未経験でも稼げるMidjourney副業は「Kindle出版」

『AI副業って結局稼げない』そんな話をよく耳にするけど、実際はどうなんだろう…?」

もしあなたが今、そう感じているのなら、それは少し前の情報かもしれません。

インターネットには「AI副業は難しい」といった情報が見られますが、それらは、日々進化するAIの「今の状況」を捉えきれていない可能性があります。特に、画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」を使った副業は、一部で単価が下がったり、競争が激しくなったりしているところがあるのも事実です。

しかし、今でも自信を持ってお勧めできる副業が一つだけあります。それが、「Kindle出版」と「Midjourney」の組み合わせです。

実際に、お金や在庫のリスクをほとんどゼロにして、一度作ればAmazonを通して世界中の読者に届き、長く印税収入を生み出す「デジタル資産」を築ける新しい副業の形が生まれています。

私自身もMidjourneyに関する書籍を出版しており、Kindle版の電子書籍も出させていただいています。実際に本を出している立場として、Midjourneyに関する知識や経験を活かしながら、みなさんに自信を持ってお伝えできると考えています。

この記事では、Midjourneyを活用してKindle本を出版する方法について具体的にご紹介します。また、AI副業で多くの方が不安に感じやすい「著作権」のポイントについても、わかりやすく解説していきます。

▶︎ 早速Midjourneyを使ったKindle出版の方法を知りたい方はこちら

読み終えていただくころには、AI作家として新しい一歩を踏み出す自信がつき、あなたの「稼げる未来」がはっきり見えてくるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

現在、mikimiki webスクールの公式LINE友達登録していただくと、【保存版】Midjourneyで使えるプロンプト全一覧をプレゼントしています。Midjourneyを使った副業にも活躍すること間違いなしです。気になる方はぜひこちらからご登録ください。

なぜ今「Kindle × Midjourney」が最強の副業なのか?

Midjourneyと、AmazonのKindle Direct Publishing(KDP)を組み合わせる。この一見異色な組み合わせが、なぜ今、副業として「最強」とまで言える可能性を秘めているのでしょうか?

その秘密を、Kindle出版の基本からMidjourneyの使用方法、そして一般的なAI副業との決定的な違いまで、徹底的に解説していきます。

未経験でも低リスクで始めるKindle出版

Kindle出版とは、Amazonが提供する「Kindle Direct Publishing(KDP)」というサービスを使って、誰でも手軽に電子書籍を出版できる仕組みです。

このKDPの最大の魅力は、作家としての経験がなくても、初期費用や在庫のリスクをほとんどゼロにして、自分だけの「出版ビジネス」を始められる点にあります。

ロイヤリティ収入

出版した電子書籍が売れるたびに、Amazonから印税(ロイヤリティ)が支払われます。一度作ってしまえば、あなたが寝ている間も、旅行中でも、自動的に収入が発生する仕組みを構築できるのです。

グローバル展開

Amazonは世界中に読者を持つ巨大なプラットフォームです。あなたのKindle絵本は、日本国内だけでなく、世界中のKindleユーザーに届く可能性を秘めています。

絵本市場の現状とKindleとの相性

実は、電子出版市場はコミック分野が牽引しつつも、絵本においてもデジタル形式への保護者の受容が高まっています。

電子絵本の利用に前向きな保護者の割合は、3年間で34.2%から45.4%に上昇しています。デジタルデバイスの普及や、GIGAスクール構想(すべての子どもが1人1台端末を使い、I個別最適な学びを実現するための教育改革)に見られるデジタルコンテンツへの教育的利点への認識が、この追い風となっています。

また、Kindleは紙の絵本のような触覚的な体験は提供しないものの、旅行や外出先での携帯性といった利便性で、異なるニーズに応えることができます。さらに、ニッチなジャンルや特定のターゲット層(例えば、大人向け絵本)を開拓しやすいのも、Kindle出版の大きな強みです。

Midjourneyがイラスト制作の常識を変える

「絵本を作りたいけれど、絵が描けない」「プロのイラストレーターに頼むとお金がかかるし、時間もかかる…」そんなあなたの悩みを、Midjourneyは一瞬で解決してくれます。

高品質な絵を生成できる

Midjourneyは、テキストで指示するだけで、まるでプロが描いたような高品質で、多様なスタイルのイラストを生成できます。スタジオジブリ風のイラストから、繊細な水彩画、デフォルメされた可愛いキャラクターまで、あなたの想像力がそのまま絵になります。

制作時間とコストの削減

従来の絵本制作では、イラストの作成に何ヶ月もの時間と、数十万円〜数百万円の費用がかかるのが一般的でした。しかし、Midjourneyを使えば、これらの時間とコストを削減できます。実際に数時間で絵本の全イラストのアイデア出しからベース生成までを終えることも可能です。

アイデアを「即形にできる」スピード感と無限の創造性

頭の中にある漠然としたアイデアも、Midjourneyを使えばすぐにビジュアルとして試すことができます。何枚ものバリエーションを瞬時に生成し、気に入ったものをさらに深掘りしていく。このスピード感と無限の創造性が、あなたの「作ってみたい」という気持ちを後押しします。

「Kindle × Midjourney」で月5万円を現実にする収益モデル

Kindle出版とMidjourneyの組み合わせがなぜ「最強」なのか。それは、この二つが「ストック型収入」という副業で最も理想的な形を実現するからです。

単発案件に依存しない収益モデル(Kindle印税収入)

一般的なMidjourney副業の多くが、クラウドソーシングでの単発案件受注や、SNSコンテンツ制作のように継続的な労力を必要とする「フロー型」の収入であるのに対し、Kindle出版は一度出版すれば継続的に印税を生み出す「ストック型」の収入モデルです。

これは、あなたが新しい案件を探し続ける必要がなく、時間的な拘束も少ないため、効率的に収入を得られることを意味します。

具体的な収益シミュレーション

Kindle絵本で月5万円を目指す具体的なシミュレーションをしてみましょう。Kindle本のロイヤリティは、価格帯によって35%か70%が適用されます。

例えば、1冊の絵本を500円で販売し、70%のロイヤリティ(350円)を得られるとします。月5万円の収入を得るには、「50,000 ÷ 350 ≈ 142.8」約143冊の販売が必要です。

これを1冊だけで達成するのは難しいかもしれませんが、Kindle出版の真骨頂は「多作戦略」にあります。月に1冊、あるいは2〜3ヶ月に1冊でも新しい絵本をコンスタントに出版していけば、あなたのデジタル資産は増え続け、合計の売上が月5万円を超えることは十分に現実的です。

特に、Kindle Unlimited(KU)に登録することで、読者は無料であなたの本を読み放題できるため、多くの読者にリーチしファンを獲得する強力な手段となります。

初期の労力こそかかりますが、その後は印税という形で継続的な収入が見込めるため、副業とし効率的で安定しやすいと言えるでしょう。

モルガン・スタンレー(世界的な金融サービス会社)は、生成AIの活用が進むことでギグワーカー(インターネットを通じて単発の仕事をする人)の収益性が向上し、市場規模が2030年までに4,000億ドル増加すると予測しています。

AIが雇用を奪うのではなく、収入増加に貢献するというこの見方は、まさにKindle × Midjourneyのような「AIを戦略的に活用する副業」が、これからの時代をリードすることを示唆しています。(出典)

Kindle × Midjourneyで「絵本」を作成する方法

この章では、Kindle × Midjourneyで「売れる絵本」を出版するステップを紹介します。これを読めば、あなたも今日から「AI作家」としての一歩を踏み出せるはずです。

今回は、「臆病なキツネが、勇気を出す友情の物語」を例に、制作過程を実演形式で解説していきます。

STEP
絵コンテ(ストーリーボード)の作成

各ページで何が起こるか?どんな景色で、登場人物はどんな行動や表情をするか?そのページの目的は何か?を箇条書きや簡単なスケッチで構わないので、事前に書き出しましょう。これにより、物語が具体的なビジュアルの連続へと変わり、Midjourneyでどんな画像を生成すべきか明確になります。

絵コンテのアイデアが浮かばない場合は、ChatGPTを使用しましょう。物語のテーマや主人公、伝えたいメッセージを伝えるだけで、各ページのシーン構成や登場人物の感情、背景の描写について具体的な提案をもらえます。

▼ChatGPTプロンプト例

以下の「絵本のテーマ」「主人公」「伝えたいメッセージ」をもとに、
16ページの絵本の絵コンテ(ストーリーボード)を提案してください。
各ページには以下の要素を含めてください:
・ページ番号
・シーンの簡単な描写
・キツネの感情や行動
・背景や小物
・セリフ(あれば)

# 絵本のテーマ : 友情と勇気
# 主人公 : 臆病だけど心優しいキツネ
# 伝えたいメッセージ : どんなに小さな勇気でも、友達のためなら大きな力になる

▼ChatGPTの出力例(抜粋)

「絵本のテーマ」「主人公」「伝えたいメッセージ」をChatGPTに考えてもらうことも可能です。

STEP
物語とMidjourney用のプロンプトを作成

作成した絵コンテをもとに物語と、ChatGPTを使用してミッドジャーニーで画像を生成するためのプロンプトを作成しましょう。

【▼ChatGPTプロンプト例】

あなたは一流の絵本作家です。
以下の絵コンテに沿って、各ページごとの物語とイラスト生成用のプロンプトを作成してください。

# 制約条件:
・イラスト生成はミッドジャーニーを使用。
・モデルのバージョンやイラストサイズはプロンプトに含めなくて良い。

# 出力形式:(以下を繰り返し)
P1:
①物語:
②イラスト内容:
③ミッドジャーニー用プロンプト:

# 絵コンテ:
{ステップ1で作成した絵コンテを入力}

▼ChatGPTの出力例(抜粋)

ChatGPTのプロンプトに悩まれた方は、プロンプトのコツについてこちらの記事でご紹介していますのでご参考ください。
▶︎「2025年最新版」一撃でChatGPTの力を120%引き出すプロンプトのコツ12選

STEP
絵本のタイトルと表紙、背表紙を作成

最後にChatGPTに絵本のタイトルと表紙、背表紙のイラスト生成用プロンプトを考えてもらいましょう。

【▼ChatGPTのプロンプト例】

あなたは一流の絵本作家です。
この絵本の「タイトル」「表紙イラスト用のプロンプト」「背表紙イラスト用のプロンプト」を作成してください。

# 制約条件:
・イラスト生成はMidjourneyを使用。
・モデルのバージョンやイラストサイズはプロンプトに含めなくて良い。

# 出力形式:(以下を繰り返し)
タイトル:
表紙イラスト用プロンプト:
背表紙イラストプロンプト:

▼ChatGPTの出力例

STEP
Midjourneyでイラストを作成

ステップ2で作成したプロンプトを使ってMidjourneyで画像を生成しましょう。

① テキストボックスにプロンプトを入力
② 生成ボタンをクリック

【▼出力結果】

1度に4枚生成されるので、お気に入りのイラストを1枚えらびましょう。

STEP
画風を統一して2枚目以降のイラストを作成

2枚目以降のイラストを作成する際は「Style References」という機能を使用します。

この機能を使用することで画像の「スタイル」(色調、画材風表現、照明など)を統一することができます。

詳しい解説は以下の記事を参照ください。

① 参照したいイラストを「Style References」ドラッグ&ドロップ
② 2枚目のイラストのプロンプトをテキストボックスに入力
③ 生成ボタンをクリック

【▼出力結果】

生成したイラストはイラストの上で右クリックをし、「Save image」からダウンロードできます。

同様の流れですべてのページ、表紙、背表紙のイラストを生成しましょう。

鍵マークをクリックすることで参照スタイルを固定することができます。

STEP
Canvaで絵本を完成させる

このステップでは、Midjourneyで生成したイラストと物語のテキストを組み合わせて、絵本のページを作成します。今回はCanvaを使用します。

① Canvaにアクセスして「カスタムサイズ」をクリック

② 幅、高さを8.5×8.5に設定
③ 単位はin(インチ)を選択
④「新しいデザインを作成」をクリック

次にマージンを設定します。

マージンとは、絵本のキャラや文字を、ページの端から5〜10mm内側に配置するルールです。これは、印刷後にページをカットするときのズレで、重要な部分が切れたり見づらくなったりするのを防ぐためのものです。

①「ファイル」をクリック
②「設定」をクリック
③「定規とガイドを表示」をクリック
(ショートカットキー: Shift + R)

続けて

④「ファイル」をクリック
⑤「設定」をクリック
⑥「ガイドを追加する」をクリック

⑦「2列、ギャップ7.5in」、「2行、ギャップ7.5in」を入力
⑧「ガイドを追加する」をクリック
⑨ ガイドが追加されます

続いて、Midjourneyで生成したイラストをアップロードします。

①「アップロード」をクリック
②「ファイルをアップロード」からMidjourneyで生成したイラストデータをアップロード

表紙をドラッグ&ドロップ

①「テキスト」をクリック
② 下にスクロールし、好みのフォントの組み合わせを選択
③ タイトルを入力

次はテキストページを作成します。

「ページを追加」をクリック

①「テキスト」をクリック
② 下にスクロールし、好みのフォントの組み合わせを選択
③ タイトルを入力

続けて1ページ目を作成します。

「ページを追加」をクリック

1ページ目のイラストをドラッグ&ドロップ

続けて1ページ目のテキストページを作成します。

「ページを追加」をクリック

①「テキスト」をクリック
② 下にスクロールし、好みのフォントの組み合わせを選択
③ 1ページ目の文章を入力

以降のページも同様の手順で作成しましょう。

タイトルと文章は必ずマージンの中に収まるように配置しましょう。

STEP
絵本をダウンロード

すべてのページが完成したら「PNG」でダウンロードしましょう。

①「共有」をクリック
②「ダウンロード」をクリック

③ ファイルの種類は「PNG」を選択
④「ダウンロード」をクリック

表紙画像のみ「JPG」でもダウンロードしましょう。

STEP
Kindle createで書籍化

STEP7で作成したページをKindle createで書籍化しましょう。

Kindle Createは、Amazonが提供する無料の電子書籍編集・制作ツールです。Kindle Direct Publishing(KDP)で電子書籍を出版する際に利用されます。

Kindle Createをダウンロードしてインストールします。ダウンロードはこちらからできます。

ダウンロードできたた、Kindle Createを開き、「Create new」を選択

①「COMICS」を選択
②「Continue」をクリック

① Book Title(書名)
② Author Name(著者名)
③ Publisher(出版社・インプリント名)

これらはメタデータとして KPF ファイルに埋め込まれ、後で KDP にアップロードする際に自動でフォームへ反映されます。空欄のまま 「Continue」 をクリックしても先へ進めます。

次は「Book Properties(書籍プロパティ)」設定画面です。

セクション選択肢概要と活用イメージ
Reading OptionsGuided View(デフォルト)端末がコマ順にズーム&パンする パネルビュー。標準的なコミック体験。
Virtual Panelsページ全体を表示し、タップすると自動検出したコマへ順次ズーム。細かく演出を制御したい場合に。
Reading DirectionLeft-to-Right欧米向け左開き。
Right-to-Left日本のマンガなど右開き。Kindle ではページ順・スワイプ方向の挙動が変わります。
Landscape Page ViewFacing Pages横向きにすると見開きで表示。ダブルスプレッド(左右2ページを1枚のキャンバスとして扱うレイアウト)を多用する作品向き。
Single Pages(デフォルト)横向きでも1ページずつ表示。スマホ閲覧を重視する場合に。

① Reading Options : Guided View
② Reading Direction : Left-to-Right
③ Landscape Page View : Facing Pages

を選択して「Choose File(s)(.pdf.jpg.png)」をクリック

Canvaで作成した、PNGファイルをすべて選択し、インポート

「Continue」をクリック

右上の「Export」から保存

STEP
AmazonのKDPで販売

いよいよKindle出版です。AmazonのKDP(Kindle Direct Publishing)を使って、あなたの絵本を販売しましょう。

KDPにアクセスしサインイン

アカウント情報を入力していない方は「アカウント」ページで必要情報を入力してください。

必要情報の入力が完了したら、下にスクロールし、「タイトル新規作成」の「電子書籍(漫画以外)」をクリック

すると「本の詳細」の入力画面になるので、ひと通り入力

内容紹介の文章に困ったら以下のプロンプトを使用してみましょう。

あなたは一流の絵本作家です。
この絵本の内容紹介を作成してください。

# 制約条件:
・HTML形式で出力
・この絵本を購入したくなるような紹介文

▼ChatGPTの出力例(抜粋)

この出力をコピーし、「ソース」をクリックしペーストします。

そしてもう1度「ソース」をクリックすると、内容紹介が入力されます。

①「左から右(横書き)」を選択
② 先ほど作成した原稿をアップロード

「参照」から表紙のJPGファイルをアップロード

必ずAI生成コンテンツの「はい」にチェックを入れましょう。

今回はChatGPTとMidjourneyを使用したので記入します。

アクセシビリティ機能は「情報を提供する画像のいずれにも、代替テキストや詳細な説明が含まれていません。」を選択し、「保存して続行」をクリック

最後に「ロイヤリティプラン」「価格」を設定します。今回は「70%」「1000円」にします。

「Kindle本を出版」をクリックし、出版完了

Kindle本を出版することができました。

「思い通りのイラストが生成できない」と悩んでいませんか?
Midjourneyは便利だけど、プロンプトが難しくて挫折しそう。そんなあなたにぴったりなのが、『画像生成AI・Midjourney完全マスター講座』です。
200ページ超のWebテキスト付き、買い切り&無料アップデートで永久にご視聴いただけます。
思い通りのイラストを生成したい方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。

Kindle × Midjourney副業で「法的トラブル」を避ける絶対ルール

Kindle × Midjourney副業で夢の印税生活を目指す上で、絶対に避けて通れないのが「法的トラブル」です。特に、生成AIコンテンツの著作権についてはまだ法整備が追いついていない部分も多く、常に最新の情報をキャッチアップして慎重に対応する必要があります。

ここでは、安心して「AI作家」として活動するための、法的リスクとその回避策を解説します。

1.「人間の創作的寄与」の重要性

日本における著作権法では、AIが単独で作成した作品は、原則として「著作物」として認められません。著作物として保護されるためには、そこに「人間の創作的関与」が必要だと文化庁は見解を示しています。

では、Midjourneyで生成×Kindle絵本は、どのようにすれば著作物として認められるのでしょうか?

AI画像を加工・編集する

AIはあくまで「道具」です。人間がAIを道具として利用し、生成された作品に加工、選択、構成、独自の要素の追加といった「創作的な手を加える」ことで、人間の創作性が認められ、その部分が著作物として保護される可能性があります。

例えば、Midjourneyで生成したイラストをそのまま使うのではなく、CanvaやPhotoshopで加工したり、複数の画像を組み合わせてストーリー性のある絵本に構成したりする作業がこれにあたります。

あなたのアイデアや意図が、AI生成物に反映されることで、初めて「あなたの著作物」としての権利が主張できるようになるのです。

「類似性」と「依拠性」

著作権侵害が成立するかどうかは、「類似性」(後発の作品が既存の著作物と同一または類似していること)と「依拠性」(既存の著作物に依拠して複製等がされたこと)という二つの基準で判断されます。

「依拠性」とは、既存の作品を参考にしたり、それを基にして作品が作られたりしたことを意味します。

あなたがMidjourneyにプロンプトを入力する際、特定の既存作品を模倣する意図があったり、その作品の表現を意識して生成したりすると、この「依拠性」が認められるリスクが高まります。

2.Kindle出版における著作権・肖像権・パブリシティ権

Midjourneyで生成した画像を使ったKindle絵本を出版する際、著作権だけでなく、肖像権やパブリシティ権にも注意を払う必要があります。

既存のキャラクターや作品を模倣しない

Midjourneyのプロンプトに特定の作者名、作品タイトル、映画名、俳優名、ブランド名などを入力し、「〜風」の画像やキャラクター類似画像を生成することは避けるべきです。これは、著作権やパブリシティ権を侵害する可能性があります。

例えば、有名キャラクターに酷似した絵を生成してそれを絵本に使うことは、たとえあなたが加工したとしても訴訟のリスクを伴います。中国では、AI企業が著作権保護された「ウルトラマン」キャラクターの画像を学習し、許可なく酷似した画像を生成・配布したことで賠償命令を受けた事例もあります。

有名人の肖像や特定の商標の利用リスク

生成AI画像に識別可能な人物の肖像が含まれる場合、肖像権やパブリシティ権の原則が適用されます。特に有名人の画像を商業目的で無断生成・利用することは、大きなリスクを伴います。また、企業のロゴやブランド名を模倣した画像を生成することも、商標権侵害に繋がる可能性があります。

AIモデルの学習データに由来する潜在的リスク

AIモデルは、インターネット上の膨大な画像を学習しています。中には著作権保護された画像も含まれており、AIが既存の作品に酷似した出力を生成する可能性があります。これは、あなたが意図せずとも著作権侵害の加害者となってしまうリスクを意味します。

このリスクを軽減するためには、生成された画像をそのまま使用せず、必ず手作業で加工や修正を加え、人間の創作的要素を大きく加えることが不可欠です。

3.法的リスクを最小化する実践的チェックリスト

Kindle × Midjourney副業を安心して続けるために、今すぐできる実践的なチェックリストをまとめました。

権利侵害に関する最新情報の収集

AIと著作権に関する法的状況は流動的です。進行中の訴訟や、文化庁、他国の著作権局からの新しい見解など、常に最新情報をキャッチアップする姿勢が不可欠です。信頼できるニュースサイトや弁護士の解説などを定期的にチェックしましょう。

Midjourney Pro/Megaプランの利用(ステルスモードの活用)

機密性の高いクライアントワークや独自の製品開発を行う場合は、「Pro」または「Mega」プランで使用できる「ステルスモード」を利用しましょう。デフォルトでは、生成された画像は一般に公開され、他のユーザーが再利用できる状態になりますが、ステルスモードを使えば画像を非公開にできます。

生成AI画像の加工・修正

生成AI画像をそのまま使用するのではなく、必ずあなた自身の手で加工・修正を加えることが重要です。

具体的には、色味の変更、要素の追加・削除、構図の大幅な変更、他のAI画像や手描きの要素との組み合わせなど、元の生成物から見て「別物」と認識されるくらいの変更を加える意識が必要です。

この「人間の創作的寄与」が、あなたの絵本の著作権を主張する上での根拠となります。

プロンプト履歴、制作過程の記録

万が一、著作権に関する法的紛争が発生した場合に備え、画像を生成する際に用いたプロンプトの履歴や、その後の加工・編集の過程を記録として保持しておくことをおすすめします。これにより、「依拠性がないこと」や「人間の創作意図」を証明する助けとなります。

現在、mikimiki webスクールの公式LINE友達登録していただくと、【保存版】Midjourneyで使えるプロンプト全一覧をプレゼントしています。Midjourneyを使った副業にも活躍すること間違いなしです。気になる方はぜひこちらからご登録ください。

Q&A

デザイン未経験でも大丈夫ですか?

はい、まったく問題ありません Midjourneyはテキスト指示から画像を生成するため、絵を描くスキルやデザインの専門知識は不要です。

どのくらいの期間で稼げるようになりますか?

個人差はありますが、早ければ1〜3ヶ月で初収益を得る方もいます。特に、市場のニーズをしっかりリサーチし、売れるテーマを選定すること、そして複数冊出版する「多作戦略」を取ることが早期収益化のポイントとなります。ただし、Kindle出版は出版後のマーケティング活動も重要です。SNSでの発信やレビュー獲得など、積極的にプロモーションを行うことで、収益化のスピードは大きく変わります。何も考えず出版するだけでは稼げないので注意しましょう。


Midjourneyの基礎から学びたいあなたへ

この記事を読んで「絵本を作る前に、そもそもMidjourneyをまだ使いこなせていないかも…」そんなモヤモヤを抱えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

Midjourneyのおかげで、画像の作成が簡単になったとはいえ

  • プロンプトを書いてもうまく伝わらない
  • 画像のテイストが毎回バラバラになる
  • 細部を直したいのにうまく直せない

こんな悩みがあっては、せっかくのアイデアも前に進みませんよね。

そこでおすすめしたいのが
『未経験からAIデザイナーを目指す!画像生成AI・Midjourney完全マスター講座』 です。

講座で得られること

  1. 伝わるプロンプトの書き方
    専門用語をかみくだいて解説。思い描いた世界観がそのまま形になります。
  2. スタイルを揃えるコツ
    Style Referenceやアップスケール機能を実演しながらレクチャー。
    絵本のページ全体に“統一感”が生まれます。
  3. いつでも質問できる
    つまづいたポイントはmikimikiに直接質問可能。安心して学べます。

すべて買い切り&無期限視聴。焦らず自身のペースで学習可能です。

Midjourneyを完璧に使いこなせるようになれば、Kindle出版はもっとスムーズになります。まずは基礎を整えてみませんか?

▶︎ 講座の詳細をチェックする

まとめ

今回はなぜ「Kindle × Midjourney」がおすすめなのかを解説してきました。

要点をまとめると以下の通りです。

  • 「Kindle × Midjourney」は、初期費用・在庫リスクがほとんどゼロで、「ストック型収入」と「デジタル資産」を構築できるおすすめの組み合わせ
  • 「売れる絵本」を作るための具体的なステップを解説
  • 法的トラブルを避けるためには、「人間の創作的寄与」を意識した画像の加工・修正、既存作品の模倣回避、そして有料プランの利用することが重要

Kindle × Midjourneyは、新しい働き方や収入源を作る可能性を秘めています。

法的トラブルに細心の注意を払いつつ、あなたも今日から「AI作家」としての一歩を踏み出してみましょう。

新しい働き方を目指す人のためのmikimiki webスクール
新しい働き方を目指す人のためのmikimiki webスクール