行政のチラシ内製化を迷わず進めるための3つの軸と手順6ステップ

行政のチラシづくりでは、限られた時間や予算のなかで住民のみなさんにわかりやすく伝える方法に悩む場面も少なくありません。

外注による制作は品質面で安心できる一方、コストや修正対応の手間といった課題が挙げられます。

こうした中で注目されているのが「チラシ(広報物)の内製化」です。Canvaなどのデザインツールを活用することで、専門的なスキルがなくても統一感のある見やすいデザインを作成できる環境を整えられます。

内製化は費用面だけでなく、行政が自らの言葉で情報を届ける新しい手段としても注目されています。職員が発信の意図を整理しながら制作することで、地域に寄り添った広報を実現しやすくなります。

mikimiki webスクールでは、これまで全国の法人・自治体・公共機関に向けてCanva導入支援や研修を行ってきました。

先日は兵庫県・加古川市役所様でのCanva導入セミナー講師を務めたほか、東北デーリー様主催の「八戸市役所Canva研修会」など、現場での活用支援にも携わっています。

加古川市役所様にはセミナー実施後のインタビューにもご協力いただき、導入の背景や現場での変化についてお話を伺いました。

▶︎ 加古川市役所様のインタビュー記事はこちら

本記事では、行政がチラシの内製化を実現するプロセス6ステップをこれまでの自治体支援で得た知見と日本初のCanva Expertとしての経験を踏まえ、加古川市様の事例を交えてご紹介します。

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目次

加古川市の事例から見る「行政チラシ内製化」の可能性

兵庫県・加古川市役所では、庁内でのチラシ等広報物の内製化を検討する中でCanva活用の可能性を前向きに模索されており、その取り組みの一環として庁内での理解促進や試験的な活用を目的に、先日mikimiki webスクールによる初回のCanva導入支援・研修プログラムを実施いただきました。

こちらの章では、特に「チラシづくりの内製化」に焦点を当てて以下の3点についてご紹介します。

Canva導入セミナーを依頼したきっかけと背景
「どう伝えるか」に悩んでいたチラシづくりの課題
研修を通じて見えた現場の不安点と期待感

Canva導入セミナーを依頼したきっかけと背景

加古川市様が研修プログラムを検討された背景には、「チラシのクオリティにばらつきがある」という課題がありました。

実際にお話を伺うと、職員が作成する広報物について「文字ばかりで伝わりづらい」という危機感を持たれていたそうです。

今回のセミナーの主な目的は、まず庁内で「WordやPowerPointに加えて、Canvaという簡単に使えるツールもある」という認知を広げることでした。

また、就学前のこどもの保護者向けにInstagramでイベント紹介を行う際に、一部の課ではCanvaを積極的に活用しているとのこと。

ある程度クオリティも保てていて、庁内でも“見やすいね”といった声がありましたし、フォロワーの反応も良い印象です。私自身も、それがCanvaを知るきっかけになりました」と、現場での反応の良さを実感し、導入セミナーのご依頼に繋がった背景を広報担当の方がお話しくださいました。

「どう伝えるか」に悩んでいたチラシづくりの課題

市役所内では、イベントの規模や目的に応じて、外注と職員による作成を使い分けており、大規模で一定のクオリティが求められるものについては、これまで通り外部に委託する方針を取られています。

一方で、職員が個人で作成するチラシは、どうしても“手作り感”のある見た目になりやすく、「担当者の裁量やデザインスキルによって仕上がりに差が出てしまう」ことが大きな課題でした。

実際、文字量が多くなりすぎてしまい、市民の皆さんに十分に情報が伝わりづらいのではないかと悩む場面もあったそうです。

内製化を進めていくには、職員一人ひとりのスキル差を補い、誰でも一定以上の見栄えを保てる環境を整えることが重要だと考えられていました。

研修を通じて見えた現場の不安点と期待感

Canva導入セミナーでは、実際に職員の方が操作を体験しながら具体的な活用イメージを掴み、現場ならではの課題や期待が明らかになりました。

今回Canva導入セミナーで実施した内容(一部)は以下のとおりです。

・チラシやイベント案内のテンプレートを用い、配色・フォント・写真の差し替えを体験
・テンプレートを活用して短時間で統一感のあるデザインを作成するワーク
・Canva Proのブランドキットや素材検索機能を活用し、業務効率化の効果を検証

実際に職員の方々が感じた「期待」と「不安」点を以下にまとめました。

期待する効果
  • チラシやポスターの「質の向上」による市民の関心喚起
  • 作成時間の短縮による業務効率化
  • 文字量を減らし、デザイン性を高める工夫の浸透
  • 職員のスキル差を補完し、誰でも一定のクオリティを担保できる環境を整える
不安点・今後の課題
  • 無料の範囲内では現時点で問題はないが、有料版で導入をする場合費用対効果が見合うか再度検討が必要
  • 庁内全体でのデザイン品質をどう統一するか課題
  • 著作権・セキュリティなどの運用ルールを明確にする必要がある
  • 実際の業務にどう落とし込むか検討が必要

職員の方々からは、作成時間の短縮による業務効率化への期待がある一方で、著作権やセキュリティの取り扱い有料版導入時の費用対効果といった点に関しては、今後の検討が必要だという声も聞かれました。

同時に、「今後の業務に活かせそう」「こんなことができるとは思っていなかった」「登録が一番のハードルになっていたが、その部分も丁寧に教えていただけて安心した」といった前向きな声も多く、Canvaの活用が新たな気づきや庁内コミュニケーションの広がりにつながっている様子がうかがえました。

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行政チラシ内製化の「軸」となる3つの重要ポイント

加古川市役所様の事例を通じて見えてきたのは、行政チラシの内製化を成功させるには「品質(伝わりやすさ)」「スピード(スムーズなフロー)」「安全性」を支える3つの“軸”が欠かせないということです。

【軸①】「デザインの統一化」で一定品質を保ち伝わるチラシをつくる
【軸②】情報を正確かつスピーディーに伝える「制作体制とワークフロー」
【軸③】著作権・セキュリティを守る「安全な運用ルール」

行政が制作するチラシには、民間企業とは異なる性質があります。

例えば、次のように扱う情報が多岐にわたり、かつ緊急性や正確性が求められるものが多いのが特徴です。

  • イベント告知(祭り、講演会など)
  • 制度案内(子育て支援、税の申告、給付金など)
  • 啓発・注意喚起(防災、感染症対策、防犯)
  • 住民募集(職員採用、各種委員会委員)

こうした行政チラシを内製化するには、「品質・スピード・安全性」を両立できる体制づくりが不可欠です。

ここでは、そのために押さえておくべき3つの軸を整理します。

【軸①】「デザインの統一化」で一定品質を保ち伝わるチラシをつくる

行政チラシは、「イベント告知」や「制度案内」など、内容も目的も多岐にわたります。

これらは担当課ごとに作成されることが多く、デザイン・配色・フォントがバラバラになりやすいという課題があります。

例えば、同じ自治体内で「防災啓発」と「子育て支援」のチラシを見たときにデザインテイストがまったく異なると、住民にとっては“別の組織”の発信のように見えてしまうこともあります。

自治体としての信頼性を高めるにはロゴ位置や配色、見出し書体などの基本ルールを統一し、どの課が作っても一目で“市の広報”とわかるデザイン基盤を整えることが軸です。

【軸②】情報を正確かつスピーディーに伝える「制作体制とワークフロー」

行政の広報物では「給付金の案内」「災害時の注意喚起」「イベントの開催延期」など、タイムリーで正確な情報更新が求められる場面が多いです。

そのため、デザインスキルだけでなくどの部署がどの段階で確認し、誰が最終決裁を行うかといった制作体制やワークフローを明確に整えることが軸になります。

特に、防災や感染症関連のチラシは内容の一語一句が住民の行動に影響することもあるため、複数部署が連携して正確性を担保できる仕組みがあってこそ内製化が機能します。

【軸③】著作権・セキュリティを守る「安全な運用ルール」

行政チラシは、住民募集や制度案内など“公的な広報”としての信頼性が求められるため、著作権や個人情報の取り扱いに細心の注意を払う必要があります。

例えば、「講演会チラシで無断使用したイラスト」や「イベント写真に市民の顔が映り込む」といった小さなミスが大きなトラブルにつながる可能性もあります。

そのため、使用できる素材や写真のルール、個人情報を含む画像のチェック体制など、セキュリティと著作権を守る明確なガイドラインを整えることが内製化の軸となります。

▼商用利用・著作権については『Canvaの素材は商用利用OK!利用可能な範囲と著作権について徹底解説』の記事をご覧ください。

▼基本のチラシデザインの作り方を知りたい方は、『初心者でも簡単!今日からはじめるチラシデザイン4つの基本と作り方』の記事がおすすめです。

【行政チラシ内製化】3つのお悩みとその解決策

実際に内製化を進めると、多くの自治体が同じようなお悩みに直面します。

ここでは現場でよく挙がる3つのお悩みと、それを解決する具体策をご紹介します。

お悩み①:職員のスキル差・異動による「品質のばらつき」
お悩み②:制作にかかる「時間の浪費」と「情報の正確性」
お悩み③:「著作権・セキュリティ」への意識の差

お悩み①:職員のスキル差・異動による「品質のばらつき」

異動が多い行政では、担当者が変わるたびに職員の経験やスキル差により、チラシの品質にばらつきが生じる課題があります。

解決策
  • チラシ作成の基本ルールやフォーマットを標準化する
  • 見出し・本文・画像の配置などの必須要素を明確に定義する
  • 新しい担当者にもすぐに理解できるマニュアルを整備する

これにより、担当者が変わっても一定のクオリティを保ち、住民に伝わる広報物を作成できます。

お悩み②:制作にかかる「時間の浪費」と「情報の正確性」

メールや紙での修正依頼、複数回の確認作業が発生すると、制作に時間がかかり情報更新も遅れがちになります。

解決策
  • 制作フローや承認プロセスを整理して誰がどの段階で確認するかを明確化する
  • 関係部署間で効率的に情報共有できる仕組みを作る
  • 修正履歴や承認状況を管理して正確性を確保する

これにより、制作効率が向上し、住民への情報提供もスムーズになります。

 お悩み③:「著作権・セキュリティ」への意識の差

素材の使用ルールや個人情報の取り扱いに対する理解が職員によって異なると、誤った素材使用や情報漏洩のリスクが生じます。

解決策
  • 使用可能な素材や写真の取り扱いルールを明文化する
  • 個人情報や公開範囲のチェックリストを作成して確認体制を整える
  • 研修や周知会でルールを徹底して職員間の意識を統一する

こうした取り組みにより、リスクを最小化しながら、安心して内製化を進められる環境を整えられます。

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【6ステップで解説】行政チラシ内製化の実践手順

ここまでの「軸」と「解決策」を踏まえ、実際に行政で内製化を進める際の手順を6ステップで紹介します。

ステップ①:目的と現状の整理
ステップ②:体制づくりとツール選定 
ステップ③:テンプレートとデザインルールの整備
ステップ④:試験運用と研修実施
ステップ⑤:承認フローとレビュー体制の確立
ステップ⑥:成果の振り返りと改善

ステップ 1:目的と現状の整理

まず、「なぜ内製化を進めるのか」を明確にします。

外注コスト削減だけでなく、「部署ごとの発信力を高めたい」「デザインの統一感を保ちたい」といった具体的な目的を整理することが重要です。

確認ポイント

  • どの課・部署がチラシを作成しているか
  • 外注・自作の割合や年間の制作数
  • よくある課題(修正の遅れ、レイアウトのばらつき、デザイン品質など)

加古川市の事例から、行政チラシ内製化では「デザイン統一」「制作体制の整備」「著作権・セキュリティ管理」の3つの軸が成功のポイントであることが明らかになっています。

ステップ 2:体制づくりとツール選定

庁内での役割分担と使用ツールを決定します。

行政で導入される代表的なツールとしてCanva」「Adobe Express」「Microsoft Designer」などがありますが、操作性や共有性、セキュリティ面での安心感からCanvaが選ばれるケースが増えています。

ポイント

  • 広報担当を中心に小規模チームを設置(例:広報課+総務課)
  • Canva無料版・有料版の検討(テンプレート共有・ブランド管理の有無)
  • 利用ルールや権限設定(誰が作成・承認・公開を行うか)

ステップ 3:テンプレートとデザインルールの整備

内製化成功のカギは、「誰が作っても一定の品質を保てる仕組み」を整えることです。

整備すべき項目

  • 共通テンプレート(A4縦・A4横、イベント告知など)
  • フォント・色・ロゴの統一(ブランドガイドライン)
  • 画像素材の管理(著作権・素材出典の明記ルール)

庁内でテンプレートを共有し、複製・利用が容易な状態を作ることが効率化につながります。

ステップ 4:試験運用と研修実施

少人数で試験運用を行い、操作感や課題を確認します。

並行して職員の習熟度に合わせた研修を実施することで、運用の定着を促します。

研修でカバーすべき内容

  • 基本操作(文字・画像・レイアウト)
  • 公共広報におけるデザイン基礎(視認性・文字量・色使い)
  • 著作権・使用素材に関する注意点

mikimiki webスクールのような外部の専門機関による研修を活用すると、職員理解の促進とスムーズな運用移行に役立ちます。

ステップ5:承認フローとレビュー体制の確立

完成したチラシは、必ず第三者レビューや上長の確認を経て公開します。

推奨フロー

  1. 担当者がチラシを作成
  2. チーム内でチェック(誤字脱字・トンマナ確認)
  3. 広報課による最終承認
  4. 印刷・配布または公式サイト掲載

効率的に確認作業を行うために、Canvaの『共有リンクでコメント』機能を活用するのも有効です。

ステップ 6:成果の振り返りと改善

導入後は定期的に振り返りの機会を設けて改善サイクルを回します。

チェック項目

  • 制作スピードやコストの変化
  • チラシの見やすさ・住民の反応
  • テンプレートやルールの改訂点

「年1回の見直し会議」などで制作例を共有すると、庁内全体のスキル底上げにもつながります。

【ポイント】

行政のチラシ内製化では、単にツールを導入するだけでなく、庁内で安定して運用できる仕組みを作ることが肝心です。

目的の明確化 → 体制づくり → テンプレート整備 → 研修 → 承認フロー → 改善

という、6ステップを着実に踏むことで行政自らが“伝わる広報”を継続的に発信できる体制を構築できます。

▼Canvaについてさらに知りたい方は『【2025年最新】超初心者さんOK!Canva使い方入門・基礎をわかりやすく解説』をご覧ください。

mikimiki webスクールで学ぼう!内製化で変わる行政のチラシ

行政のチラシ内製化は単なるコスト削減に留まらず、住民への広報力強化と職員のスキルアップに直結する未来への投資です。

mikimiki webスクールでは、多くの自治体様や企業様の「デザインの壁」を乗り越えるお手伝いをしてきましたが、内製化で最も大切なのは、「特別な人」ではなく「みんな」が使える仕組みです。

デザイン未経験でも安心の体系化された学習

日本初のCanvaエキスパートである私mikimikiが、Canvaの基礎操作から応用テクニック、さらには印刷物の作り方までを体系的に解説します。

Webデザインの知識がなくても、仕事でそのまま活用できる実践的なスキルを習得できます。

チラシの内製化を検討している行政の職員の方にとって重要な「印刷物の作り方」や「印刷データ作成の注意点」まで網羅しているため、受講後すぐに仕事でそのまま活用できる実践的なデザインスキルを身につけることができます。

チラシだけでなく、ポスターや動画、プレゼン資料など、幅広い広報物の内製化に対応できるようになります。

法人・自治体向けCanva導入支援・研修プログラムの種類

mikimiki webスクールでは、行政機関や企業がCanvaを組織に導入して効果を最大限に引き出すための、目的や対象者に応じた複数の支援プログラムをご用意しています。

主なプログラムは利用者のレベルやニーズに応じて、以下の4種類に分類されます。

Canva/Canva AI導入研修ベーシック(ユーザー様向け)
Canva/Canva AI導入研修アドバンス(ユーザー様向け)
Canva/Canva AI導入研修(管理者様向け(情報システム部、経営管理部向け))
Canvaライセンス代理購入、運用支援

これらのプログラムは、行政のチラシの内製化を検討している自治体の方々におすすめの支援プログラムになっています。

受講者様の声

mikimiki webスクールCanva講座を受講された方々から寄せられたお声を、いくつかご紹介します。

「デザインの苦手意識がなくなり、業務スピードが上がりました」

「今までチラシや資料を作るのは、専門的なソフトを扱うデザイナーの仕事だと思っていました。この講座を受けて、Canvaなら自分にもできると自信が持てました。特に、テンプレートをベースに作ればクオリティが保てるので、デザインにかかる時間が大幅に短縮され、本業である情報整理に集中できるようになりました。」

(地方自治体 企画広報部門 30代男性)

「異動先でもすぐに役立つ汎用性の高さに驚き」

「部署異動で広報担当になり、右も左もわからない状態でした。この講座でデザインの基礎知識Canvaの操作を体系的に学べたおかげで、すぐにポスター制作やSNS発信ができるようになりました。イラストレーターなどの専門ソフトを学ぶより、圧倒的に早く実務に活かせます。」

(公的機関 総務・広報担当 40代女性)

「外注コストの削減とクオリティ維持が両立できました」

「小さなイベントチラシまで外注していて、予算を圧迫していました。内製化を決めたものの、品質低下が不安でした。mikimiki先生の『ルール化』と『テンプレート活用』の考え方を学んだことで、クオリティを維持しつつ、外注費を削減できています。庁内でテンプレートを共有する仕組みも作れて、職員のスキルアップにも繋がっています。」

(NPO法人/公共事業連携部門 50代男性)

Canva講座を受講された皆さま、うれしいお声をいただきありがとうございます!!

チラシの内製化をご検討中の方はまずはご相談ください

行政のチラシ内製化に関するよくある質問

Canvaを使うには専門的なソフトの知識が必要ですか?

いいえ、専門的な知識は必要ありません

Canvaは、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でデザインができる、直感的なインターフェースが特長です。

IllustratorやPhotoshopといった専門ソフトとは違い、デザイン初心者の方でもすぐに使い始められる点が行政のチラシ内製化を強力に後押しします。

▼Canvaの使い方は『【保存版】Canva使い方完全ガイド!基礎から便利機能まで解説』をご覧ください。

テンプレートを使うと、他と似たようなチラシになってしまいませんか?

Canvaのテンプレートはそのまま利用できるのはもちろんですが、色やフォント、写真、レイアウトなどを自由にカスタマイズできるのが最大の強みです。

ステップ②で作成した統一ルールや共通テンプレートを活用してカスタマイズを行うことで、自治体独自の個性を出しながらも庁内全体で一貫性のある質の高いチラシを作成することができます。

▼フォントやデザイン作成例は『【2025年最新】おしゃれで使える!Canvaのおすすめ数字フォント15選|デザイン作成例もご紹介』の記事をご覧ください。

職員への研修はどのように行えばよいですか?

mikimiki webスクールでは、法人や自治体の職員の方を対象としたCanva研修プログラムをご用意しています。

ツールの基本的な使い方からチラシなどの作成に特化した実践演習まで、内製化に必要なスキルを効率よく習得できる内容です。

 >>法人/自治体向けCanva導入支援・研修プログラムに関してはこちら

>>講演・セミナーのご依頼はこちら

まとめ

本記事では加古川市役所の事例を通じて、行政チラシ内製化を成功させるためのポイントを整理しました。

内製化には「デザインの統一化」「正確で効率的な制作体制」「安全な運用ルール」という3つの軸が重要です。

これらを踏まえ、目的の明確化から改善までの6ステップを丁寧に進めることで、庁内で誰もが安心してチラシ制作を行える体制を構築できます。

住民に伝わる広報を実現するには、継続的な見直しと共有が欠かせません。

行政のチラシ内製化をご検討中の方はこちらからご相談ください

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