「彼に別れようと伝える決心」ができました。
プラスに明確な目標が見つかったから動き出せたのではなく、
もし行動した時のマイナスなリスクが起こってしまった場合を
考えてその時にどうするかを具体的にイメージ出来たから動きだせたのです。
考えてみるとフリーランスになろうと決めた瞬間も同じ気持ちだったことを思い出しました。
”もしフリーランスになって上手くいかなくても経験になるし、他の仕事すれば大丈夫!”
何か動き出すときはプラスなワクワクエネルギーはガソリンとしてもちろん必要ですが、
リスクを想定してそのリスクが起こってしまった場合の最悪の想定をして、その際にどうするのか心構えをすることで
どんな最悪なことが起こっても心にブレがなく行動が出来ます。
帰国後、彼に別れを告げ2年間の忙しすぎる彼との恋愛は終止符を打ちました。
別れるまではあんなにうじうじ悩んでいたのに
別れを言った後は拍子抜けするほどスッキリと晴れやかな気持ちでした。
悩んでいていた期間が長かった分、その彼には全く未練もなく
さあ!新しい恋愛に向けて動き出そうと決めました!
そしてここから本格的な婚活サバイバルに突入していくのです・・・。
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