CanvaのPDFがずれる原因と対処法|3つの症状別に徹底解説

「CanvaでPDFがずれて困った…。」そんな経験はありませんか。

実は、CanvaのPDFがずれる原因は一つではありません。

書き出し時・印刷時・読み込み時など、ズレが起きるタイミングによって原因も対策もまったく異なります。

そこで本記事では、PDFがずれる原因を3つの症状で診断し、その内容に合った対策をまとめました。

▶CanvaのPDFがずれる症状別診断

この記事を読み終える頃には、PDFがずれる原因を理解して、その原因にあった対策ができるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

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CanvaのPDFがずれる症状別診断

記事の冒頭でもお伝えした通り、CanvaのPDFがずれる症状は、主に3つのパターンに分けられます。

症状によって考えられる原因と対策が異なりますので、まずはご自身の状況がどの症状に当てはまるのか確認していきましょう。

症状①Canvaから書き出したPDFがずれる

Canvaの編集画面ではきれいに見えているのに、パソコンやスマートフォンにPDFとして保存したファイルを開くと、文字の位置や素材がずれてしまっている状態です。

▶︎ 「Canvaから書き出したPDFがずれる」場合の原因と対策はこちら

症状②書き出したPDFは正常なのに印刷するとずれる

保存したPDFファイルを画面で確認したときはきれいなのに、自宅のプリンターやコンビニのマルチコピー機で紙に印刷すると、端っこが切れたり全体の位置がずれたりしてしまう状態です。

▶︎「書き出したPDFは正常なのに印刷するとずれる」場合の原因と対策はこちら

症状③PDFをCanvaに読み込むとずれる

PDFデータをCanvaにアップロードして編集しようとしたときに、フォントが別のものに変わったり、レイアウトがバラバラになってしまったりする状態です。

▶︎「PDFをCanvaに読み込むとずれる」場合の原因と対策はこちら

ご自身の状況に一番近いものから読み進めていただければ、解決までの時間を大幅に短縮することができます。

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【症状①】Canvaから書き出したPDFがずれる

CanvaからPDFを書き出したときにずれてしまう場合は、Canvaの中での文字や素材の置き方が原因になっていることが多いです。

4つの具体的な原因と、それぞれの対策をわかりやすくご紹介します。

①フォントの置き換えによる文字ズレ 

②テキストボックスの余白不足による改行のズレ 

③素材の重なり・グループ化不足によるレイアウト崩れ 

④それでも直らない場合はテキストを画像化してPDFにする

①フォントの置き換えによる文字ズレ

PDFに書き出したときに文字の位置がずれる一番の原因は、使っているフォントがPDFにうまく引き継がれていないことです。

Canva以外の環境などで開いたときに、別のフォントに置き換わってしまい、文字の横幅が変わることでズレが発生します。

特に装飾性の付いた海外製フォントや文字幅のあるフォントは、PDFに変換するタイミングでサイズや位置がズレやすいため注意が必要です。

また、矢印や絵文字をはじめとする特殊な記号は、Canva以外の環境だと対応する文字コードが見つからない事例も存在します。

文字コードが存在しない結果として文字化けが生じ、「■」や「□」といった想定外の記号に変化してしまいます。

文字ズレや文字化けを防ぐための最も安全な対策は、Canvaに最初から入っている標準的な日本語フォントを選ぶことです。

お仕事で使う商用印刷物を作成する際は、汎用性の高いフォントを選ぶことでトラブルを回避できます。

文字のずれを防ぐおすすめのフォントは、以下のようなものがあります。

・Noto Sans JP…視認性が高く、すっきりとしたモダンな印象になります。

・MSゴシック…昔から広く使われている、定番のシンプルなフォントです。

・游ゴシック…上品で洗練された雰囲気になり、長文も読みやすいです。

表示崩れのリスクを下げるためには、デザインに使うフォントの数を1〜2種類に絞ることが大切です。

また、PDFとして保存する際には、フォント情報がしっかりとデータの中に保持される「埋め込み」の状態になっているか確認します。

フォントが正しく埋め込まれているかどうかは、無料版で利用できる「Adobe Acrobat Reader」を使ってチェックできます。

▼フォントの埋め込みを確認する具体的な手順は以下の通りです。

STEP
作成したPDFファイルをAdobe Acrobat Readerで開く

Canvaから書き出したPDFをAdobe Acrobat Readerで開きます。

STEP
画面左上にある「メニュー」をクリックし、メニュー内から「文書のプロパティ」を選択する
STEP
表示された設定画面の「フォント」タブを開き、「埋め込み表示」を確認する

文書のプロパティの設定画面が表示されるので、上部のタブより「フォント」をクリックします。

するとこの文書で使用しているフォントが表示されるので確認してみてください。

使用しているフォント名の右側に「埋め込みサブセット」と表示されていれば、PDFにデータが埋め込まれています。

一方でフォント名の右に何も記載がない場合や、フォント欄そのものが空欄の場合はフォントがPDFへ埋め込まれていません。

※ただしフォントの使用がなかったり、フォントを画像化してあったりする場合も空欄になります。

フォントが埋め込まれていない場合は印刷用PDFとして使用することができないので、元のデータとPDF書き出し手順を見直して、すべてのフォントがPDFへ埋め込まれるようにしましょう。

もしフォントの埋め込みが確認できない場合や、どうしても設定に不安があるときは「PDFのフラット化」を使って書き出します。

PDFのフラット化とは、バラバラになっている文字やイラストなどのデータを、すべて1枚の画像として統合する機能です。

文字情報を画像に変換して完全に固定するため、どのような環境で開いても文字の位置や形がずれることはありません。

書き出しを行う画面で「PDFのフラット化」にチェックを入れるだけで、簡単に設定を適用できます。

ただし、フラット化したPDFは後から文字を打ち直すことができなくなります。

修正が必要な場合は、必ずCanvaの元の編集画面で直してから、再度新しく書き出すようにしてください。

▶PDFのフラット化のやり方はこちら 

②テキストボックスの余白不足による改行のズレ

編集画面では1行に収まっている文字が、PDFにした瞬間に2行に改行されてしまい、レイアウトが崩れてしまうことがあります。

これは、文字を囲んでいる「テキストボックス」の横幅に余裕がないことが原因です。

解決するためには、文字を入力したテキストボックスの右端や左端を少し引っ張り、ボックスの中に「左右10%以上の余白」をあらかじめ確保しておきましょう。

また文字の行間が狭すぎる場合もズレの原因になります。

テキストの1行目と2行目の間、つまり改行した部分の行間が近いと文字ずれの原因になることがあります。

テキストボックスを選択し、上部に出るメニューバーから「高度な設定」をクリックし、行間隔を広くするように調整しましょう。

ボックスの中に十分なスペースがあれば、PDFにしたときに少し文字幅が変わっても、予期せぬ改行を防ぐことができます。

③素材の重なり・グループ化不足によるレイアウト崩れ

図形やイラスト上に文字を重ねている場合、PDFにするプロセスでそれぞれの素材の位置が微妙にずれてしまうことがあります。

これを防ぐためには、一緒に動いてほしい文字や素材を選択し、「グループ化」を行って1つのまとまりにしておきます。

▼グループ化する方法は以下の通りです。

STEP
Canvaの画面で素材を選択し、上部に表示されるメニューバーより「配置」をクリックする
STEP
左側に表示されたメニューより「レイヤー」をクリックし、まとめたい素材をCtrlキーを押しながら選択する

※ショートカットなら「Ctrl+G」(Macは⌘+G)でもグループ化できます。

これで複数の素材がひとつのまとまりとしてグループ化することができました。

グループ化することで、関連する素材をセットでまとめて移動させたり、サイズ変更したりすることが可能になります。

さらに、Canvaの「整列」機能を使って、素材同士の中心や端をきっちりと揃えて固定しておくことで、書き出し時のばらつきを防止できます。

▼整列機能の使い方は以下の通りです。

STEP
整列化させたい素材をCtrlキーを押しながら選択する
STEP
選択した素材を右クリックして、表示されたメニューから「素材を整列させる」を選択する

表示されたメニューから「素材を整列させる」をクリックし、揃えたい向きを選択しましょう。

今回は「左揃え」を選択しました。すると選択したすべての素材がきれいに整列します。

STEP
素材を右クリックして、メニューから「グループ化」を選択する

グループ化することで選択した素材は、整列化させたまま編集することができます。

このように整列機能とグループ化を併用することで、レイアウト崩れの影響を受けにくくすることができます。

④それでも直らない場合はテキストを画像化してPDFにする

上記①~③の方法を試してもどうしても文字がずれてしまう場合は、最終手段としてテキストを一度「画像」にしてしまう方法がおすすめです。

文字が入っている部分を一度PNGなどの画像形式で保存し、その画像をCanvaに貼り付け直してからPDFに書き出します。

▼具体的な手順は以下の通りです。

STEP
テキストデザインを完成させる

テキストデザインのみを新しい別のページに作成しても良いです。

STEP
画面右上の「共有」から「ダウンロード」をクリックし、ファイルの種類を「PNG」にして「ダウンロード」する

画面右上の「共有」をクリックし、「ダウンロード」を選択してください。

ダウンロード画面より、ファイルの種類を「PNG」にして「ダウンロード」ボタンを押してください。

ただし、テキストを画像に変換すると、場合によっては少し画質が落ちて見えてしまう可能性があります。

有料プランのCanva Proの場合、画質の調整が可能です。画質が気になる方はCanva Proを利用してみてください。

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STEP
ダウンロードした画像をCanvaの「アップロード」から再度読み込みます。

Canvaのホーム画面より「アップロード」を選択し、アップロード画面から「ファイルをアップロード」します。

STEP
画像をアップロードしたら、上部のメニューバーより「切り抜き」を選択し、必要なデザイン部分だけを切り取る

デザイン全体をアップロードした場合は、必要な部分のみを切り抜きましょう。

STEP
切り抜いた画像をCanvaにアップロード後、元の画像の上に配置する

こうすることで文字ではなく画像として扱われるため、フォントやエフェクトの影響を受けなくなります。

どんな環境でPDFを書き出しても、文字の位置や形がずれることはありません。

こだわりのデザインをそのままPDFに書き出したいときの最終手段として覚えておきましょう。

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【症状②】書き出したPDFは正常なのに印刷するとずれる

画面に映るPDFはきれいで問題がないのに、紙に印刷したときだけずれてしまう場合は、書き出し時の形式選びやプリンター側の設定が関係しています。

ここでは、印刷トラブルを未然に防ぐための2つのチェックポイントを確認してみましょう。

①PDF形式の選び間違いによる印刷ズレ

②プリンタの自動拡縮によるズレ

①PDF形式の選び間違いによる印刷ズレ

CanvaでPDFを保存するときには、「デジタル(標準)」と「プリント(印刷)」の2つの選択肢があります。

「デジタル(標準)」と「プリント(印刷)」の違いを以下の表にまとめました。

特徴デジタル(標準)プリント(印刷)
主な用途Webサイトでの閲覧、メール添付、プレゼン資料チラシ、名刺、パンフレット、ポスターなどの紙媒体への印刷
解像度 (dpi)96 dpi(低解像度・軽量)300 dpi(高解像度・印刷品質)
カラーモードRGB(画面表示用)のみRGB(画面表示用)またはCMYK(印刷インク用)を選択可能
※ただしCMYKはCanva Proのみ(有料、30日間の無料トライアルあり)
入稿用設定設定不可トリムマーク(トンボ)と塗り足し、フラット化の設定が可能
特徴ファイルサイズが小さく、画面で見やすい画質が綺麗で、色が正しく印刷されやすい

「デジタル(標準)」はデータの軽さを優先し、「プリント(印刷)」は画像の鮮明さや裁断ミスを防ぐための情報を優先しています。

ホームページでの配布やメール添付には「デジタル(標準)」を、紙にきれいに印刷したいときは「プリント(印刷)」を必ず選んでください。

名刺やポスターなど紙への出力を前提とする場合は、印刷用を選ぶことで、色がプリンター向けに調整され、画質もきれいに仕上がるため、印刷時のズレやボヤけを防ぐことができます。

用途に合わせた正しいファイル形式を選ぶことが、高品質な印刷物を作るための第一歩となります。

▶「デジタル(標準)」と「プリント(印刷)」の設定手順はこちら 

②プリンタの自動拡縮によるズレ

PDFを自宅のプリンターで印刷する際に位置がずれる大きな原因は、デザインのサイズ設定と用紙サイズが違っているためです。

Canvaで作成したキャンバスサイズ(例:A4)と、実際にプリンターへセットする用紙のサイズが異なると、全体が意図しない縮小や拡大をされてズレが生じます。

Canvaでできる効果的な対策として、Canvaのプリントサービスを利用しましょう。

Canvaには「自分のプリンターを使用する」という機能があり、PDFをダウンロードしなくても、Canvaの画面から自分のプリンターに直接印刷することができます。

▼Canvaで直接自宅プリンターに印刷する手順は以下の通りです。

STEP
デザインを開き、「共有」を選択する

デザイン画面の右上にある「共有」をクリックします。

STEP
「すべて表示」を選択する

表示されたメニューから「すべて表示」を選びます。

STEP
「自分のプリンターを使用する」を選択し、プリンターと接続する

「その他のオプション」の中から「自分のプリンターを使用する」を選択してください。

すると「プリンターと接続しています」と表示されるので、接続されるのを待ちます。

STEP
印刷設定をカスタマイズし、「印刷」を選択する

プリンターの接続が終わると、印刷メニューが表示されます。

プリンターの種類や部数・印刷するページなどを設定してください。

加えて、「その他の設定」をクリックすると「用紙サイズ」「拡大/縮小」などの細かい設定ができます。

「用紙サイズ」が、「A4」サイズ( 210mm×297mm )など正しいものになっているか確認しましょう。

そして倍率が100%になっているか、または自動拡大・自動縮小されていないかを必ず確認してください。

「実際のサイズ」で印刷を選ぶと、Canvaで作った通りの大きさでぴったりと印刷されます。

最後に印刷設定が正しいか確認してから、「印刷」ボタンをクリックしましょう。

画面上のデザインと紙の結果が合わないときは、印刷実行時の「用紙サイズ」と「倍率設定」を確認してください。

▼Canvaで作成したデザインを印刷する手順について、もっと知りたい方は『【完全版!初心者OK】Canvaでチラシデザイン作成→印刷業者でデータ入稿&印刷する全手順』の動画をご覧ください。

【症状③】PDFをCanvaに読み込むとずれる

Canvaには既存のPDFを読み込んで再編集する便利な機能があります。

しかしお手持ちのPDFをCanvaにアップロードして編集しようとしたら、デザインがずれてしまったというご相談もよくいただきます。

Canvaに読み込んだ後の修正作業を効率化するための原因と対策ポイントを解説します。

編集用データへの再構築によるズレ

崩れたレイアウトを直す時のポイント

編集用データへの再構築によるズレ

外部からPDFをCanvaに読み込む機能はとても便利ですが、これは単に画像として貼り付けるのではなく、Canvaが「文字やイラストを編集できるように分解して並べ直す(再構築)」という作業を行っています。

そのため、Canvaの中にないフォントが使われていたり、複雑なレイアウトだったりすると、どうしても完全に再現することができず、配置がずれてしまいます。

▼PDFをCanvaに読み込む方法は簡単です。

上記のようにホーム画面の右上にある「アップロード」を選択し、ファイルをアップロードするだけです。

ただし、読み込みはあくまで「編集素材の取り出し」として捉え、100%の再現は期待しすぎないことが大切です。

まずはインポート機能を試してみて、崩れが激しい場合は手動での微調整が必要になることをあらかじめ想定しておきましょう。

崩れたレイアウトを直す時のポイント

アップロードしたPDFのレイアウトが崩れてしまったとき、すべてのデザインを1から元通りに直そうとすると、とても時間がかかってしまいます。

効率的に修正を進めるコツとしては、崩れてしまった細かい装飾は一度削除してしまい、文字の間隔や写真の位置など、どうしても直したい大切な部分だけをCanvaの使い慣れた素材やフォントで置き換えていくことです。

例えば、文字が大きくずれて重なっている場合は、一度テキストボックスを削除して新しく文字を入力し直した方が手早く修正できます。

また、ロゴや複雑なイラストが崩れている場合は、元のPDFから該当箇所だけを画像として切り出して貼り付ける方が、見た目の再現性は高まります。

▶デザインを画像化して貼り付ける方法はこちら

大切な部分だけを整えるようにすると、短い時間で素敵なデザインに蘇らせることができます。

「すべてをCanvaの素材で再現しようとしない」ことが、インポート後の修正における最大のコツです。

Canvaの無料プランでも約470万点の素材を利用できますが、Canva Proでは1億4,100万点以上のプレミアム写真・イラスト・動画素材が使えるようになります。

そのため、
・イメージに合う写真がなかなか見つからない
・フリー素材感のあるビジュアルになってしまう
・毎回、素材探しに時間がかかる

といった悩みを感じている方には、Canva Proがおすすめです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

【PC・スマホ別】CanvaからPDFをずれずに書き出す手順

それでは実際にCanvaを使って、PDFをずれずに保存する具体的な手順をパソコン版とスマホアプリ版に分けて解説します。

それぞれの正しい手順を把握しておくことで、設定ミスによる書き出しトラブルを防げます。

特に印刷用途での保存は、チェック項目の有無が仕上がりに直結するため、一歩ずつ丁寧に進めていきましょう。

PC版|Web配布用と印刷入稿用の書き出し手順

スマホアプリ版|CanvaからPDFを保存する手順

PC版|Web配布用と印刷入稿用の書き出し手順

パソコンのブラウザから書き出す際の手順です。画面が大きく細かな設定もしやすいため、データの作成はパソコンで行うのがおすすめです。

▼【PC版】CanvaからPDFをずれずに書き出す手順は以下の通りです。

STEP
Canva画面の右上にある「共有」ボタンをクリックする
STEP
表示されたメニューから「ダウンロード」を選択する
STEP
「ファイルの種類」の項目で、「PDF(文書および印刷物に最適)」を選ぶ
STEP
プリセットで用途に合わせて「デジタル」または「プリント」に切り替える

ここでWeb配布用なら「デジタル」、印刷入稿用なら「プリント」に切り替えます。

メール送信やオンライン配布が目的か、あるいは印刷会社への入稿が目的かによって、適切な出力オプションを使い分けてください。

STEP
プリント(印刷入稿用)の場合は、カラープロファイルで「RGB(デジタル用に最適)」または「CMYK(プロ品質の印刷に最適)」を選択する

デジタル(Web配布用)を選んだ場合は設定できませんが、プリント(印刷入稿用)を選んだ場合はカラープロファイルの種類を選択できます。

▼RGBとCMYKの違い

RGB(デジタル用に最適):スマホやパソコンなどの画面で見るための光の3原色(赤・緑・青)です。 色鮮やかに見えますが、そのまま紙に印刷するとくすんでしまいます。

CMYK(プロ品質の印刷に最適):インクの4原色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)で、紙に印刷するための色の表現方法です。 印刷用のPDFで保存することで、このCMYKに適した色合いに自動で変換されます。

Canvaの無料プランでは主にRGB形式での出力となりますが、有料プラン(Canva Pro)では印刷に最適なCMYK形式を選択可能です。

RGBで作成した鮮やかなデザインをそのまま印刷すると、インクでは再現できない色がくすんで仕上がることがあります。

画面通りの美しさを追求したい印刷物の場合、ダウンロード時にカラープロファイルを「CMYK」に変更することで、印刷機が正しく色を解釈できるデータを作成できます。

STEP
高度な設定より「トリムマークと塗り足し」「PDFのフラット化」にチェックを入れる

▼トリムマークと塗り足しとは?

印刷所にデータを入稿する際や紙を綺麗にカットしたいときは、「トリムマークと塗り足し」を設定しておく必要があります。

印刷物を機械でカットする際、どうしてもミリ単位のわずかなズレが発生し、紙の端に白い余白が残ってしまうことがあります。

これを防ぐために、あらかじめデザインを仕上がりサイズより数ミリ大きく広げて配置しておく設定が「塗り足し」です。

そして、カットする位置を示す目印が「トリムマーク(トンボ)」と呼ばれます。

CanvaでPDFを書き出す際に「トリムマークと塗り足し」にチェックを入れて保存することで、白いフチや意図しないズレのないプロのような仕上がりになります。

▼PDFのフラット化機能を活用する

どうしても解決しないズレを防ぐため、書き出しの際には「PDFのフラット化」を活用しましょう。

PDFのフラット化とは、バラバラになっている文字や複数のイラスト、背景のレイヤーをすべて「1枚の画像」として変換する機能です。

フラット化を行うことで、フォントが引き継がれなかったり素材の位置が変わったりするトラブルを防ぎ、見たままのレイアウトを維持できます。

しかし、デメリットとして後からテキストの打ち替えや修正ができなくなったり、ファイルサイズが大きくなったりします。

Canvaで元のデータを複製して保存してから、フラット化を実行するようにしましょう。

STEP
設定が正しいか確認してから、一番下の「ダウンロード」ボタンをクリックする

▼Canvaの印刷方法についてもっと詳しく知りたい方は、『Canva印刷完全ガイド|5つの印刷方法と失敗しないコツを徹底解説』をご覧ください。

スマホアプリ版|CanvaからPDFを保存する手順

▼スマートフォンやタブレットのアプリから保存する際の手順です。

STEP
スマホアプリ版Canvaを開き、画面右上にある「上向き矢印(共有)」アイコンをタップする
STEP
表示されたメニューの中から「ダウンロード」をタップする
STEP
ファイルの種類をタップし、「PDF(文書および印刷物に最適)」を選択する
STEP
プリセットで用途に合わせて「デジタル」または「プリント」に切り替える

Web配布用なら「デジタル」、印刷入稿用なら「プリント」に切り替えてください。

STEP
プリントの場合は、カラープロファイルで「RGB(デジタル用に最適)」または「CMYK(プロ品質の印刷に最適)」を選択する

▶RGBとCMYKの違いについてはこちら

STEP
高度な設定より「トリムマークと塗り足し」「PDFのフラット化」のスイッチをオンにする

▶「トリムマークと塗り足し」「PDFのフラット化」についてはこちら

STEP
一番下にある紫色の「ダウンロード」ボタンをタップする

これで、スマートフォンからでも崩れのないきれいなPDFを保存することができます。

ダウンロードされたPDFを保存した後は必ずAdobe Acrobat Readerでファイルを開いて確認しましょう。フォントや画像にずれがないか確認してください。

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CanvaのPDFずれを防ぐ印刷前チェックリスト

印刷を実行する前や、大切な人にPDFを送る前に、このリストを使ってセルフチェックしてみましょう。

これらのポイントを確認するだけで、PDF出力時や印刷後の致命的なミスを未然に防ぐことができます。

①フォントは標準的なものが使われており、埋め込みされていますか
②テキストボックスの上下左右に10%以上の十分な余白がありますか

③バラバラになってほしくない関連素材はグループ化されていますか
④用途に合った正しいPDF形式(デジタルまたはプリント)を選んでいますか
⑤印刷用途の場合、トリムマークと塗り足し、PDFのフラット化の設定がされていますか
⑥印刷する際のプリンター設定で、倍率が100%(実際のサイズ)になっていますか

チェック項目確認のポイント対策
フォントの選定Noto Sans JP等の標準フォントか互換性の高い書体へ変更
テキストボックス左右に10%以上の空きがあるかボックスの幅をマウスで広げる
要素のグループ化セットの素材が紐付けられているか右クリックで「グループ化」実行
書き出し形式用途(Web用か印刷用か)に合っているか形式を正しく切り替える
詳細設定トリムマークと塗り足し、フラット化にチェックを入れたかダウンロード時のオプションを確認
印刷設定印刷倍率が「100%」になっているか印刷ダイアログで「実際のサイズ」を選択

このリストをブックマークやスクリーンショットで保存しておき、確認を行う習慣をつけるのがおすすめです。

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Canvaの操作に慣れてくると、「もっと自分らしいおしゃれなデザインを作ってみたい」「お仕事に活かせるチラシやバナーを作れるようになりたい」という気持ちが自然と湧いてくるかもしれません。

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受講された方のお声

ここでは、実際にゼロから学べるCanvaWebデザイン完全講座を受講された方のお声をご紹介させていただきます。

もともとクラス内で試行錯誤しながらポスターを作成していましたが、受講を通じて「こういうものを作りたい」というイメージをより具体的に形にできるようになりました

例えば、子どもたちの挨拶を良くしたいと思い、挨拶目標を示すポスターを作成しました。色や素材を工夫し理想的な挨拶の姿を表現することで、子どもたちもポスターを見ながら意識を高めていったと感じます。


受講したことで自分のアイデアをより効果的に形にできるようになり、子どもたちにも良い影響を与えられるようになったと実感しています。


男性、30代、東京都、教員
▶︎ 実際のインタビュー記事はこちら

「私はこうやって作ったけど、こういうやり方のほうが時短になるんだ」とか、「この方法のほうが見栄えが良くなるんだな」といった気づきがたくさんあって、さらに深く学ぶきっかけになりました。

また、アプリの使い方も印象的でした。普段はうまく使えていなかったアプリも、「こういうふうに使えばグラデーションになるんだ」「テキストをこう変えられるんだ」といった発見がありました。


日本語に対応しているかどうかもスライドに記載されていて、「これが日本語対応なんだ」とメモしておけるのもありがたかったです。


女性、50代、個人事業主・フリーランス
▶︎ 実際のインタビュー記事はこちら

Canvaでは文字の強調方法やエフェクトの使い方を学びそれまで単調だったデザインを、アニメーションなどで動きを加え、表現力豊かに仕上げられるようになりました。

今では発信に欠かせないツールとなりもう崇拝するレベルで活用しています。

女性、50代、宮城県、個人事業主・フリーランス
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CanvaのPDFずれに関するよくある質問

ここではみなさんからよく寄せられる、PDFの保存や印刷に関する質問にお答えします。

CanvaのPDFで文字がぼやける・にじむのはなぜですか?

PDFを保存する際に「PDF(デジタル)」を選んでいると、画像や文字が少し圧縮されてぼやけて見えることがあります。

デジタル形式はファイルサイズを小さくするために画像の解像度を落とす仕様となっており、特に文字を画像化した後にこの形式で保存すると、エッジが不明瞭になることがあります。

その場合は、保存時のファイルの種類で「PDF(プリント)」を選んでみてください。

プリント形式は高解像度(300dpi)でデータを保持するため、拡大しても文字やロゴの輪郭がくっきりと美しく保たれます。

スマホアプリ版のCanvaからPDFを書き出す際も同様にずれますか?

はい、スマートフォン版でもPC版でも処理の仕組みは同じですので、テキストボックスの余白が足りないと文字がずれて改行されてしまうことがあります。

むしろ画面サイズが小さいために、編集時に文字の重なりや境界線のギリギリ配置に気づきにくいというリスクも考慮しなければなりません。

スマートフォンで作業する場合も、画面の細部を拡大確認し、テキストボックスは幅を少し広めにとっておくように意識します。

PC版と同じく「フラット化」「余白確保」の対策を漏れなく適用するようにしてください。

デバイスを問わず、本記事で紹介した対策を実施してみましょう。

印刷用のPDFで「トンボと裁ち落とし」は必ず設定すべきですか?

ご自宅のプリンターで印刷する場合は設定しなくても大丈夫ですが、印刷会社へ入稿する場合は基本的に設定が必要です。

トンボ(トリムマーク)と裁ち落とし(塗り足し)を設定しておくことで、紙を断裁したときに白いフチが出てしまうのをきれいに防ぐことができます。

これらが設定されていないと、印刷会社からデータの再提出を求められることもあります。

美しい仕上がりを目指すなら、背景のデザインを「塗り足し領域」まで広げ、トンボを付けて書き出すのが鉄則です。

フラット化したPDFは後から文字を編集できますか?

いいえ、フラット化を施して書き出したPDFは、文字情報が完全に1枚の画像として固められてしまうため、後から文字を打ち直すことはできなくなります。

編集を行いたい場合は、必ずCanvaの元のデザイン画面(編集画面)で修正を行い、再度PDFとして新しく書き出すようにしてください。

PDFを共有する際は、必ず手元にCanvaの編集用データを残しておくようにしましょう。

まとめ

本記事では、CanvaのPDFがずれる原因と解決策について以下の内容をご紹介しました。

CanvaでPDFがずれてしまう問題は、適切な知識と設定ができれば解決できることが多いです。

トラブルに直面した際は、今回ご紹介した症状別診断と解決方法をぜひ活用してみてください。

あなたの心が詰まったデザインが、思い描いた通りの美しい形で仕上がることを応援しています。

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