【時短&伝わる】生徒に刺さる授業プリントの作り方5ステップを紹介

せっかく作ったプリント、子どもたちが全然読んでくれない…そんな経験ありませんか?

“このプリント、分かりづらい”って顔されると、ちょっと凹みますよね。

限られた時間の中で生徒にとってみやすい、わかりやすいプリントを毎日作るのは本当に大変です。

デザインのプロとして活動してきた私は、これまで多くの学校現場で先生方に向けて「教育×デザイン」をテーマにした研修を重ねてきました。

資料作成の基本から、視覚的に伝えるテクニックまで、実践的なスキルを数百人の先生方に直接お伝えしています。

成田市立西中学校で教員・生徒向けCanvaセミナーをさせていただきました

授業プリントは、ちょっとした工夫で“伝わり方”も“生徒の反応”も劇的に変わります。

ただし、忙しい先生方にとっては、毎回じっくりデザインを考える余裕はありませんよね。

そんな小・中・高校の先生方の悩みに対して、私はさまざまなデザインツールを用いて“時短とクオリティ”の両立ができる方法を検証・提案してきました。

また、実際に私がサポートさせていただいた学校では

  • プリント作成時間が大幅に短縮した
  • 見た目が整い、生徒が手に取りやすくなった
  • イラストや図解で、理解度アップにつながった

など、多くのお喜びの声をいただいています。

この記事では、私の実体験や研修でのフィードバックをもとに生徒の理解を深め、成績アップにもつながるプリント作成のポイントをお伝えしていきます。

記事をお読みいただいた最後には、プリント作成に悩む時間を消費する日々とはお別れできることを保証します。
ぜひ実践してみてくださいね。

目次

成績アップにつながるわかりやすい授業プリントの作り方14個のポイント

ここからは、中学校2年生・社会科「江戸幕府の成立」の授業プリントを題材に、わかりやすく成績アップにつながるプリント作成のポイントを14個ご紹介します。

1.タイトルを明記する

授業プリントには、必ずタイトルを明記しましょう。

授業の意図が明確になることで、生徒は「何を学べばよいのか」をすぐに把握できるようになり、集中力や授業への取り組み姿勢が向上します。

例えば、プリント冒頭に「江戸幕府の成立を理解しよう」とタイトルを記載すると、生徒は授業テーマを瞬時に理解できます。

また、タイトルをつけることは生徒だけでなく、教員にとっても大きなメリットがあります。

実際に現場では、後からプリントを見返したり別の年度に再利用したりする際に、タイトルがあることで「どの学習単元のプリントか」がすぐに分かり、管理や活用が格段にしやすくなるという声が多く聞かれます。

このように、タイトルを明確に示すことは生徒の学習意欲を高めるだけでなく、教員自身の授業準備や資料管理の効率化にもつながります。

2.教科書の該当ページを記載する

授業プリントには、教科書の該当ページを必ず記載しましょう。

教科書ページを明記しておくことで、生徒が授業内容を復習したり、わからない箇所を調べ直す際に、すぐに必要な情報へアクセスできるようになります。

例えば、プリントの冒頭や欄外に「教科書23〜25ページを参照」と記載しておくと、生徒は迷うことなく該当箇所を確認できスムーズに復習を進められます。

さらに、授業の最後に学習内容の定着を図るワークとしてプリントを使用する場合も、教科書ページを記載しておくと、生徒にとってとても親切で使いやすいプリントになります

教科書を手元に置きながら取り組むことで理解が深まり、自主学習の質も高まります。

ただし、次のような注意点があります。

教科書は出版社が6社ほどあり、使用する教科書が変わるとページ数も異なります
また、同じ会社の教科書であっても5年ほどの周期で改訂されるため、そのたびに該当ページの記載を修正する必要があることも意識しておきましょう。

場合によっては、プリント内に問題の解き方や簡単な解説をつけて、教科書が手元になくても生徒が解けるように工夫しておくと、より便利なプリントになります

こうしたひと手間を加えることで、生徒の自主学習をより強力にサポートし、学習効率を大きく高めることができます。

3.通し番号を振る

授業プリントには、必ず通し番号を振りましょう。

通し番号を振ることで生徒がプリントを整理しやすくなり、授業の流れを体系的に理解・管理できるようになります。

例えば、プリント右上に【社会科プリント No.5】と記載しておくと、生徒は「No.5だから江戸幕府の回だな」とすぐに認識できます。

また、復習時にも「どの単元の内容か」が一目でわかるため、必要なプリントをすぐに探し出せて学習効率が高まります。

ファイリングや整理もスムーズになり、自主学習の際にも役立ちます。


4. 余白をしっかり確保する

授業プリントは、余白を十分にとって作成しましょう。

適切な余白があることで、プリントが見やすくなり、生徒がストレスなく読めるようになります。

また、メモを書き込むスペースが確保されるため、学習内容の理解と定着を助けます。

例えば、左右に2.5cm以上の余白を取り、本文の下にもメモスペースを設けると、生徒は授業中に自由にメモを書き込み、自分なりのノートとして活用が可能です。

特におすすめは、B5サイズの用紙に印刷し上下左右に2.5cm程度の余白を確保することです。

生徒が普段使用するノートは基本的にB5サイズなので、余白をしっかり取ることで、プリントをノートにきれいに貼り付けてもはみ出さず、使いやすいサイズに収まるからです

もちろん、解説や問題の量との兼ね合いも考慮する必要はありますが、余白をしっかり確保することで読みやすさが格段に向上します。

結果として生徒の視認性と学習意欲が高まり、プリントの活用度もアップします。

▼Canvaでプリントを作るならグリッド線が便利です。追加方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

5. 復習問題を作る(視覚的要素を入れる)

授業プリントには、必ず視覚的な要素を含めた復習問題を入れましょう。

図やイラストを取り入れることで生徒は抽象的な内容を具体的にイメージしやすくなり、記憶の定着が促進されます。

社会科なら地図や年表、理科なら実験図や観察記録などを活用することで、教科を問わず学習効果の向上が可能です。

視覚的要素を取り入れた復習問題は生徒の理解を深め、記憶に残りやすい効果的な学習サポートになります。

6. ワークを入れる(重要ポイントを箇条書きでまとめる)

授業プリントには、重要ポイントをまとめたワークを必ず入れましょう。

授業で学んだ内容をすぐにアウトプットできる場を作ることで、生徒が自らの理解度を確認でき記憶への定着がより確実になります。

例えば「江戸幕府の特徴」を箇条書きでまとめた後に、「特徴を一言でまとめよう」という記述欄を設けると、生徒は学んだ内容を自分の言葉で整理できます。

また、重要語句リスト(例:「幕藩体制」「征夷大将軍」など)を作り、「次の言葉の意味を簡単に書いてみよう」というワークを加えると理解の確認が可能です。

さらに、このように自分の言葉で内容をまとめたり発信する形式を取り入れることは、学習の定着にとても効果的です。

実際に「ラーニングピラミッド」という教育理論では、受け身の学習(講義を聞くだけ、読むだけ)よりも、アウトプット(まとめる、教えるなど)を伴う学習のほうが定着率が圧倒的に高いことが示されています。

ワーク形式でアウトプットの機会を設けることで、生徒の主体的な学びを促し、理解度と記憶の定着を同時に高めることができます。

7. 見出しやセクションごとに白黒で整理する

授業プリントでは、見出しやセクションごとに白黒の濃淡や装飾を使って整理しましょう。

学校現場では、基本的にプリントは白黒印刷が標準です。

カラー印刷は予算の制約やコピー機の仕様(黒色対応のみ)から制限されているため、最初から白黒を前提にデザインすることが重要です。

例えば、見出しを太字+大きめのフォントにするまとめポイントに、グレー背景を設定する重要語句に下線や囲み線をつけるなどといった工夫で、十分に視覚的な整理効果を得ることができます。

もし、プリントをタブレット配信用のデータとして活用する場合は、カラー装飾(例:水色の見出し、黄色のまとめ欄)を取り入れるのも有効です。

このように、白黒印刷を前提としたデザインを意識しつつ、必要に応じてカラー対応も視野に入れることで、実用性の高い授業プリントを作成できます。

8. フォント・サイズ・行間に統一感を持たせる

授業プリントでは、フォント・サイズ・行間に統一感を持たせましょう

フォント・サイズ・行間に統一感があると、プリント全体がすっきり見やすくなり、生徒の集中力を妨げずにスムーズな学習が可能になります。

例えば、本文は教科書体12pt、行間は1.0倍に設定し、見出しは太字14ptにするなど、あらかじめフォントやサイズ、行間を統一しておくとよいでしょう。

本文の途中でフォントや大きさがバラバラだと、生徒は視線を移すたびにストレスを感じてしまい、内容に集中できません。

さらに、使用するフォント選びにもこだわるとより効果的です。

学校で使用する授業プリントの場合のおすすめのフォントは以下です。

  • UDフォント(ユニバーサルデザインフォント:学びの多様性に対応した読みやすい設計)
  • 教科書体(小学校・中学校の教科書に近い読みやすいデザイン)
  • 丸ゴシック(柔らかい印象で親しみやすい)
  • 遊ゴシック・遊明朝(現代的で整ったバランス)

特にUDフォントは読みやすさを重視して作られているため、すべての生徒にとってストレスの少ない読み取りをサポートできます。

逆に、「正楷書体」は一見きれいに見えますが、糸偏など一部の文字が崩れてしまうため、学習用途のプリントには不向きです。

フォント・サイズ・行間に統一感を持たせ、さらに適切なフォントを選ぶことで、生徒が自然に内容へ集中できる読みやすいプリントを作ることができます。

フォント選びに迷った際は、現在mikimiki webスクールでプレゼントしている「Canvaおすすめフォント集」をぜひご活用ください。

日々Canvaを使っている私が厳選した、今すぐ使えるCanvaのおすすめフォントを公式LINEに登録いただいた方限定でプレゼントしています。気になる方はチェックしてみてくださいね。

9. 重要語句にアンダーラインや枠囲みを入れる

授業プリントでは、重要語句にアンダーラインや枠囲みを入れて強調しましょう。

視覚的に強調することで、どの部分が特に重要なのかが一目でわかり、復習時にもすぐに確認できるため、学習効率が格段に向上します。

例えば、「征夷大将軍」「幕藩体制」などの重要語句に赤色のアンダーラインを引き、さらに赤枠で囲むことで、生徒はその語句がテストや理解のポイントだとすぐに認識できます。

また、強調する際には「やりすぎ」に注意が必要です。

アンダーラインや枠囲みを多用しすぎると、逆に「何が本当に大事なのか」がわかりにくくなってしまうため、強調する語句や説明は数を絞ることが大切です。

さらに、強調の方法としては、ゴシック体にして太字にするなど、アンダーライン以外の工夫も効果的です。

複数の強調手法をバランスよく使い分けることで、プリント全体の見やすさが格段に向上します。

重要語句を適度に、かつ効果的に目立たせることで、生徒の記憶定着と学習効率を大幅に高めることができます。

10. アイコン・ピクトグラムを活用する

授業プリントでは、アイコンやピクトグラムを活用して情報を視覚的に補助しましょう。

アイコンを使うことで、内容の意味を直感的に伝えることができ、生徒の理解を促し、学習への興味・関心を高めることができます。

例えば、復習問題セクションには「メモ」アイコン、注意事項には「注意」アイコンを配置すると、生徒は文章を読まなくても「ここに注目すべきだ」とすぐに理解できます。

さらに、実はイラストよりも、シンプルなアイコンやピクトグラムを使った方が効果的な場合もあります。

視覚情報が少ないためインプットの邪魔にならず、内容理解を妨げにくいのが大きなメリットです。

重要なポイントを印象付けたい場合には、キャラクターに吹き出しをつけて「ここが大事!」とセリフで伝える方法も効果的です。
これにより、生徒の注意を自然に引きつけながら、楽しく要点を押さえることができます。

アイコンやピクトグラムをうまく活用して視覚的にわかりやすいプリントを作ることで、生徒の学習意欲を引き出し理解度を高めることができます。

11. 図・イラスト・写真を使う

授業プリントには、図・イラスト・写真を積極的に取り入れましょう

視覚的な情報は、文字だけでは伝わりにくい内容を直感的に補完してくれるため、生徒の理解力や記憶定着を大きくサポートします。

例えば、江戸幕府成立のプリントでは徳川家康の肖像画(フリー素材)や江戸城のイラストを使うことで、教科書の文章だけではイメージしづらい歴史的背景をよりリアルに想像できるようになります。

理科なら、実験手順を図で示すことで、生徒は工程を一目で把握しやすくなります。

さらに、教科や内容によって、図・イラスト・写真の活用度合いを使い分けることが重要です。

社会科であれば人物や建物などの視覚的要素はとても効果的ですので、図やイラストを多めに取り入れて問題ありません。
一方、数学では図形単元やグラフの解説に図式を活用すると効果的ですが、国語や英語では図の必要性は低く、基本的に文字情報中心で問題ありません。

また、ピクトグラムと併用する場合は情報が多すぎて混乱しないようにバランスを取ることも大切です

図やイラストを適切に取り入れることで、生徒の直感的な理解と記憶の定着を大きく促進できます。

12. 成功体験をつくる簡単な問題からスタート

プリントの最初には、成功体験をつくる簡単な問題を配置しましょう

冒頭で「できた!」という達成感を得ることで、生徒のやる気が高まり、その後の学習に積極的に取り組むモチベーションが生まれます。

例えば、年号並び替え問題(「家康の時代順を並べよう!」)のような基本的で正解しやすい問題からスタートすると、生徒は自然と「自分はできる」という自信を持ちながら授業に臨めるようになります。

社会科であれば、教科書やプリントの解説部分を見れば誰でも解けるような問題を最初に用意しましょう。
そこから標準問題、そして応用問題へと段階的にレベルアップしていく流れを作ると効果的です。

このように簡単な問題で成功体験をつくり、生徒に「自分はできる!」という自信を与えることで、学習意欲を高め授業全体に良い流れを生み出すことができます。

13. 自己評価チェックボックスをつける

授業プリントには、自己評価用のチェックボックスを設けましょう

生徒が自分自身で学習の達成度を確認できるようになり、振り返りと自主的な学習態度を自然に促進することができます。

例えばプリントの最後に、

☑ 江戸幕府がどのように成立したかわかった
☑ 幕藩体制のしくみが説明できる
☑ 重要語句を理解できた

といったチェックリストを付けると、生徒は「どこまで理解できたか」を自分で確認でき、復習が必要な部分にも気づきやすくなります。

さらに、スペースに余裕がある場合は、各問題番号の横に小さなチェックボックスを設ける方法も効果的です。


例えば、

☑ ① 徳川の初代将軍は誰か

といった形で、問題番号の前にチェックボックスを配置すると、問題文の長さに影響されず、レイアウトがきれいに揃います。

これにより、生徒が回答後に「できた!」という小さな達成感を得やすくなり、プリント全体をストレスなく進めることができます。

自己評価チェックボックスを設けることで、生徒が主体的に自分の学びを振り返る力を育て、学習意欲と自立心を自然に伸ばすことができます。

14. 次の授業への「予告」を入れておく

授業プリントの最後には、次回授業の予告を入れましょう

次回の学びへの期待感や連続性を持たせることで、生徒の興味関心を持続させ、次回の授業にスムーズに接続できます。

例えば、

「参勤交代や五街道」について学びます。江戸幕府はどのように人々を統制していたのか、交通や法令から探っていきます!

という予告文をプリントの最後に記載すると、生徒は次回の授業への準備意識を持ち、興味を持ちながら学びに臨むことができます。

さらに、軽い予習課題を出しておくことで次の授業の理解がより深まり、学びがより能動的になります。

予告を入れるかどうかは、プリントのスペースに余裕があるかを見て判断しましょう。
スペースが限られている場合は無理に入れる必要はありませんが、可能であれば、次回へのつながりを意識させる工夫をすると効果的です。

次回予告をプリントに入れることで学習の連続性を作り出し、生徒の主体的な学びと興味を引き出すことができます。

授業プリントの作り方の基本5ステップ

ここでは、Microsoft Wordを使った理科の『光合成』の授業プリント作成手順を5つのステップで解説します。

Step 1|1プリント1テーマを徹底しよう

授業プリントを作成するときは、1プリントにつき1テーマを徹底しましょう。

学習の焦点が明確になり、生徒の理解が深まります。

例えば「植物の光合成」に絞るなら、呼吸や蒸散の内容は入れず光合成の仕組み・条件だけを記述します。

テーマの混在を避けるためにも、1プリント=1テーマで構成にすることがおすすめです。

Step 2|レイアウトや形式を決める

あらかじめレイアウトやサイズなどの形式を決めてから作成を始めましょう


使いやすく統一されたプリントに仕上がり、作成効率も上がります。

中学校の場合はサイズは基本的にB5で、「目的・手順・結果・考察」のような項目枠をあらかじめ作っておきます。

レイアウトやサイズなどの形式を最初に決めると、編集がスムーズに進みます。

Step 3|使用する資料・イラスト・表などを用意する

Wordで使用する資料・イラスト・表などはあらかじめ用意しておきましょう

作成途中の手戻りが減り、効率よく作業できます。

いらすとや:https://www.irasutoya.com/
イラストAC:https://www.ac-illust.com/

例えば、「光合成」のプリントでは、光合成の仕組みを表す図(例:葉の構造と物質の出入りを示した図、明反応・暗反応の概略図など)や、関連する化学反応式、実験結果のグラフなどを事前にWordに貼れるよう保存しておきます。

画像や表を準備してからWordに取りかかるのがコツです。

Step 4|全体の流れ・順序を組み立てる

全体の流れ・順序(構成)を組み立ててから文章を入力しましょう

順序立てた内容は、生徒にとって理解しやすくなります。

Wordで「導入→展開→まとめ」の順に段落を分け、セクションタイトルで整理します。

Wordでは見出し機能も活用し、構成に沿って進めましょう。

Step 5|デザインや配置を調整して完成させる

最後にデザインや配置を調整して完成度を高めましょう

視認性が上がり、生徒の理解と集中力が向上します。

Wordで文字サイズ・余白を調整し、図と説明の位置を近づけたり太字で強調したりします。

Wordの整列・強調・色分け機能を活かして、見やすい仕上がりを意識しましょう。

▼完成した授業プリント

授業プリントのクオリティをUPさせる3つの極意

ここでは、誰でもすぐに実践できる“ちょっとした工夫”でプリントの完成度を引き上げる3つの極意をご紹介します。

極意1|テンプレートを活用して統一感を出す

授業プリントはあらかじめテンプレートを用意してデザインに統一感を持たせましょう。

統一されたテンプレートは生徒にとって視覚的に馴染みやすくなり、認知的負担を大きく減らす効果があります。

毎回一からレイアウトを考える必要がないため、教員にとっても作業効率が大幅に向上します。

さらに、学期や学年を通して使えるテンプレートを数種類用意しておき、授業内容に応じて使い分けることでより効果的に作成が可能です。

また、テンプレートの作成には、Canva(キャンバ)などの無料デザインツールを活用するのもおすすめです。

Canvaには教育向けのテンプレートも多数用意されており、ドラッグ&ドロップでレイアウトを調整できます。

パソコン操作に不慣れな方でも以下のようなテンプレートを使えば、簡単にオリジナルプリントが作成できます

▼英語のプリントテンプレートの一例

Canvaはフォントや図形・グラフなどのパーツや『いらすとや』などのイラスト素材が豊富なので、視覚的に整ったプリントを短時間で仕上げることができます。

▼Canvaの素材から『いらすとや』のイラストのみを抽出できます。

さらに、授業用にすぐ使える授業プリントのテンプレートを探すなら、教育素材サイト「学びの場」がおすすめです。

まずは、こうしたサイトやツールを活用して良質なテンプレートを手に入れ、自分なりのプリントスタイルを作っていきましょう。

極意2|“見やすさ”を意識してレイアウトを整える

授業プリントは、見やすさを意識してレイアウトを整えましょう

見た目が整理された情報は頭の中に入りやすく、学習内容の理解や記憶の定着に大きく役立つからです。

大事なところは太字や枠で目立たせ、関連する情報は近くにまとめて配置します。
余白をしっかり取ることで視線の流れがスムーズになり、図や表・説明文もわかりやすい位置関係になるように工夫していきます。

効果的なレイアウト作成のために意識したいポイントは次の5つです。

レイアウト作成のために意識したいポイント①

✖ 全文が同じフォント・同じ大きさで、どこが大事か分からない
〇 重要な用語を太字やボックスで強調し、一目で「覚えるべきポイント」がわかる

レイアウト作成のために意識したいポイント②

✖ 行間や段落間に余白がなく、文字がぎっしり詰まって読みにくい
〇 行間を1.0倍に設定し、適度な余白で視線の流れを誘導

レイアウト作成のために意識したいポイント③

✖ リストを使わず、長い文章がダラダラと続く
〇 箇条書きや番号付きリストを使い、情報を整理・見やすく構成

レイアウト作成のために意識したいポイント④

✖ 背景に淡い色がついているが、文字が薄くて読みにくい(例:薄いグレー文字)
〇 コントラスト(文字色と背景色)をはっきりさせ、黒字×白背景など目に優しい配色を心がける

レイアウト作成のために意識したいポイント⑤

✖ 図表にタイトルも説明もなく、「これは何?」と戸惑わせてしまう
〇 図表には簡潔なキャプション(説明文)を添え、すぐに意味が理解できるようにする

極意3|生徒のやる気を引き出す工夫を取り入れる

単なる情報提供だけでなく、生徒のやる気を引き出す工夫を取り入れたプリントにしましょう。

例えば、以下のような要素を状況に応じて取り入れるのがおすすめです。

  • 学習の目的や意義を明示する導入文
  • 「発展」「チャレンジ」など段階別の問題設定
  • 自己評価や振り返りのためのスペース
  • 協働学習を促す「ペアで話し合おう」などの指示
  • 学習内容と実生活を結びつける「活用例」や「豆知識」
  • 適度な空欄記入で参加型学習を促進する
  • 学習の進捗が視覚的に分かる工夫(チェックボックスなど)

これらの工夫により、プリントが単なる情報媒体から、生徒と教材をつなぎ自分から学びたくなるようなプリントになります。

手軽に作れる!わかりやすい授業プリントは『Canva』がおすすめ

授業プリントをもっと簡単にしかもわかりやすく作りたいなら、『Canva(キャンバ)』の活用がおすすめです。

この章では、Canvaを使って手軽に見やすく、わかりやすい授業プリントを作るコツを紹介していきます。

Canvaとは、誰でも直感的にデザインができる無料のオンラインデザインツールで、プリント作成やポスター制作、資料デザインなどが、専門的なスキルがなくても簡単に作成が可能です。

パワーポイントやワードよりもビジュアル表現がしやすく、Canva教育版では教育向けのテンプレートも豊富に用意されています。

特に学校現場でもCanvaを使った資料作成が広がりつつあり、「見やすい」「作業時間が短縮できる」「生徒が興味を持ってくれる」といった声が増えています。

▼Canva教育版をもっと知りたい方は【完全版】教育版Canva を授業や校務で活用する方法を徹底解説!【Canva for Education】で詳しく解説しています。

Canvaで授業プリントを作成する4つのメリット

Canvaで授業プリントを作成するメリットを4つご紹介します。

①初心者でも直感的に操作できる

Canvaはドラッグ&ドロップの簡単な操作で、デザインの知識がなくても美しい教材が作成できます。

専門的なデザインソフト(例:Illustrator、Photoshop)のような難しい操作は一切不要です。

基本的な操作方法は30分〜1時間ほど触ってみるだけで感覚的に覚えられるため、忙しい先生でもすぐに使いこなせるようになります。

実際、初めて使う方でも、

文字の挿入画像やイラストの配置色の変更やレイアウト調整

といった基本操作をマスターすれば、1〜2時間以内に「授業用プリントとして十分なクオリティ」の資料を完成させることが可能です。

特に、Canvaには教育向けテンプレートが豊富に用意されているため、ゼロから作る必要はありません。

テンプレートを選んで文字や色を差し替えるだけで、見やすい授業プリントが短時間で仕上がります。

②豊富なテンプレートで時短が可能

Canvaでは、教育用を含む数千種類以上のプロフェッショナルなテンプレートが無料で利用できます。

ゼロから作成する手間を省きながらデザインの質も保ち、短時間で授業プリントを完成させることができるのが大きな魅力です。

デザイン画面から、教育向けテンプレートをすぐに探すことができます。

▼ Canvaの教育用テンプレート例

テンプレートを探す際は、Canvaの検索機能を活用し、「教育」「授業プリント」「ワークシート」などのキーワードで絞り込むのがおすすめです。

例えば、

社会科プリント用に「歴史ワークシート」
理科のまとめプリント用に「科学レポートテンプレート」
国語の読解練習用に「ワークブックページ」

など、授業内容に合わせたテンプレートが簡単に見つかります。

また、一度カスタマイズして使ったテンプレートは、自分用に保存しておけば次回以降は文字や色を変えるだけで再利用できるため、プリント作成の効率がさらにアップします。

特に単元ごとにテンプレートを固定しておくと、見た目に統一感が生まれ、生徒にとっても「見慣れた安心感」が生まれるメリットがあります。

③PDFでの書き出し・印刷・共有が簡単にできる

作成した授業プリントは、PDF形式での書き出し・印刷・共有がとても簡単に行えるため、授業準備や配布がスムーズに進みます。

印刷用には「PDF印刷」形式を選択すれば、そのまま教室で配布できるクオリティに仕上がります。

また、「リンクを作成」機能を使うと、PDFをクラウド経由で共有できます。「編集可能リンク」を使えば他の人と共同で作業できるため、プリント作成の負担を分け合いながら効率よく進められます。

CanvaはMicrosoft Wordとの間で相互にファイルをやり取りすることも可能ですが、完全に互換しているわけではないため注意が必要です。

CanvaからWordへ変換する場合は画像や図表などのレイアウトが崩れることがあるため、変換を前提とするデザインはできるだけシンプルなテンプレートを選ぶのがおすすめです。
最終的に印刷・PDF用として使用する場合は無理にWordに変換せず、Canva上で完結させる方が、良いでしょう。
レイアウト崩れの心配もなくデザイン性も保てるWordで作った文章にデザインを加えたい場合は、WordファイルをCanvaに取り込み視覚要素を追加することで、両ツールの長所を活かした作業が可能です。

このように、CanvaとWordをうまく使い分けることで、作業の効率化とデザイン性の両立が可能になります

④パソコン・タブレット・スマホどの端末からでも利用できる

Canvaは、パソコン・タブレット・スマホといったあらゆる端末からアクセスできるため、場所や時間を問わず効率的に作成・編集できます。


クラウドデザインツールのCanvaはアカウントにログインすれば、どのデバイスでも常に最新の状態で作業を続けることが可能です。

USBなどの外部デバイスを介さずにデータのやり取りができるため、セキュリティ面でも安心です。

たとえば、学校の職員室にあるパソコンで下書きを作成し、帰宅途中にスマホで内容をチェック、自宅ではタブレットを使って仕上げるといった使い方ができます。

最近では、一部の市町村で個人のUSBメモリの持ち込みが制限されていることもあり、Googleドライブなどのクラウドサービスやメール経由でのファイル共有が増加しています。
反対に、USBの使用が許可されている自治体もあるため、運用ルールは地域ごとに異なります。

このようにマルチデバイス対応のサービスを活用すれば、スキマ時間の有効活用や校外での作業も可能になり、授業準備がより柔軟になります。

ただし、個人情報や教育資料の取り扱いには細心の注意を払い、必ず所属先のルールや許可を確認したうえで操作するようにしましょう。

Canvaを1から学びたい方は、mikimiki webスクールのCanva講座で一緒にステップアップしませんか?

「Canvaをもっと活用してみたいけれど、操作に自信がない」
「基本から体系的に学んで、授業プリントだけでなく学級通信なども効率よく作れるようになりたい」

と感じている先生方は、mikimiki WebスクールのCanva講座がおすすめです。

私自身、これまでに教育機関向けのCanva研修を数多く行ってきました。

最初はCanvaの操作に不安だった先生方が、講座終了時には「むしろ楽しくなってきた!」と笑顔で話してくださいます。

「忙しい中でも効率よく・見やすい・伝わる」デザイン力を身につけたい方は、ぜひご参加くださいね。

【Canva】すぐに使える!授業プリントのテンプレート一覧



ここではCanvaでおすすめの授業プリントのテンプレートを、教科ごと(国語・数学・英語・理科・社会)にご紹介します。

テンプレートを活用すれば、見やすく・わかりやすいプリントを時短で作成できます。

国語におすすめテンプレート


Canvaには作文や読書感想文などの、国語授業プリント向けテンプレートが豊富に揃っています。

国語の授業プリントテンプレート例①

こちらのテンプレートは視覚的にすっきりと整理されたレイアウトで、生徒が集中して取り組める国語の作文ワークシートとして活用できます。

タイトル・設問・メモ欄がバランスよく配置されており、読解問題や語彙の確認、要約練習など、幅広い学習に対応可能です。

白黒印刷でも見やすく、授業プリントとしてそのまま使えるデザインです。

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国語の授業プリントテンプレート例②

シンプルな原稿用紙もCanvaにあります。こちらのテンプレートは、作文や感想文などに役立ちます。

行数やマス目の配置が見やすく整っており、紙ベースでの書く力を育てたいときに活用しやすいデザインです。

国語の授業プリントテンプレート例③

こちらのテンプレートは、文章の構成を視覚的に整理できる国語の授業プリントにおすすめです。

Canvaならではのデザイン性で、生徒の興味を引きながら学習を深めることができます。

数学におすすめのテンプレート

図形や表を多用する数学の授業プリントも、Canvaのテンプレートで見やすく仕上げられます。

数学の授業プリントテンプレート例①

こちらのテンプレートは計算練習や図形の確認、ポイントの整理など、様々な単元に対応しています。

余白も多めで書き込みやすく、授業プリントとしてそのまま活用できるデザインです。

数学の授業プリントテンプレート例②

こちらのテンプレートは、図を見ながら考える力を養うワークにおすすめで、面積・角度・合同の学習などに活用できます。

視覚的にもわかりやすく、図形問題が苦手な生徒にも取り組みやすいデザインです。

数学の授業プリントテンプレート例③

こちらのテンプレートは、表やグラフを使った数学のデータ整理・分析におすすめです。

実際の数値をもとに考察したり、グラフの読み取り練習をしたりと、思考力を深める活動に活用できます。

英語におすすめのテンプレート

英語では、リスニング、ライティング、語彙など様々なスキルを伸ばすテンプレートがあります。

英語の授業プリントテンプレート例①

こちらのテンプレートは英単語やフレーズの復習、ミニクイズ形式のワークなどにおすすめです。

視覚的にインパクトがあり、学習のモチベーションアップにもつながります。

英語の授業プリントテンプレート例②

こちらのテンプレートは、英語のスピーキングや自己紹介ワークにぴったりのデザインです。

「名前」「好きなこと」「できること」などの基本表現を使って、自分のことを英語で書く練習に活用できます。

英語の授業プリントテンプレート例③

こちらのテンプレートは、曜日や天気、気分などを英語で書く授業プリントにおすすめです。

朝のルーティンやウォームアップ活動として取り入れやすく、日常表現を自然に身につけることができます。

理科におすすめのテンプレート


Canvaは、観察・実験・図解などの理科の授業プリントテンプレートが揃っています。

理科の授業プリントテンプレート例①

こちらのテンプレートは、観察記録や実験のまとめに使える理科ワークシートです。

「わかったこと」「気づいたこと」などを書き込める構成で、思考を整理しながら学習を深めるのにおすすめです。

理科の授業プリントテンプレート例②

こちらのテンプレートは、「予想」「方法」「結果」「まとめ」などが書きやすく、科学的な考え方を育てるのにおすすめです。

図やイラストも入れやすく、視覚的にわかりやすい理科プリントが簡単に作成できます。

理科の授業プリントテンプレート例③

こちらのテンプレートは、理科の調べ学習や実験結果のまとめに最適なデザインです。

調べたことや気づいたことを整理して書き込めるレイアウトで、自由研究や単元のまとめにも活用できます。

社会におすすめテンプレート


Canvaの社会科向け授業プリントテンプレートは、日本語対応のものがまだ少ないです。

英語のテンプレートの場合でも、CanvaのAI自動翻訳を使えばそのまま授業でご利用いただけます。

CanvaのAI自動翻訳機能とは?

Canva内でテキストを選択すると表示されるメニューから「AI自動翻訳」機能を使えば、英語から日本語、日本語から英語へ簡単に翻訳できます。(2025年現在100言語に対応
レイアウトを保ったまま言語だけ変えられるので、海外の高品質なテンプレートもすぐに日本の授業プリントに活用できます。

社会の授業プリントテンプレート例①

こちらのテンプレートは、地図と連動したマッチング形式で、国名や地形などの理解を深めるのにおすすめです。

視覚的にわかりやすいレイアウトで、地理の基礎知識を楽しく身につけられます。

社会の授業プリントテンプレート例②

こちらのテンプレートは、民主主義や政治のしくみについて学ぶ社会科ワークにおすすめです。

問いに対して自分の意見や理解を書き込む形式で、公民分野の思考力・表現力を養う授業プリントに使えます。

社会の授業プリントテンプレート例③

環境問題について考える社会科ワークにも、Canvaのテンプレートが活用できます。

こちらのテンプレートは、調べた内容や自分の意見を整理しながら書き込める構成で、SDGsや地球環境の学習におすすめです。

授業プリント作成に自信がつく!mikimiki webスクールで今すぐ学ぼう

授業プリントづくりに役立つ情報やノウハウを、もっとわかりやすく・もっと実践的に学びたい方におすすめなのが「mikimiki webスクール」のCanvaWebデザイン完全講座です。

「Canvaを使って、時短しながらも見やすいプリントを作りたい」
「教育現場でそのまま使えるテンプレートやアイデアがほしい」

という、教員の方にぴったりの内容がギュッと詰まっています!

Canvaが初めてでも安心!短時間で基本操作がわかる講座

Canvaが初めてでも安心して学べる講座が用意されており、短時間で基本操作をしっかり習得できます。

Canva Webデザイン完全講座では基本操作から実際のデザイン作成までを、画面操作とナレーション付きの動画で丁寧に解説しています。

動画を見ながら手を動かすだけで、操作方法を自然と身につけることができます。

▼講座の一例『Canvaのダッシュボードの見方を覚えよう』

また、CanvaWeb講座は「完全買い切り型」のため、一度の購入で全ての内容を無期限で受講可能です。

追加費用やサブスクリプションの心配がなく、学びたいときにいつでもアクセスできるのも大きな魅力です。

授業にそのまま活かせる!実践的でわかりやすいカリキュラム

講座では、実際の授業で使えるプリントの構成・デザイン例をたっぷり紹介しています。

「どんな見出しがいい?」「どこに図を入れる?」など、悩みやすいポイントもすぐ解決できます。

▼講座の一例『ドキュメント機能をWord形式でダウンロードしてみよう』

すぐ使えるテンプレートも充実しているので、授業準備の時短にも効果抜群です。

実際の受講者の声も紹介!使ってよかったというリアルな感想

Canvaが苦手だったけど、講座を見ながらやったらすぐできました!

作ったプリントを子どもたちに『見やすい!』って言ってもらえて嬉しかったです!

▼教員の受講者のお声もいただいてます。

「Canvaで人生が大きく変わったと実感しています!」という、嬉しいお声をいただいています。

授業プリントの質を上げたい。だけど時間がない。

そんなあなたにこそ、mikimiki webスクールのCanvaWebデザイン完全講座で「時短×クオリティUP」を叶えてほしいと思います。

\ 今すぐプリント作りの自信を手に入れましょう! /

法人/自治体向けCanva導入支援・研修プログラム

さらに、mikimiki webスクールでは、学校単位での教員研修プログラムを提供しています。

個々の先生だけでなく、学校全体の教育力向上を目指した包括的な研修実績が豊富にあります。

実際の研修では、授業プリント作成の基礎から応用まで、教員チーム全体で学べる構成となっており、学校現場の実情に合わせたカスタマイズも可能です。

これまでに多くの小・中・高等学校で研修を実施し、教材作成の効率化と質の向上に貢献してきました。

学校全体で同じスキルと知識を共有することにより、教員間の連携が強化され、学年や教科を超えた一貫性のある教材開発が実現します。

また、研修後もフォローアップ体制が整っており、継続的な技術サポートも提供しています。

プリント作成の技術を学校全体で向上させることで、生徒の理解度と学習意欲の向上、さらには成績アップにつながる事例も多数報告されています。

教育現場の働き方改革にも寄与する、効率的かつ効果的な研修プログラムをぜひご検討ください。

よくある質問FAQ

来年 新任教師として働きますが、正直なところ授業プリントの作成に自信がないです。

新任教師として授業プリントの作成に不安を感じるのは自然なことです。最初のうちは無料のテンプレートを利用し、徐々に自分なりのスタイルを見つけていくのが賢明です。

おすすめの無料テンプレートサイトとしては、以下のようなものがあります。

内田洋行『学びの場
個別指導の学習塾『hakken.
教育出版『理科ワークシート

これらのサイトには、授業プリントが多数掲載されています。

テンプレートを参考にしながら、生徒に合わせたオリジナルプリントを作成することをおすすめします。

ワードやパワーポイントのほうが慣れていて安心なのですが、Canvaを使うメリットは何ですか?

Canvaはレイアウトや色・フォントがあらかじめ整っているので、時短しながら“見やすい”プリントが簡単に作れます。スマホやタブレットでも編集できるのも魅力です。

Canvaは無料で使えますか?教育機関向けの特典はあるのでしょうか?

Canvaは無料でも多くの機能が使えます。「Canva for Education」は教育機関向けの無料プレミアムプランで、申請すれば利用可能です。

科目ごとのプリント(英語、社会、数学など)にもCanvaは使えますか?

テンプレートや図解素材が豊富にそろっており、英語、社会、数学などの科目別のプリント作成にも対応しています。

Canvaの使い方が不安です…。初心者向けに学べる方法はありますか?

YouTubeやブログでも学べますが、「mikimiki webスクール」は教育関係者にもわかりやすく、基礎から応用までしっかり学べるのでおすすめです。
学校単位での講座もあります。

まとめ

本記事では、授業プリント作成に役立つ以下の内容をご紹介しました。

  • 授業の理解度と定着率を高める14個のポイント
  • 実践にすぐ役立つ基本の5ステップ
  • 作りやすく続けやすくなる3つの極意
  • 作業を効率化する便利なデザインツール(Canva)の活用法
  • 各教科に応じたCanvaのテンプレート紹介

これらを実践することで、作業時間を短縮しつつ見やすく整理されたプリントを作ることができます。

どうしても難しく感じる方や一人ではなかなか始めにくいという方には、mikimiki webスクールのCanva Webデザイン完全講座の活用がおすすめです。

個人向けの講座はもちろん学校単位での研修実績もあり、チームで一緒にスキルアップを図ることも可能です。

現場全体のICT活用力を高めたい場合にもぴったりです。

完璧な授業プリントを最初から目指す必要はありません。

生徒の反応を見ながら少しずつ改善を重ねていくことが、“伝わるプリント” への一番の近道です。

新しい働き方を目指す人のためのmikimiki webスクール
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