「インスタでみたあの画像、どうやって作るんだろう?自分にもできるかな?」
SNSで目を引く印象的なAI画像。その多くは「Midjourney(ミッドジャーニー)」で作られています。
でも、
「お金を払うほどの価値があるのかな?」
「英語が苦手だけど、ちゃんと使えるかな……」
そう感じて、まだ一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
実は、ミッドジャーニーは想像以上にシンプル。初心者でも直感的に扱えるツールなんです。
以前は「Discord経由」でしか登録できなかったのですが、2025年現在はWeb版が使用できるようになったため、今では登録のハードルもぐっと低くなっています。
そうはいっても、
「ミッドジャーニーって、英語ができないと難しいんじゃないの?」
と思っている方もいますよね?
その点も心配無用です。
ChatGPTを活用すれば、日本語→英語のプロンプトも簡単にできてしまいます。
この記事では、ミッドジャーニーの登録方法から画像・動画生成の方法、プロンプトのコツまで、初めての方でも理解できるよう、全工程を図解付きで解説します。
この記事で分かること |
・ミッドジャーニーの登録方法 ・プランの選び方 ・画像生成のやり方 ・動画生成のやり方 ・すぐ使える英語プロンプト例 |
最後までお読みいただければ、ミッドジャーニーの全体像が理解でき、誰でもサクサクとAI画像を作れるようになります。
あなたの頭の中だけにある「理想のイメージ」を、ミッドジャーニーで形にしましょう。
目次
【Midjourneyの使い方】準備編|始める前にやるべき2つのこと
ミッドジャーニーでAI画像生成を始める前に、準備することは下記の2つだけです。
【ミッドジャーニー】始める前にやるべき2つのこと |
準備①:「Web版」か「Discord版」を登録する 準備②:料金プランを決める「4つの有料プラン」 |
この2ステップさえ済ませておけば、すぐに画像生成をスタートできますよ。
初心者の方でも迷わないよう、順を追ってわかりやすく図解解説していきますね。
「Web版」か「Discord版」を登録する
ミッドジャーニーの登録方法は、「Web版」か「Discord版」の2パターンあります。
主な違いは以下の通りです。
比較項目 | Web版 | Discord版 |
操作性 | 直感的で初心者にも分かりやすい | コマンドベースで操作に慣れが必要 |
機能 | 個人での作業に適している | 共同作業に適している |
利用方法 | Googleアカウントが必要 | Discordアカウントが必要 |
プロンプト | テキスト形式 | コマンド形式 |
メリット | 見た目で直感的に操作できる | 細かいパラメーター調整やBot操作に強い |
結論、初心者さんにおすすめなのは「Web版」です。なぜなら、「Web版」はGoogleアカウントがあれば登録できますし、操作も初心者向けで簡単だからです。
一方「普段からDiscordを使い慣れている方」「画像生成について、細かい調整を行いたい方」なら、「Discord版」が向いているでしょう。
この記事では、初心者の方向けに「Web版」の登録方法を解説します。
ミッドジャーニーの登録方法は、以下の2ステップです。
【Web版】ミッドジャーニーの登録2ステップ |
ステップ①:「ミッドジャーニー公式サイト」へアクセス ステップ②:「Googleアカウント」情報を入力 |
ステップ①:「ミッドジャーニー公式サイト」へアクセス
「ミッドジャーニー公式サイト」へアクセスし、「Sign Up」または「Log In」を選択しましょう。
↓
次に「Web版」か「Discord版」を選択します。
「Web版」で登録する場合は「Continue with Google」を選択しましょう。
↓
ステップ②:「Googleアカウント」情報を入力
「Googleアカウント」情報を入力しましょう。
もしGoogleアカウントを持っていない場合は、「アカウントを作成」をクリックし、Googleアカウントを作成してください。
Googleアカウントの作成方法については、「Google公式サイト」を参照してください。 |
「Googleアカウント」情報を入力します。
↓
Googleアカウントの入力が完了すると、下記の画面に移ります。
「プライバシーポリシー」「利用規約」を確認したら「次へ」を選択しましょう。
↓
下記の通り「ミッドジャーニーWeb版」にアクセスできました。
引き続き、料金プランの選択を行います。
料金プランを決める|4つの有料プラン
ミッドジャーニーの登録が完了したら、次は「料金プラン(サブスクライブ)」を決めます。
ミッドジャーニーは無料で利用できないため、必ず下記のいずれかのプランに課金する必要があります。
料金プランは、下記の4つです。
項目 | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プロプラン | メガプラン |
月額料金 | 10ドル/月(1,470円) | 30ドル/月(4,410円) | 60ドル/月(8,820円) | 120ドル/月(17,640円) |
年間料金 | 96ドル/年(14,112円) | 288ドル/年(42,336円) | 576ドル/年(84,672円) | 1152ドル/年(169,344円) |
高速生成 | 約3時間/月 | 約15時間/月 | 約30時間/月 | 約60時間/月 |
リラックス生成 | 無し | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ステルスモード | × | × | ◯ | ◯ |
※1ドル:147円換算
【ミッドジャーニー】簡単用語解説 | |
高速生成 | 画像を早く作るモードのこと(1枚20秒〜30秒ほどで生成できる)。時間枠を使い果たしたら、リラックス生成に移行する。 |
リラックス生成 | 時間をかけてゆっくり画像を生成するモード。生成速度は落ちますが、GPU時間を消費しない。 このモードは「スタンダードプラン以上」で利用可能。ベーシックプランでは使用できない。 高速生成の時間が尽きた後、自動的にこのモードに切り替わる(※該当プランの場合)。 |
ステルスモード | 自分が作った画像やプロンプト(指示文)を他のユーザーから非公開にできる機能のこと |
上位プランになるほど、使える高速生成(Fast Mode)が使える時間が長くなり、画像を大量に・スピーディーに作成できます。
またスタンダードプラン以上になると、リラックス生成(リラックス生成)も使えるため、回数無制限での生成も可能になります。
ミッドジャーニーが初めてで、どれくらい画像生成するか分からない場合は「ベーシックプラン」から始めるのがおすすめです。使っているうちに物足りなくなれば、いつでもアップグレードできます。
ではここから画面で説明します。
画面左側の「Subscribe」を選択しましょう。
↓
料金プランは全4種類、支払い方法は「年払い(Yearly Billing)」と「月払い(Monthly Billing)」の2通りあります。
まずは、「年払い(Yearly Billing)」と「月払い(Monthly Billing)」のいずれか1つを選択します。
↓
次に、表示されている4つの有料プランの中から、希望のプランを1つ選び「Subscribe」をクリックしましょう。
↓
続いて「決済情報」の画面に移ります。
「メールアドレス」と「支払い方法」を入力してください。
↓
「決済情報」の入力が完了し、入力内容を確認したら「申し込む」をクリックしましょう。
↓
「下記のチェックボックス」を確認し、チェックを入れましょう。
↓
最後に下記の画面の「Accept Terms of Service」をクリックしましょう。
以上で、ミッドジャーニーの支払い手続きが完了しました。
お疲れ様でした!
引き続き、ミッドジャーニーの画像生成を実践しましょう。
【Midjourneyの使い方】基本編|AI画像生成の流れを4ステップで解説
ここからは、いよいよミッドジャーニーで画像生成に挑戦しましょう。
ミッドジャーニーでAI画像を生成する方法は、以下の4ステップです。
【ミッドジャーニー】AI画像生成の方法「4ステップ」 |
ステップ①:プロンプトを入力する ステップ②:画像を保存する ステップ③:生成した画像をブラッシュアップする ステップ④:フォルダ分け・検索機能を活用する |
1つずつ一緒に見ていきましょう。
ステップ1.プロンプトを入力する
ミッドジャーニーの画像生成ステップ1は「プロンプトの入力」です。
ミッドジャーニーでは「プロンプト」と呼ばれる指示文を入力するだけで、AIが画像を自動生成してくれます。
【ミッドジャーニー】プロンプトのコツ |
プロンプトは「最初はざっくり、シンプルにする」ことがコツです。 最初から複雑な構文を使っても、AIが意図を正しく汲み取れないことがあるため、思ったような画像にならないことも。 ミッドジャーニーでは、次のような流れでプロンプトを使うと、イメージに近い画像が得られやすくなります。 「まずはざっくりと簡潔に指示 → 微調整しながら詳細を追加 → 徐々にイメージに近づけていく」 英語が苦手な方は、ChatGPTで「日本語→英語」へ翻訳する方法がおすすめです。ChatGPTは登録すれば無料で利用できます。 |
今回は「美しい日本人女性」という意味の、
「a beautiful Japanese woman」
というプロンプトを入力してみます。
入力方法は、以下の通りです。
ミッドジャーニーのトップ画面から、赤枠部分にプロンプトを入力し、エンターキーで確定させます。
↓
すぐに画像生成がスタートします。
こちらは、生成55%の状態です。輪郭がぼんやりしていますよね。100%になるまで、もうしばらく待ちます。
↓
生成100%になり、下記のAI画像が完成しました。今回の所要時間は、約20秒です。
↓
いかがでしょうか?
今回は「a beautiful Japanese woman」という、たった1文のシンプルなプロンプトでしたが、完成度はかなり高いです。人物の髪の毛や肌の質感など、高クオリティのオリジナル画像が生成できました。
ミッドジャーニーは、一度の生成で「4枚の異なる画像バリエーション」を生成してくれます。
なお、生成した画像を見返すには、画面左側の「Create」をクリックしましょう。
↓
あなたのアカウントで生成した画像は、「Create」に置かれますので、あとで見返したり、保存したりができます。
ステップ2.画像をダウンロードする
次は、生成した画像をダウンロードする手順です。といっても、ダウンロードはとても簡単です。
まずは、生成した画像の中から、気に入ったものを1枚選択しましょう。
4枚のうち、1枚の画像をクリックすれば、以下のような画面になります。
↓
画面右上の「ダウンロードボタン」をクリックしましょう。
以上で画像の保存は完了です。
ステップ3.生成した画像をブラッシュアップし、イメージに近づける
画像生成の超基本ステップはご理解いただけたと思います。
しかし、実際にやってみると、1回の生成でイメージ通りの画像が作られないことも多々あります。そういうときは、生成した画像を元に、ブラッシュアップしてみましょう。
まずは、1回目に生成した4枚の画像のうち、どれか1枚を選択してください。
↓
次に、画面右下の「Creation Actions」を見てみましょう。
「Creation Actions」では、指定した画像を元に、さまざまなアレンジを加えることができます。
各項目でできることは、以下のイメージです。
項目 | 意味 |
Vary(新たなバリエーションを再生成) | ・Subtle:小さく変更 ・Strong:大きく変更 |
Upscale(画像の解像度をアップ) | ・Subtle:小さく変更 ・Creative:創造的なアレンジ追加 |
Remix(画像の再編集・再構成) | ・Subtle:小さく変更 ・Strong:大きく変更 |
Pan(画像の生成範囲を矢印方向に拡張) ※Pan機能は、構図の「外側」をAIが想像して描き足してくれるイメージ | ↑:上方向に拡張 ↓:下方向に拡張 ←:左方向に拡張 →:右方向に拡張 |
Zoom(画像の「引き/拡大」調整機能) | ・1.5x ・2x |
More(その他のアクション) | ・Rerun:同じプロンプトで、新しい4枚の画像を再生成 ・Edit:選んだ画像に対して、再度プロンプトを入力して再生成 |
Use(要素を指定してプロンプトを再利用) | ・Image:この画像をベースに、再生成を行う ・Style:この画像のスタイル(色合い・画風など)だけを抽出 ・Prompt:この画像を作ったプロンプトをコピーし、編集・再利用 |
【Animate Image】Auto(動画生成・自動モード) | ・Low Motion:ゆったりとした動き ・High Motion:ダイナミックな動き |
【Animate Image】Manual(動画生成・手動調整) | ・Low Motion:ゆったりとした動き ・High Motion:ダイナミックな動き |
まずは、「More」の「Rerun」で「再生成」を行ってみます。これは、「同じプロンプトで、別バージョンも見てみたい」というときにおすすめの機能です。
生成した画像を1枚選んでください。
そして「More」の「Rerun」をクリックします。
生成結果を見るには、画面左側の「Create」をクリックします。
「Rerun」で「再生成」した画像が以下の通りです。どうでしょうか?
1枚目とは、かなり印象が変わりましたよね。
次に、「Vary」で再生成をしてみましょう。「Vary」では、指定した画像に少しだけ変化を加えて、再生成することができます。
「ベースは変えずに、別バージョンを見てみたい」
というときに便利な機能です。
「Vary」の中で「Subtle:小さく変更」と「Strong:大きく変更」を選択できるようになっています。
「Subtle:小さく変更」
「Strong:大きく変更」
の両方を比較してみました。
まずは「Vary」の「Subtle」をクリックします。
↓
すると、元画像をベースに別画像が自動生成されます。生成結果を見るときは「Create」をクリックしましょう。
↓
続いて、「Strong」でも生成を行い、その結果を比較してみました。
↓
いかがでしょうか?
今回はそれほど大きな違いは出ませんでしたが、
・輪郭
・肌の質感
・目の形や位置
・髪型
・髪飾り
など、微妙に変化した画像を生成できました。
「Creation Actions」のその他の機能は「4. 【Midjourneyの使い方|応用編】便利機能を使いこなそう」でも紹介します。
ステップ4.フォルダ分け・検索機能を活用する
ミッドジャーニーで生成した画像は、自動保存されます。生成した日付順に保存されていくため、「あの画像、どこにいったっけ?」と、過去の画像を探すときに少し不便を感じます。
そんなときに役立つのが、フォルダ分け(コレクション機能)と検索機能です。
まずは、画面右上の「フォルダマーク」をクリックしましょう。
↓
「New Folder」をクリックし、新しいフォルダを作成します。
↓
フォルダ名を入力しましょう。
今回は「日本人女性」にしてみました。
フォルダ名を入力し、エンターキーを押すと確定されます。
↓
「日本人女性」という新規フォルダが作成できました。
では、このフォルダに入れる画像を選択しましょう。
ミッドジャーニートップ画面の左側にある「Organize」をクリックします。「Organize」では、過去に作成した画像を一覧で見ることができます。
↓
この画面上で、先ほど作成したフォルダを出しておきます。
↓
次に、フォルダへ移動させる画像を1枚選びましょう。
画像が決まれば、クリックしながらフォルダへドラッグします。
これで、フォルダ分けが完了です。
フォルダの画像が「1」と表示されています。「1枚の画像が格納されている」という意味です。
このフォルダ内を見たいときは、フォルダをクリックするだけです。
↓
下記のように、フォルダ分けした写真を見ることができます。
↓
フォルダを閉じるときは、画面右上のフォルダマークにカーソルを合わせましょう。カーソルを合わせると、「×」マークが表示されますので、「×」マークをクリックすれば、フォルダが閉じます。
↓
以上のように、生成した画像を仕分けするときは、フォルダ機能を活用してみてください。
画像を探す手間が省け、作業の効率がアップしますよ。
【Midjourneyの使い方|実践編】プロンプトを駆使してもっと思い通りの画像を作るコツ
ここまでで、ミッドジャーニーの基本的な使い方や、画像生成の流れはひと通り理解できたと思います。
でも、もしかすると、
「英語でプロンプトを作るのがハードルに感じる」
「自分のイメージにピッタリな画像生成が本当にできるか不安」
と感じている方もいらっしゃると思います。
安心してください。
ここからは、実践編として「プロンプトを駆使してもっと思い通りの画像を作るコツ」をご紹介します。
プロンプトを駆使してもっと思い通りの画像を作るコツ |
①具体的なプロンプトを組み合わせる ②ほかのユーザーが作った画像・プロンプトをヒントにする ③ほかのユーザーが作った画像を元に編集する ④ネガティブプロンプトを活用する ⑤画風を指定する ⑥風景・景色を指定する ⑦構図・アングルを指定する |
実際に使えるプロンプトの実例も多数紹介しています。
一緒に見ていきましょう。
具体的なプロンプトを組み合わせる
ミッドジャーニーで思い通りの画像を作るには、「プロンプトの組み合わせ方」がカギになります。
「cat」や「woman」など単体の単語だけではなく、
・メイン(人物・動物・キャラクター・場所・モノ、など)
・シチュエーション(室内・屋外・都市・月面・水中など)
・行動や表情
・季節・時間帯
・色(鮮やか・モノクロ・パステル・くすみカラーなど)
などを、より具体的に指示することで、イメージにマッチした画像が1回で生成できます。
具体的なプロンプトを組み合わせよう! |
1回目のプロンプト「a beautiful Japanese woman」では、4枚すべてが「着物を着た女性の画像」でした。 次は、 「もっとカジュアルで自然体の日本人女性の画像を生成したい」「笑顔の女性画像が良い」 というテーマで行ってみます。 |
今回は、「a beautiful Japanese woman」というプロンプトに、以下の要素を追加して生成してみます。
・「smiling」笑っている
・「white shirt」白いシャツ
・「Shibuya city」渋谷
実際のプロンプトは、以下の通りです。
「a beautiful Japanese woman,white shirt,smiling,in Shibuya city」
プロンプトを追加するときは、「カンマ(,)」で区切ることがポイントです。 |
実際に生成された画像は以下の4枚です。
白シャツを着た、笑顔の日本人女性の画像が生成できました。渋谷っぽい街も再現されていますよね。
英語プロンプトだからといって、文法通りの1文にまとめる必要はありません。単語をカンマで区切り、並べるだけでOK。
あとは、ミッドジャーニーに任せて画像生成してみましょう。
ほかのユーザーが作った画像・プロンプトをヒントにする
実は、ミッドジャーニーでは、ほかのユーザーが作った画像やプロンプトを見ることができます。
画面左側の「Explore」をクリックしてみましょう。
ここに公開されているのは、世界中のユーザーがミッドジャーニーで生成した画像や動画です。
動画の生成については「5. 【Midjourneyの使い方】新機能|画像から動画を生成する方法」で後述しますね。
「Explore」で、気になる画像を1つ選んでみましょう。
画像数が膨大なので、おすすめは「検索窓」の活用です。画面右上の検索窓に「dog」「cat」など、単語を打ち込めば、探したい画像を一気に絞ることができます。
今回は「cat」と検索してみました。
結果は以下の通りです。さまざまなテイスト、シチュエーションの猫の画像が抽出されました。
この中から、任意の画像を1つ選択してみます。
1枚の画像をクリックすると、画像の左側に、その画像を生成したときのプロンプトが記載されています。
このプロンプトをそのまま真似して、あなたのアカウントで画像生成を行ってみましょう。
プロンプトにカーソルを合わせると「use text」と表示されますので、クリックしましょう。
すると、画像生成の入力バーに、そのプロンプトがそのまま表示されましたね。
エンターキーを押すか、「Submit」をクリックしましょう。
生成結果を「Create」で確認してみましょう。
今回は、以下のような画像が生成できました。
今回のプロンプト 「Cats are playing happily, print style, brown, minimalist, white background, large area of white space–v 7 」(日本語訳:猫たちが楽しそうに遊んでいる、プリント風のスタイル、ブラウン系、ミニマルデザイン、白い背景、余白が広め) |
上記のように、自分でプロンプトを考えるのが苦手な方は、他のクリエイターが制作した画像を参考にするのがおすすめです。
繰り返しているうちに「この画像を作るためには、どんなプロンプトにすればいいのかな?」というコツもつかめてきますよ。
ほかのユーザーが作った画像を元に編集する
次は、ほかのユーザーが作った画像を元に、独自のアレンジを加える方法も見ていきましょう。
「Explore」の検索窓に「Golden Retriever」と検索してみました。
かわいいゴールデン・レトリバーの画像が抽出できました。この中から、ベースにする画像を1枚選んでみます。
選んだ画像は、こちら。プロンプトは「a big golden retriever in the garden , full body shot」です。
この画像のプロンプトに「sleeping(寝ている)」を追加して、生成してみます。
実際のプロンプトはこちらです。
「a big golden retriever in the garden , sleeping,full body shot」
生成された画像は以下の通りです。
見事に「庭で寝ている全身ショットのゴールデン・レトリバー」の画像が生成できました。
上記のように「Explore」で他のユーザーが制作した画像を検索し、プロンプトをアレンジする方法は、かなりおすすめです。
とくに「英語が苦手」と感じている方は、活用してみてください。
ネガティブプロンプトを活用する
ネガティブプロンプトとは、「何を描写して欲しくないかを伝えるプロンプト」のことです。
ネガティブプロンプトを使えば、
「◯◯を含めない画像」を生成できます。
具体例で見てみましょう。
今回は「animals」というプロンプトで下記の画像を生成しました。
この画像から「うさぎ」を含めない画像を出してみます。
方法は、先ほどのプロンプトに「––no rabbit」を追加するだけです。
ネガティブプロンプト |
プロンプトに「––no」と追加すれば、特定の要素を排除できる |
「animals」に「––no rabbit」を追加した結果は、以下の通りです。
最初の画像から、少しテイストが変わりましたが「うさぎ」が含まれていない画像を生成できました。
このように、ネガティブプロンプトを有効活用し「特定の何かを画像に含めない」というテクニックもあります。ぜひ覚えておいてください。
画風を指定する
次は、プロンプトで画風を指定し、イメージ通りの世界観を再現してみましょう。
画風を指定するときは「in the style of ~(〜風の)」をプロンプトに含めればOKです。
具体例として、実際に使える「画風を指定するときのプロンプト」を紹介します。
画風を指定するプロンプト | |
アニメ風 | in the style of anime |
ポップアート風 | in the style of pop art |
ピトグラム風 | in the style of pictogram |
浮世絵風 | in the style of ukiyo-e |
ビンテージ風 | in the style of vintage poster |
コミックアート風 | in the style of comic book art |
油絵風 | in the style of oil painting |
水彩画風 | in the style of watercolor painting |
写真風 | in the style of photography |
実際にやってみましょう。
「a cute girl holding a cat, in the style of anime(猫を抱いた、アニメ風の可愛い女の子)」で生成した画像はこちら。
ちゃんとアニメ風になっていますね。
次は「a cute girl holding a cat、in the style of oil painting(猫を抱いた、油絵風の可愛い女の子)」と指定してみました。
結果はこちらです。
ちゃんと油絵風の画像が生成できました。
このように、「in the style of ~(〜風の)」を使えば、イメージの世界観に近い画像を生成することができます。
いろんなパターンで試してみましょう。
画風を指定するプロンプトについては、「【保存版】Midjourneyで自由自在に画像を生成!使えるプロンプト 全一覧」でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてください。 |
風景・景色を指定する
プロンプトで「風景・景色を指定すること」で、よりイメージの世界観にマッチした画像を生成できます。
以下のプロンプトを参考にしてみてください。
風景・景色を指定するプロンプト | |
お花畑 | in a flower field |
ビジネス街 | in a business district |
田舎の景色 | in countryside landscape |
海辺 | on the beach |
森の中 | in a forest |
雪の積もった街並み | in a snow-covered town |
桜並木の下 | under cherry blossom trees |
星空の下 | under the starry sky |
高層ビルの屋上 | on a skyscraper rooftop |
夕暮れの公園 | in a park at sunset |
南国の楽園 | in a tropical paradise |
実際に生成した画像を見てみましょう。
今回は「A Japanese business man in business district,full body shot,smiling(ビジネス街にいる笑顔の日本人会社員の全身ショット)」としてみました。
その結果は、以下の通りです。
どうですか?日本人の会社員が、日本のどこかのビジネス街にいるように見えますよね?
かなりイメージに近い画像が、1回で生成できました。
このように、風景や背景を指定することで、欲しい画像のイメージにグッと近づけることができます。ぜひやってみてください。
構図・アングルを指定する
ミッドジャーニーでは、プロンプトに「構図」や「アングル」に関するキーワードを加えることで、画像の見せ方を自在に調整できます。
ベースとなるプロンプトは以下を使用しました。 「beautiful Japanese woman, smiling, long hair , white shirt, Shibuya city」(ロングヘアで笑顔の日本人女性、白シャツ、渋谷) |
構図・アングルを指定する具体的なプロンプトは、以下の通りです。
構図・アングルを指定するプロンプト | |
横顔 | side view |
正面 | front view |
後ろ姿 | back view / from behind |
真上から | top view / bird’s-eye view |
真下から | low angle view / worm’s-eye view |
遠景・引きの構図 | wide shot / distant view |
クローズアップ | close-up / zoom-in |
セルフィ風 | selfie |
実際に、以下の構図を指定して生成した画像を見比べてみましょう。
プロンプトで指示したイメージ通りの画像が生成できました。
実は、プロンプトに「selfie」を加えるだけで、以下のような「セルフィ風の画像」も簡単に生成できます。
もちろん人物画像に限らず、風景画像でも同じように、プロンプトで構図の指示出しが可能です。
以下の画像は、
「a top view of a futuristic cityscape, neon lights, cinematic(都市を真上から俯瞰する構図)」
というプロンプトで生成しました。
まるでドローンが上空から撮った画像のような、臨場感あふれる構図の画像が生成できましたね。
以上のように、ミッドジャーニーではプロンプトを組み合わせるだけで、自由自在にAI画像を生成できます。
いろんなシチュエーションを指示し、あなただけのオリジナル画像を生成してみてくださいね。
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「プロンプトの実例をもっと見たい」という方は、公式LINEにご登録ください。ミッドジャーニーで、今すぐ使える「プロンプト 全一覧」を無料プレゼントしています。 |
【Midjourneyの使い方|応用編】便利機能を使いこなそう
ここからは、ミッドジャーニーWeb版の便利機能を紹介します。
【ミッドジャーニー】便利機能を使いこなそう |
①フィルター機能 ②手持ち画像を元に画像を生成する機能 ③More機能(画像を修正する) ④Pan機能(画像に写っていない範囲を拡張(再生成)する) ⑤Zoom機能(画像の倍率(引きや拡大)を調整する) |
便利機能を使いこなせば、わざわざ英語のプロンプトを入力しなくても、クリック1つでイメージに合わせた画像生成ができるようになりますよ。
フィルター機能
プロンプト入力バーの右端に「フィルター機能」があります。
フィルター機能でできることは、下記の通りです。
フィルター機能でできること | |
Image Size(画像サイズ) | 「アスペクト比(縦と横の比率)」を調整する |
Model(モデル) | 【Mode】Standard:一般的な画像生成に最適なバランス型モードRaw:プロンプトの内容を忠実に反映しやすいモード 【Version】Standard:通常使用されるAIの最新安定版Draft:試験的で高速な生成を目的とした軽量版 |
More Options(Speed:生成速度) | Relax:時間はかかるが生成コスト(使用量)が抑えられる Fast:通常のスピードでバランス良く生成 Turbo:非常に高速に生成できるが、より多くのGPU時間を消費する |
Aesthetics(美的設定) | Stylization:スタイルの強さを調整 Weirdness:独創性やユニークさの度合いを調整 Variety:同じプロンプトでも、生成される画像にどれだけバリエーションを持たせるかの度合い |
まずは、フィルター機能の「Image Size」で「アスペクト比(縦と横の比率)」を変更してみましょう。
今回は、「横2:縦1」の比率で、横長の画像を生成してみます。
まずは任意のプロンプトを入力します。今回は、
「a beautiful Japanese female model, full body shot,wearing a light white back ground」
と入力してみました。
次に、フィルター機能のマークをクリックします。
すると、以下のようなフィルタ機能が表示されます。
「アスペクト比」を調整するには「Image Size」の部分をマウスで動かします。
今回は「2:1」に合わせてみます。
「アスペクト比」を決めたら、エンターキーを押して、画像生成をスタートしましょう。
以下のような「2:1」の画像が生成されました。
次は、「Version」機能をご紹介します。
2025年7月現在の最新モデルは「Version7」ですが、この機能を使うと、過去のバージョンで生成することも可能です。
また、「nijiモデル」を選ぶと、「アニメ風画像」を生成できます。
試しにやってみましょう。
まずはプロンプトを入力し、フィルター機能をクリックします。
フィルター機能を開いたら、次に「Version」をクリックしましょう。
アニメ風画像の「nijiモデル」には、「niji4〜niji6」があります。どれを選んでもOKです。
今回は「niji6」を選択してみました。
生成されたアニメ風画像は、以下の通りです。
アニメ風の画像が生成できました。
最後は「Stylization」を紹介します。
「Stylization」は、スタイルの強さを調整し、「0〜1,000」まで自由に調整できます。
「Stylization」でできることは、簡単にいうと「プロンプトの忠実度の調整」です。数値が小さいほど、プロンプトに忠実、逆に数値が大きくなるほど、芸術性が上がるイメージです。
「Stylization」の数値を「100」と「1,000」で比較した画像が以下のものです。
【プロンプト】 「beautiful Japanese woman, smiling, long hair , white shirt, Shibuya city,in a side view」(ロングヘアで笑顔の美しい日本人女性、渋谷にいる、横顔) |
どちらも同じプロンプトで作成しましたが、
・「100」の方が圧倒的にプロンプトに忠実な画像
・「1,000」の方が、芸術的な印象の画像
になりました。
「遊び心を加えたいとき」「ミッドジャーニーの芸術性に任せたいとき」は、「Stylization」の数値を上げて画像生成してみてください。
手持ち画像を元に画像を生成する機能
スマホで撮った画像など、手持ちのオリジナル画像を元に、ミッドジャーニーで画像生成ができたら嬉しいですよね。
ミッドジャーニーに画像をアップロードし、プロンプトを追加すれば、簡単に画像生成ができます。やってみましょう。
まず、アップロードする画像を選び、ミッドジャーニーへアップロードする手順です。
今回は下記の画像をアップロードしてみます。
まずは、トップ画面のプロンプト入力バーにある「アップロード」ボタン(画像①)をクリックしましょう。
次にダウンロードボタン(画像②)をクリックし、アップロードしたい画像を指定しましょう。
画像がアップロードできました。
次に「Image Prompts」をクリックしましょう。文字が赤色に変わります。
次は「Image Prompts」の文字の右側にアップロードした画像をドラッグします。
これで画像の設定は完了です。
さらに、この画像に追加したい要素をプロンプトで指示します。
今回は「a swimming whale(泳いでいるクジラ)」としてみました。
その結果は、以下の通りです。
いかがでしょうか?
元の画像をベースにして、泳いでいるクジラの画像が生成できました。
元画像の色合いや「泡のぶくぶく具合」など、テイストは残したまま、プロンプトで指定した「泳いでいるクジラ」を追加できていますよね。
風景画や人物画像などで、色々試してみてください。
オリジナル画像をアップロードすることについての注意点 |
ミッドジャーニーでは、生成した画像が他のユーザーに公開されます。公開されないように設定できるのは「プロプラン」以上のユーザーのみ(「ステルスモード」が使えれば画像を非公開設定にできます)。 「ベーシックプラン」や「スタンダードプラン」を利用する場合は、公開されることを前提に、画像のアップロードを行いましょう。 |
More機能(画像を修正する)
ミッドジャーニーでは、1クリックで、
・サイズ変更
・部分修正
を行える機能があります。それが「More」です。
まずは、画像を1枚選び、画面右下の「Creation Actions」から「Edit」を選択しましょう。
すると、下記の画面が表示されます。
「Edit」では、画像の比率を変更や、画像の一部分を指定して再生成することができます。
今回は、画像比率を「1:1」→「16:9」へ変更し、さらに、女性のヘアスタイルを変更してみます。
まずは、画像の比率を変更してみましょう。
画面左側の画像比率の欄を見てください。変更したい比率を選び、クリックします。
さらに、「Erase」を使って、画像の一部を変更してみます。
「Erase」をクリックすると、カーソルがブラシに変わります。
このブラシで、画像の変更したい箇所をなぞると、下記のように、なぞった部分の色が変わります。
ブラシサイズは変更できますので、小さな部分を指定したいときは、ブラシサイズを左側に移動させ、小さくしましょう。大きくする場合は、右側に移動させればOKです。
変更したい箇所の指定が完了したら、「Submit Edit」をクリックしましょう。これで生成がスタートします。
生成結果は、画面左側の「Create」をクリックすると確認できます。
今回は、以下のように画像比率とヘアスタイルを変更した画像が4枚生成できました。
ヘアアレンジも自然で可愛いですよね。
完成度の高さに驚きます。楽しいので、ぜひやってみてください。
Pan機能(画像に写っていない範囲を拡張(再生成)する)
ミッドジャーニーには、画像に写っていない範囲を拡張する「Pan」という機能があります。
「Pan」は、画像を指定して、1クリックするだけで、ミッドジャーニーが自動で画像を追加してくれる超便利な機能です。
やり方は簡単です。
画像を1枚選択し、画面右下の「Creation Actions」を見てみましょう。
「Pan」の欄にある矢印を見つけたら、「拡張したい(広げたい)方向の矢印」を1つクリックしてください。
今回は、「下向きの矢印(↓)」を選びました。
矢印をクリックすると、画像が自動生成されます。
生成結果は、画面左側の「Create」をクリックすると確認できます。
実際に生成した画像は、以下の4枚です。
下方向に拡張した4パターンの画像を生成できました。
かなり自然で、完成度が高いですよね。
Zoom機能(画像の倍率(引きや拡大)を調整する)
ミッドジャーニーでは、画像の倍率を変更する「Zoom機能」があります。
画像を1枚選択し、画面右下の「Creation Actions」から「Zoom」を確認してください。
・「1.5×」
・「2×」
のいずれかを選択し、クリックしましょう。
今回は「2×」を選択しました。
その結果は、こちらです。
2倍にズームアウトして、背景の街並みがより印象的な画像が生成できました。
「Zoom」も、1クリックで簡単に使える機能です。ぜひ覚えておいてください。
【Midjourneyの使い方】新機能|画像から動画を生成する方法
ここまで、ミッドジャーニーの画像生成について、プロンプトや機能の使い方をお伝えしてきました。
難しいイメージがあったかもしれませんが、実際に画像生成のやり方を見ていただいて「自分でもできそう!」と思っていただけたと思います。
ここからは、ミッドジャーニーの新機能「動画生成」を解説します。
ミッドジャーニーの新機能「動画生成」 |
・どのプランでも利用可能 ・1回の生成で4つの動画を生成 ・動画の尺は再生時間5秒 ・動画の延長機能も利用可能(5秒→9秒くらいの動画に延長できる) |
しかも、ミッドジャーニーの動画生成は、まったく難しくありません。初心者の方でも、あっという間に、オリジナル動画が生成できますよ。
それでは、早速やってみましょう。
動画生成の方法|静止画が動く感動を体験しよう!
まず、ミッドジャーニーで生成した画像の中から、動画にしたい画像を1枚選びましょう。
今回は、この可愛いワンちゃんの画像を選択しました。
次に、画面右下の「Creation Actions」を見てみましょう。
「Creation Actions」の「Animate Image」が、動画生成コマンドです。
各項目でできることは、以下のイメージです。
項目 | 意味 |
【Animate Image】Auto(動画生成・自動モード) | ・Low Motion:ゆったりとした動き ・High Motion:ダイナミックな動き |
【Animate Image】Manual(動画生成・手動調整)※プロンプトを入力する | ・Low Motion:ゆったりとした動き ・High Motion:ダイナミックな動き |
今回は、「Auto(動画生成・自動モード)」の「High Motion(ダイナミックな動き)」で生成してみます。
「High Motion」をクリックしましょう。
自動的に動画生成がスタートします。
生成結果を見るには「Create」を確認しましょう。
下記のような動画が生成できました。
ちなみに、画像生成と同じく、1回で4つの動画を生成できます。
すべてが少しずつ異なる動きをしますので、お気に入りを見つけるのも楽しいですよ。
プロンプトで指示しなくても、ボタン1つで簡単に、高画質な動画を生成できるのは、ミッドジャーニーの大きなメリットといえるでしょう。
動画の再生時間を拡張する方法
1回目の生成で「再生時間5秒程度」の動画ができるとお伝えしましたが、実は「9秒程度」まで延長する機能があります。
それが「Extend Video(動画延長機能)」です。
やり方を見ていきましょう。
動画を延長する場合、まずはミッドジャーニーで生成した動画を1枚選びます。
画面右側の「Extend Video」を確認してください。
各項目の内容は以下の通りです。
「Extend Video」 | |
Auto(動画生成・自動モードで延長する) | ・Low Motion:ゆったりとした動き ・High Motion:ダイナミックな動き |
Manual(動画生成・手動モードで延長する)※プロンプトを入力する | ・Low Motion:ゆったりとした動き ・High Motion:ダイナミックな動き |
今回は「Auto」の「Low Motion」で動画を延長してみます。クリックしましょう。
延長動画が自動生成されます。
生成結果は「Create」から確認できます。
通常の画像生成より、少し時間はかかりますが、1分ほど待つと、指定した動画の延長されたバージョンが生成できました。
以上のように、ミッドジャーニーでは、すべてのユーザーが利用できる動画生成機能が追加されました。
SNSやビジネスシーンで活用すれば、
「まさかAIで作ったとは思えない」
「プロが作った映像かと思った」
などと、注目されるはずです。
いち早く取り入れ、まわりの人をあっと驚かせましょう。
プロンプトを活用してさらに高クオリティな動画を作るコツ |
動画生成はプロンプトでも行うことができます。ただし、どんなプロンプトを入力すればいいのか、最初は分かりづらいですよね。 そんなときは、他のユーザーが作成した動画を参考にしてみましょう! 「Explore」から気になる作品を選び、プロンプトをチェックすれば、「どんな風に指示したらこんな動きができるのか」というコツが見つかるはずです。ぜひやってみてくださいね。 Exploreの活用方法は、3-2. ほかのユーザーが作った画像・プロンプトをヒントにするで解説しています。 |
生成した動画をダウンロードする
生成した動画のダウンロード方法も画像と同様、とても簡単です。
ダウンロードしたい動画を1つ選択し、画面右上のダウンロードボタンをクリックするだけ。画像のダウンロードと同じ方法です。
もしくは、ダウンロードボタンの左隣の3本線のマークをクリックすると、
「Download for Social」
を選択できます。
SNS向けに最適化された形式でダウンロードできますので、どちらか好きな方を選択してください。
【Midjourneyの使い方】よくある質問
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「難しそう」というイメージがあるミッドジャーニーですが、Web版が使えるようになり、グッと身近な存在になりました。
とはいえ、実際に使っていると、小さな疑問が出てくるはずです。
ここでは、ミッドジャーニーユーザーからよくある以下の質問に、まとめて回答します。
【ミッドジャーニー】よくある質問 |
①Midjourneyの商用利用は可能ですか?著作権はどうなりますか? ②日本語でも使えますか? ③スマホだけで利用できますか? ④プロンプトに使用してはいけないワードはありますか? ⑤画像がイメージ通りに生成できないのですが、コツはありますか? ⑥画像は何枚まで作れますか?生成枚数に制限はありますか? ⑦PCのスペックはどれくらい必要ですか? |
Midjourneyの商用利用は可能ですか?著作権はどうなりますか?
基本的に、ミッドジャーニーで生成した画像・動画の商用利用は可能です。
作った画像を自分のWebサイトに載せる、またはチラシ・商品パッケージ・SNS投稿・広告・YouTubeサムネなどに自由に使えます。
【ミッドジャーニー】画像・動画の商用利用について | |
商用利用 | 基本的にOK |
著作権 | 制作者に帰属(条件あり) |
禁止事項 | 他人の著作権侵害、誤情報、違法用途など |
ただし、いくつかの条件がありますので、利用前に必ず確認しておきましょう。
・年間売上が100万ドル(約1.5億円)を超える企業またはその従業員の場合:「Pro」または「Mega」プランに加入していないと、著作権を保有できません。※「Basic」では不可。 ・他人が作った画像をアップスケールした場合: アップスケールしても、その画像の著作権は元の作成者に帰属します。 ・「公開スペース」で作成した画像は、他人に見られ・再利用される可能性がある:デフォルトではすべて「公開&再利用OK」の状態です。非公開にしたい場合は「ステルスモード」(Pro以上で利用可)を使用しましょう。 |
もっと詳しく知りたい方は、「ミッドジャーニー公式サイト」を確認してください。
日本語でも使えますか?
日本語のプロンプトでも画像生成は可能です。
以下の画像は、「白シャツを着た美しい日本人女性,渋谷,笑顔」という日本語プロンプトで生成しました。
ただし、
・ミッドジャーニーのWebサイトは英語表記になっていること
・英語プロンプトの方が精度が高い画像・動画が生成できること
といった理由から、英語は避けられません。
「英語のプロンプトなんて作れない」
という方は、ChatGPTを活用しましょう。
ChatGPTは生成AIツールで、登録すれば誰でも無料でスタートできます。
例えば、
「白シャツを着た美しい日本人女性,渋谷,笑顔」を英語にして
と投げかければ、即、英訳して返してくれますよ。
ミッドジャーニーは、日本語プロンプトでも生成可能ですが、英語の方が伝わりやすく、より精度の高い画像・動画が生成できる傾向です。
できれば英語のプロンプトを使うようにしましょう。
スマホだけで利用できますか?
ミッドジャーニーは、Webブラウザ版が提供されており、スマートフォンのブラウザからでもアクセス・操作ができます。
アプリやソフトをダウンロードする必要もありません。
ただし、細かい調整やプロンプトの長文入力、複数タブの管理などはPCの方がスムーズに行えます。
外出先でのアイデアメモや簡易的な生成にはスマホ、本格的なクリエイティブ作業にはPCというように、使い分けるのもおすすめです。
プロンプトに使用してはいけないワードはありますか?
あります。
ミッドジャーニーの規約に基づき、以下のような内容・表現を含むワードはプロンプトに使用できません。
プロンプトに使用してはいけないワード(禁止ワード) |
1. 暴力的・攻撃的な表現 2. 性的・アダルトな内容(NSFW) 3. 差別的・憎悪表現 4. 著名人や特定の人物のなりすまし 5. 政治的な目的での使用 |
出典:ミッドジャーニー「コミュニティガイドライン」より筆者が和訳して掲載
なお、上記に該当するプロンプトは自動でブロックされるか、生成エラーになります。また、アカウント停止・利用禁止などのペナルティを受ける場合もあります。
もっと詳しく知りたい方は、ミッドジャーニーの「コミュニティガイドライン」をチェックしておきましょう。
画像がイメージ通りに生成できないのですが、コツはありますか?
あります。
プロンプトを作るときは、以下を参考にしてみてください。
コツ | 説明 |
先頭に被写体(主語)を明確にする | AIは前方を優先して処理する |
シンプルなプロンプトにする | 長い指示ではなく短いフレーズが◎ |
先頭優先にする | 大事な要素から書く |
具体的にする | 髪型・服装・表情など 例:「short bob haircut」「white blouse」「smiling」など |
背景を指定する | シーンや場所 例:「in Shibuya」「at the beach」「in a flower field」など |
カメラアングルを指定する | 例:「close-up」「side view」「overhead」「full body shot」など |
ネガティブプロンプトを使う | プロンプトに「––no」と追加すれば、特定の要素を排除できる |
他ユーザーのプロンプトを参考にする | 「Explore」で世界中のユーザーの画像をチェックしてみよう |
ミッドジャーニーを始めたばかりのころは、どんな画像が生成されるかイメージできないと思います。そのため、最初はシンプルなプロンプトからスタートし、徐々に詳細な条件を追加していくのがコツです。
画像は何枚まで作れますか?生成枚数に制限はありますか?
画像の生成枚数の目安は、プランによって異なります。
下記を参考にしてください。
項目 | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プロプラン | メガプラン |
月額料金 | 10ドル/月(1,470円) | 30ドル/月(4,410円) | 60ドル/月(8,820円) | 120ドル/月(17,640円) |
画像生成枚数の目安 | 約200画像/月 | 約900画像/月 | 約1,800画像/月 | 約3,600画像/月 |
高速生成(Fast GPU Time) | 約3時間/月 | 約15時間/月 | 約30時間/月 | 約60時間/月 |
※1ドル:147円換算
例えば「ベーシックプラン」だと高速生成用のGPU時間が月に約3時間(約200画像分)付与されています。しかし、これを使い切ると高速生成ができなくなります。
ベーシックプランには「Relaxモード」は含まれないため、遅いモードでの生成もできません。つまり、この月は追加購入するか、次の請求月まで待つ必要があります。
追加購入にかかる費用は以下の通りです。
追加購入時間 | 料金 |
1時間分 | 4ドル(588円) |
2時間分 | 8ドル(1,176円) |
5時間分 | 20ドル(2,940円) |
12時間分 | 48ドル(7,056円) |
※1ドル147円で計算
※購入したFast時間の有効期限は60日間
ベーシックプランに加入した場合、GPU時間を頻繁に追加購入するようであれば、アップグレードとどちらがお得か検討してみましょう。
PCのスペックはどれくらい必要ですか?
ミッドジャーニーは、クラウド上で画像を生成するAIサービスです。画像の生成処理自体はミッドジャーニーのサーバーで行われるため、PCやスマートフォンに高いスペックは必要ありません。
まとめ
今回は、ミッドジャーニーの使い方を解説しました。
ミッドジャーニーの使い方は、以下の4ステップです。
ミッドジャーニーのAI画像生成は、以下の4ステップで行います。
【ミッドジャーニー】AI画像生成の方法「4ステップ」 |
ステップ①:プロンプトを入力する ステップ②:画像を保存する ステップ③:生成した画像をブラッシュアップする ステップ④:フォルダ分け・検索機能を活用する |
Web版のミッドジャーニーは、初心者の方でも分かりやすい操作性が魅力です。
プロンプトのコツをつかめば、写真のような風景も、アニメのワンシーンのような構図も、映画のような動画までも自在に生み出すことができます。
「もっと思い通りの画像を作ってみたい」
「自分だけの世界観を形にしてみたい」
「ビジネスやSNSでも活用してみたい」
こんな方は、ミッドジャーニーを活用してみてくださいね。