
こちらの計算式、何を求めたものかわかりますか?
こちらは、ECサイト「Etsy」にて「1,600円」で販売されている、とあるCanvaテンプレートのレビュー数「2,461件」を購入数とみなし、売上金額を計算したものです。(数値は2025年3月12日現在のもの)
※ あくまで単純計算なので、実際にはもっと多く購入されている可能性があります。また、販売手数料などは加味しておりません。
上記のケースのように、Canvaテンプレートは、一度作れば不労所得のように売上を作り続けてくれます。
また、「Canvaのテンプレート販売」について書かれた記事をCanva公式サイトで公開しています。( Canvaで稼ぐ副業アイディア:Canvaのテンプレートを販売する方法と押さえておきたいポイント )
私は12年間WEBデザイナーとして活動しており、約3000名のクライアントにデザイン販売を行ってきました。
さらに2022年には日本初のCanva Expertに就任し、動きの早いデザイン業界のトレンドを日々キャッチアップしています。
mikimiki webスクールの講師も勤め、特にCanva講座はお客様から満足のお声をたくさんいただいています。
Canva講座では文字の強調方法やエフェクトの使い方を学び、それまで単調だったデザインを、アニメーションなどで動きを加え、表現力豊かに仕上げられるようになりました。
今では発信に欠かせないツールとなり、もう崇拝するレベルで活用しています。
(宮城県・50代女性)
デザインのスキルが向上したのはもちろんですが、Canvaが頻繁にアップデートされる中で、新しい機能も上手く活用できるようになったのも大きな変化です。
(茨城県・50代女性)
Canvaを学び始めてから「これを仕事の軸にしよう」と決め、その結果新しい取り組みやプロジェクトを任せていただく機会が増えました。
講座を受けたことで、自分のやりたいことが可能になり、人生が大きく変わったと実感しています。
(東京都・30代男性)
▶︎その他のご受講いただいた方のお声はこちら
mikimiki webスクール公式YouTubeチャンネルでは、Canvaを始めAIツールや最新のテックに特化した情報を発信していますが、ありがたいことに登録者数30万人を突破いたしました。
そんな私は、Canvaのテンプレート販売についても、日々情報をブラッシュアップしています。
どういったデザインが人気なのか、販売するプラットフォームはどこが良いのか、などといったCanvaのテンプレート販売のトレンドも日々キャッチアップしています。
テンプレート販売にあたって知っておきたい作り方・販売方法のコツ、そしてCanva Expertだからこそお伝えできるテンプレート販売のトレンドについて、皆さんにお伝えいたします。

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目次
- 1 Canvaテンプレート販売とは?
- 2 Canvaテンプレートの作成から販売までの手順①|Canvaテンプレートのテーマを決める
- 3 Canvaテンプレートの作成から販売までの手順②|Canvaテンプレートを作成する
- 4 Canvaテンプレートの作成から販売までの手順③|Canvaテンプレートの公開
- 5 Canvaテンプレートの作成から販売までの手順④|Canvaテンプレートを販売するならEtsyがおすすめ
- 6 Canvaテンプレートを販売する方法⑤|Canvaテンプレートの販売ページを公開する
- 7 Canvaテンプレートの販売のメリット
- 8 Canvaテンプレートの販売のデメリット
- 9 Canvaテンプレート販売のコツ10選
- 10 Canvaテンプレートの販売が違反になる3つの例
- 11 Canvaテンプレートの値段はいくらにすれば良い?
- 12 よくある質問
- 13 まとめ
Canvaテンプレート販売とは?
Canvaで作成したテンプレートを販売することで、収益の仕組みを作ることができます。
デザインの経験がなくても、Canvaは初心者でも使いやすいツールですので、工夫次第で収益を得ることが可能です。
実際にテンプレート販売をしているセラーも、デザイン未経験という方が多くいます。
Canvaは、初心者でも簡単に無料でデザインを作成できることから、ユーザー数が劇的に伸びており、2025年2月現在で月間アクティブユーザー数が1.35億人となっています。( 出典:Canva|プランと価格 )
ユーザー数が多いので、市場の母数も多く、それだけ多くの人に購入してもらえる可能性があります。
テンプレート販売とは、「Canva公式でまかなえていないデザインテンプレートを販売する」こと
Canvaには多くのテンプレートが用意されていますが、特定のニーズに合ったデザインはまだまだ不足しています。
特に個人事業主、中小企業、教育機関などは、クオリティの高いデザインが必要であるものの、社内デザイナーがいないことも多く、自分たちで一からデザインをしなければいけないという実態があります。
こうしたニーズに、Canvaテンプレート販売はぴったり合致します。
あなたが作ったテンプレートが、他の誰かの「時短」や「ブランディング」の手助けになります。
Canvaのテンプレート販売が可能な場所
Canvaのテンプレート販売は、オンライン上のプラットフォームを用いて行われます。
テンプレート販売が可能なプラットフォームは日本国内外問わず数多く存在し、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回はその中でもmikimiki webスクールがおすすめする、初心者でも始めやすいプラットフォームを5つご紹介します。

BASE

ショップ開設や運営にかかる初期費用・月額費用がゼロで、商品が売れた時だけ手数料が発生するため、リスクを抑えて始められます。
また、画面に沿って操作するだけでショップの立ち上げや編集が可能です。 テンプレートが豊富に用意されているので、ショップのデザインを簡単にカスタマイズできます。
簡単にショップを作成できる反面、他のサービスと比較してデザインや機能の自由度が低い場合があります。
STORES

フリープランを利用すれば、初期費用や月額費用がかかりません。
専門的な知識がなくても、直感的な操作でショップを開設でき、最短で即日開設も可能です。
また無料のテンプレートが多数用意されており、おしゃれなショップデザインを簡単に作ることができます。
音楽や動画、写真などのデジタルコンテンツも販売でき、物理的な商品のみならず幅広い商品展開ができます。
ただしフリープランでは、利用できる機能や決済手段に制限があり、ビジネスの成長に伴い有料プランへの移行が必要となる場合があります。
minne
操作が簡単で、初めて作品を販売する人も安心してサービスを利用できます。
個人作家だけでなく、ブランドやメーカーなどの企業も出品しており、ハンドメイドマーケットとしての信頼性が高いといえます。
その分、多数のクリエイターが作品を出品しているため、自身の作品を目立たせることが難しくなることがあります。
またminneは、サービスの仕様的に購入者がレビューを書きづらいことがデメリットです。
商品購入の連絡ページとは別にレビュー投稿ページが存在するため、投稿ページに遷移する前に購入者がサイトを離れてしまう傾向があります。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が提供するネットショップ作成サービスで、2005年のサービス開始以来、4万店舗以上(2022年4月時点)の導入実績を持つ大手プラットフォームです。
売上に関係なく、レギュラープランであれば月額3,000円で利用できます。
SEO対策やSNS連携など、集客をサポートする機能が豊富に搭載されており、売上拡大に役立ちます。
HTMLやCSSの編集が可能で、ショップのデザインや機能を自由にカスタマイズできます。
デメリットとして、トラブル発生時のサポート対応が遅いと感じるユーザーの声もあります。
また、高度なカスタマイズを行う際には、HTMLやCSSの知識が求められることがあります。
Etsy
Etsyは、ハンドメイド商品やヴィンテージアイテム、クラフト素材などを販売するオンラインマーケットプレイスとして、世界中のクリエイターやアーティストに利用されています。
Etsyは世界的に広く知られているため、多様な国や地域の顧客にアクセスできます。
初期費用が少なく、初心者でも簡単にショップを開設し、商品を出品できます。
出品料として商品1点ごとに$0.20が必要で、さらに販売額の6.5%が取引手数料として差し引かれます。
2024年時点で、Etsyのプラットフォームには約8百万人の販売者と約9,000万人の購入者が登録されていることから、他のプラットフォームとは桁違いのマーケットであることがわかります。
プラットフォーム販売以外の収益化方法
プラットフォームで販売する他に、Canvaのテンプレートで副業収入を得る方法があります。
それは、Canva公式クリエイターとなって、Canva内でテンプレートを利用してもらうことです。
ご自身が作成したテンプレートやデザイン素材がユーザーにダウンロードされると、報酬を得ることができる仕組みです。
ダウンロード数に応じて収入が増えるため、努力次第で収益を伸ばすことが可能です。
また、Canvaのクリエイターコミュニティに参加可能となります。
最新のデザイン動向をキャッチアップできる他、コミュニティ内の他のクリエイターからフィードバックを得ることができます。
公式クリエイターとしての肩書きは、他のデザイナーとの差別化につながり、クライアントやコミュニティからの信頼を得られます。
Canva公式クリエイターになるための方法については、以下の動画で紹介しています。
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Canvaのテンプレート販売の収益発生の仕組み
Canvaのテンプレート販売は、基本的にデジタル商品として提供されるため、一度作成すれば半永久的に販売できるのが魅力です。
- テンプレートを作成 … ターゲットに合ったデザインを作成します。
- 販売ページを作成 … 商品の魅力を伝える説明文やサンプル画像を準備します。
- 購入者がテンプレートを購入 … 決済完了後、購入にCanvaの共有リンクを提供します。
- 収益が入る … 作成したテンプレートが売れるたび収益が発生します。
Canvaテンプレートの作成から販売までの手順①|Canvaテンプレートのテーマを決める
具体的な利用目的ごとにテンプレートを作成するには、ターゲット、目的、ニーズから、デザインスタイルを決めていきます。
Canvaのテンプレートを販売するために必要なテンプレート案の考え方について、手順を詳しく解説していきます。
ターゲットの選定
テンプレート販売を成功させる最初のステップは、「誰に向けて作るのか=ターゲットの選定」です。
ターゲットが曖昧なままでは、デザインのテイストや内容がブレてしまい、購入者の心に響きません。
たとえば…
- 教員向け … 信頼感や見やすさが重要となります。
- ビジネスオーナー向け … ブランド感を意識したデザインが好まれます。
- ブロガーやインフルエンサー向け … トレンド感のあるビジュアルが必要です。
まずは「誰のためのテンプレートか」を明確にすることで、デザインも訴求も一貫性を保てるようになります。
ニーズと課題の分析
テンプレートを売れる形にするには、ターゲットがどんな「悩み」や「課題」を抱えているかを理解することが必要です。
インターネット・SNSでの検索の他、Yahoo!知恵袋などのQ&AサイトやChatGPTなどのAIツールに「ターゲットがどんな課題を抱えているか」尋ねてみると、具体的な回答が得られます。
たとえば…
- 教員向け … 「配布資料をすぐに整えたい」
- ビジネスオーナー向け … 「時短でプロっぽいデザインを作りたい」
- ブロガーやインフルエンサー向け … 「最先端トレンドの配色でSNSを統一したい」
こうした声をリサーチすることで、必要とされるテンプレート像が見えてきます。
ニーズに応えることで「選ばれるテンプレート」へと近づきます。
テーマの具体化
ターゲットやニーズが明確になったら、テーマを具体的に落とし込みましょう。
たとえば…
- 教員向け … 教員向けの視認性に優れた配布資料用デザインテンプレート
- ビジネスオーナー向け … プロフェッショナルで使いやすいパンフレットデザインテンプレート
- ブロガーやインフルエンサー向け … Z世代向けのポップなSNS投稿用デザインテンプレート
このように、雰囲気・用途・テイストを言語化することで、制作の方向性が定まります。抽象的ではなく、具体的な「誰に・何を・どんなふうに」を意識することがポイントです。
デザインスタイルとトーンの決定
テーマが決まったら、そのテーマに合ったデザインスタイル(使用するフォントや配色)ンを決定します。
たとえば…
- 教員向け … ゴシック体のシンプルで読みやすいフォント/グリーン系の落ち着いた配色
- ビジネスオーナー向け … 明朝体の高級感のあるフォント/ブルー系の清潔感のある配色
- ブロガーやインフルエンサー向け … 装飾系フォント/カラフルなビビッド系の配色
トーン(雰囲気)を「信頼感」「楽しさ」「高級感」などから選び、使用するフォントや配色を決め、全体の印象を統一しましょう。
これにより、ユーザーが使いやすく、自分の目的に合ったテンプレートだと感じやすくなります。
Canvaテンプレートの作成から販売までの手順②|Canvaテンプレートを作成する
Canvaは豊富な素材と直感的な操作性が特徴で、便利な機能が揃っています。
ドラッグ&ドロップで簡単に素材を配置できる点など、デザインの知識がなくても、プロのようなデザインを作成できます。
これらを駆使して、Canvaのテンプレートを作成しましょう。
空のデザインから始める
まずは、Canvaを開いて、作成するデザインのサイズを選びましょう。
例えば、A4縦型チラシのデザインを作るなら「チラシ(縦)210×297mm」を選択します。
空のキャンバスが表示されたら、いよいよデザイン開始です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは色々な素材に触れてみましょう。
Canvaには、写真、イラスト、図形など、たくさんの素材が用意されています。
キーワード検索でイメージに合う素材を探したり、カテゴリーから探したりしてみましょう。
また、Canvaの素材検索は、色味で絞り込むこともできます。こちらの機能を使うと、「2-4 デザインスタイルとトーンの決定」で決めたトーンで素材を選ぶことができるので便利です。
▼Canva初心者の方は、こちらの記事を参考にデザインを始めてみましょう。
デザインの調整を行う
素材を選んだら、次は配置や色を調整していきます。
素材の配置を行う場合はグリッド線を活用するのがおすすめです。
▼グリッド線の活用法については、こちらの記事を参考にして下さい。
また、Canvaには豊富なフォントも用意されています。
デザインが崩れないよう、「2-4 デザインスタイルとトーンの決定」で決めたフォントスタイルから大きく外れないようにしましょう。
色やフォントを変えるだけでデザインの印象が大きく変わるので、デザインスタイルからブレないように気をつけましょう。
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もし、デザインのイメージがわかない場合は、Canva内のテンプレートを参考にしてみるのもおすすめです。
テンプレート販売を行う場合は必ず空のキャンバスから作る必要がありますが、デザインを作る際の参考にするのはOKです。
Canvaの機能を色々試しながら、あなただけの素敵なテンプレートを作成してみてください。
Canvaテンプレートの作成から販売までの手順③|Canvaテンプレートの公開
Canvaテンプレートが完成したら、いよいよ販売準備です。
テンプレートにつけるタイトルは、利用シーンやメインで使用した色、デザインの雰囲気を入れ込むと検索に引っかかりやすくなり、購入率もアップします。
たとえば…
- 教職員向けの配布資料用テンプレート … 【教職員専用】配布プリント&おたより用 Canvaテンプレート|学校・教育現場でそのまま使えるグリーン系デザイン
- ビジネスオーナー向けのプロフェッショナルで使いやすいパンフレットデザイン … 【経営者・個人事業主向け】会社案内&サービス紹介パンフレット Canvaテンプレート|高品質×シンプル×信頼感ブルー系デザイン
- ブロガーやインフルエンサー向けのZ世代向けSNS投稿用のポップなデザイン … 【Z世代向けSNS映えデザイン】ポップで可愛いInstagram投稿テンプレート|ブロガー・インフルエンサー向けCanvaデザイン
タイトルを付けてテンプレートを保存し、公開設定を行いましょう。
Canvaテンプレートの公開設定方法
Canvaで作成したテンプレートを販売するには、テンプレートへの共有リンクを作成する必要があります。
- Canvaで作成したデザインを開きます。
- 画面右上にある「共有」ボタンをクリックします。
- 「全て表示」→「テンプレートのリンク」をクリックします。
- 「テンプレートリンクを作成」をクリックします。
- 表示されたリンクをコピーします。
このリンクを知っている人が、あなたのテンプレートへアクセスし、利用できるようになります。
テンプレートリンクを知っている人は誰でもテンプレートをコピーできるため、販売するプラットフォーム以外での公開は控えるようにしましょう。
Canvaテンプレートの作成から販売までの手順④|Canvaテンプレートを販売するならEtsyがおすすめ
Canvaテンプレートの販売先として、海外プラットフォーム「Etsy(エッツィ)」は特におすすめです。
Etsyはハンドメイド作品やデジタル商品に特化した世界的なマーケットプレイスで、ユーザーは9,000万人以上とも言われており、グローバル市場でテンプレートを販売するにはとても良い市場といえます。
Etsyで売れるためにはカテゴリ選定が鍵
売れるテンプレートを作るためには、「カテゴリ選定」が鍵です。
たとえば、「医療系」「教育系」「かわいい系和風デザイン」など、需要はあるけれども供給が少ないジャンルを狙いましょう。
あなたの経験や趣味を活かして、「誰の・何のために役立つテンプレートか」を明確にして出品すると、そのデザインを必要としている人に届きます。
また、販売ページの説明・購入後の使い方の案内を英語に翻訳して記載すると、購入者の信頼につながり購入率があがります。
なぜEtsyがおすすめなのか
私がEtsyをおすすめする理由は次の5つです。
巨大な顧客基盤
Etsyは買い手約9000万人(2024年時点) 、月間訪問者は約4億件に達し、ユーザー規模は他の国内サービスを圧倒しています。
日本国内向けのBASEやSTORES(いずれも数十万~数百万規模)と比べ、Etsyなら世界中の膨大な顧客にリーチできます。(出典:Etsy投資家向け広報)
低めの販売コスト
販売手数料6.5% +固定出品料$0.20(約27円)と、minne(約10.56%) やBASE(6.6%+40円) と比べても同等か低い設定です。
無料プランのSTORES手数料3.6%よりは高いものの、Etsyの集客力を考えれば費用対効果は高いと言えます。(出典:Etsy手数料の基本 / minne販売手数料について / BASE 料金)
デジタルテンプレートの扱いやすさ
Etsyには「Canvaデジタル」カテゴリが用意され、既に多数のCanvaテンプレートが出品されています。(出典:Etsy Canva digital)
「Creative Market」はクリエイティブ系に強いプラットフォームですが、Etsyは総合マーケットとしてデザイン以外にも幅広く利用者が訪れる点が強みです。
一方、BASE・STORES・minne・カラーミーショップはデジタル専用カテゴリがなく、テンプレート販売の導線が用意されていません。
グローバル展開
Etsyは多言語・多通貨に対応し、世界中で販売・発送できます。
海外ユーザーへの販売を視野に入れるなら、支援ツールが豊富で世界規模の集客力のあるEtsyが有利です。
豊富なテンプレート需要
世界中の顧客がEtsy上でテンプレートを購入しており、SEOや広告機能も充実しています。
登録作家数・作品数の多さと相まって、クリエイティブなデジタル商品を求めるユーザーが他サービスより多い環境です。
Canvaテンプレートなどデジタル素材の販売では、Etsyは他社よりも遥かに大規模な顧客層と専用カテゴリを持っているので、テンプレート販売が活発に行いやすいプラットフォームとなっています。
Canvaテンプレートを販売する方法⑤|Canvaテンプレートの販売ページを公開する
Canvaテンプレートの準備ができたら、いよいよ販売ページの作成です。
魅力的かつ効果的な販売ページを作成して、あなたのテンプレートをアピールしましょう。
Canvaテンプレート販売ページの作り方①|商品画像
テンプレートの魅力が伝わるよう、高品質な画像を用意しましょう。
商品画像を作成する際も、Canvaを活用すると便利です。
まず、販売するテンプレートを一旦自分のデバイスに「jpg」で「品質100」でダウンロードしておきましょう。
次に、画像作成用のキャンバスを開き、ダウンロードした画像をアップロードして編集していくと簡単です。
商品画像を作成する際には、以下の3つのポイントを意識しましょう。
1:テンプレートのプレビュー画像は複数掲載が基本
テンプレートを使用したデザイン例を複数枚掲載し、購入者が使用イメージを持てるようにしましょう。
2:モックアップ画像を活用するとより魅力的に見える
テンプレートを実際の商品に使用したイメージ画像を掲載すると、より魅力的に見えます。
Canva内にある「モックアップ」の機能を使うと、簡単にモックアップを作ることができます。
3:画像サイズを確認し、適切なサイズで作成する
販売プラットフォームが推奨する画像サイズに合わせて作成しましょう。
推奨サイズにあっていないと、それだけで魅力が低下して見えてしまいます。
Canvaテンプレート販売ページの作り方②|説明文
説明文では、テンプレートの詳細や魅力を伝えましょう。
検索されることを意識して、具体的に説明文を記載するのがポイントです。
1. ターゲットを明示する
例:「教職員向け」「Z世代のSNSユーザー向け」など、誰に向けたテンプレートかを最初に伝えましょう。
2. 利用シーンや用途を具体的に伝える
例:「授業プリント」「サービス案内パンフ」「Instagramの投稿用」など活用場面を明確に示しましょう。
3. テンプレートの内容・構成を簡潔に紹介
例:「A4サイズ×5種」「フォント変更可」「色替えOK」など、ファイル数・ページ数・機能面の情報を具体的に示しましょう。
4. Canvaで編集可能なメリットを伝える
「無料アカウントでOK」「初心者でも直感的に使えます」など、Canvaを使うことの利便性を訴求するのも効果的です。
5. 購入後の使い方や流れを簡単に説明する
例:「購入後にPDFのリンクからテンプレートへアクセス」「クリックして編集スタート」など、導入のしやすさを伝えると親切です。
6. 購入前の注意点も添える
例:「Canva Proの素材が含まれている場合があります」「フォントは事前にご確認ください」など、誤解を防ぐ表記をするのも大切です。
7. SEOを意識したキーワードを自然に散りばめる
例:「Canvaテンプレート」「インスタ用」「教育資料」「パンフレットデザイン」など、検索されやすい語句を活用しましょう。
Canvaテンプレート販売ページの作り方③|価格設定
価格設定は、売上に大きく影響します。
同じプラットフォーム内での競合の価格やテンプレートの価値をリサーチして、適切な価格を設定しましょう。
①競合調査
同じようなテンプレートの価格を調査し、価格帯を把握しましょう。
②テンプレートの価値
テンプレートのクオリティや希少性を考慮して、価格を決定しましょう。
③販売戦略
季節のイベントを意識したテンプレートはその時期に合わせて値下げをしたり、時間帯によってタイムセールを行うと、注目度もあがり購入されやすくなります。
このような戦略を実際に行うのであれば、通常価格を少し高めに設定しておくのも一つの方法です。
Canvaテンプレートの販売のメリット
Canvaのテンプレート販売は、以下のようなメリットがあり、ご自身のライフスタイルに合わせて始めることができるのが魅力です。
スキル・経験不問
Canvaは直感的な操作でデザインできるため、専門的なスキルや経験は不要です。
デザイン初心者でも、豊富な素材や便利機能を活用することで、クオリティの高いテンプレートを作成できます。
「これを機会に、しっかりデザインを学びながら収入も得たい」
「副業や在宅ワークに憧れがある」
「Canvaを使いこなしたい」
そんな方に向け、世界で26番目、日本初のCanva公認アンバサダー(Canva Expert)のmikimikiがレクチャーするCanva Webデザイン講座を行っています。
他にもmikimiki webスクールではクリエイティブの実践的な学習ができる多数の講座をご用意しています。基礎から応用まで丁寧に学べるカリキュラムで、あなたの一歩をサポートします。
\ Canva Global公認日本初Canva Expertが教える/

時間や場所を選ばない
Canvaテンプレートはオンラインで作成・販売できるため、時間や場所に縛られずに作業できます。
副業や在宅ワークとしても最適です。
初期費用を抑えられる
Canvaは無料版でも十分な機能を利用できるため、初期費用を抑えてテンプレート販売を始めることができます。
有料版に加入すれば、さらに多くの素材や機能を利用できます。
無料版と有料版の違いについては、▼こちらの記事を参考にしてください。
多数の販売チャネルがある
Canvaのテンプレートは、様々なプラットフォームで販売できます。
自身のウェブサイトやSNS、ハンドメイドマーケットなど、販売チャネルを広げることで、より多くの人にテンプレートを届けられます。
Canvaテンプレートの販売のデメリット
Canvaテンプレート販売には多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
デメリットを理解した上で、対策を講じることが、Canvaテンプレート販売を成功させる鍵となります。
競争が激しい
Canvaテンプレート販売は参入障壁が低いため、競争が激しい市場です。
差別化を図るためには、独自性の高いテンプレートを作成したり、ターゲット層を絞り的確なマーケティングを行う必要があります。
集客が必要
テンプレートを作成しただけでは売れません。
販売プラットフォーム内での露出を高めたり、SNSやブログなどで宣伝したりするなど、集客活動が不可欠です。
①SNS活用(Instagram・Xなど)
作品のサンプル画像や活用例を定期的に投稿し、ハッシュタグをつけて拡散を狙いましょう。
②SEO対策
商品名・説明・タグに検索されやすいキーワードを盛り込みましょう。
③ブログでテンプレート活用方法を発信
「〇〇用Canvaテンプレートの作り方・使い方」といった記事を通じて、検索流入を狙うのも良いでしょう。
④Canvaに関するお役立ち情報の発信(XやInstagram)
フォロワーを集めて信頼を構築し、商品紹介に自然につなげるのも効果的です。
⑤Pinterestにデザインをピン投稿
「Canva Template」「Free Design」など海外タグも使うと効果的です。
⑥ポートフォリオサイトやnoteにまとめを掲載
「作成実績一覧」「テンプレート販売しています」と書いて集客につなげる方法もあります。
収入が安定しない
テンプレートの売上は、トレンドや季節要因、競合の動向などに左右されるため、安定した収入を得るのが難しい場合があります。
複数のテンプレートを作成したり、販売チャネルを増やしたりするなどの対策が必要です。
プラットフォームによって手数料がかかる

販売プラットフォームを利用する場合、手数料が発生します。
手数料はプラットフォームによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、手数料が引かれても自分の利益となるよう、価格設定を行うことも大切です。
Canvaテンプレート販売のコツ10選
ちょっとした工夫でテンプレートの売上に大きく差が生まれます。
自身の強みを活かしながら、効率的にファンを増やすことができるよう、Canvaテンプレート販売の経験がある私から、「テンプレート販売のコツ10選」を紹介します。
コツ1|デザイントレンドを把握する
Canvaテンプレートを多くの人に買ってもらうためには、トレンドを把握し、需要のあるデザインを作成することが重要です。
①Canvaのテンプレートライブラリー
Canvaのテンプレートライブラリーを定期的にチェックし、人気のあるデザインや新しいデザインをリサーチしましょう。
②SNS
InstagramやXなどのSNSで、デザインのトレンドをチェックしましょう。
③デザイン関連のウェブサイト
デザイン関連のウェブサイトをチェックし、最新のデザインやトレンドを把握しましょう。
トレンドを取り入れる際は、ただ流行を追いかけるのではなく、自分のテンプレートのターゲット層に合ったトレンドを意識することが大切です。
コツ2|無料素材を活用する
購入者が追加費用を負担しないよう、無料素材のみでデザインを作成するのも効果的です。
Canvaには、有料プランに加入していないユーザーも多くいます。
無料素材のみでデザインを作成することで、さらに多くのユーザーに使ってもらいやすくなります。
その場合は、商品説明に「無料素材のみ使用」である旨を記載すると親切です。
コツ3|商品説明文はSEO対策を行う
検索エンジンでの露出を高めるため、適切なキーワードを使用しましょう。
SEOのキーワード選定には、「ChatGPT」などのAIや「ラッコキーワード」などのツールを活用すると良いです。
コツ4|高品質なプレビュー画像を用意する
購入する人がテンプレートの内容を視覚的に確認できるよう、高品質なプレビュー画像を作成しておきましょう。
こちらの画像作成も、Canvaを使うと簡単に行うことができます。
コツ5|SNSなどで宣伝する
Canvaテンプレートを多くの人に買ってもらうためには、SNSやブログ、プラットフォームでの集客が大切です。
①SNSを活用する
- InstagramやPinterestなどで、テンプレートのサンプル画像や使用例を投稿しましょう。
- ハッシュタグを活用し、投稿を見つけてもらいやすくしましょう。
②ブログやウェブサイトで紹介する
- テンプレートの詳細や使い方、メリットなどを紹介する記事を書きましょう。
- SEO対策を行い、検索エンジンからの流入を増やしましょう。
③販売プラットフォームの機能を活用する
- 販売プラットフォーム内の広告や特集ページを活用し、露出を増やしましょう。
- レビューや評価を高め、信頼性を向上させましょう。
コツ6|YouTubeやTikTokでチュートリアル動画を発信する
テンプレートの使い方やデザインのコツを動画で発信するのも効果的です。
テンプレートの作成風景を撮影し、どのように作ったのか知ってもらう動画も面白いですね。
コツ7|限定版テンプレートを提供する
期間限定や数量限定の商品を作成し、希少性を演出するのも良いでしょう。
限定商品を販売する場合は、明確な数字で販売期間や販売数を明記することで購買意欲に訴求できます。
コツ8|無料サンプルを提供する
購入前に試用できるテンプレートを用意すると、購買意欲を高めることができます。
無料で試すことができるので、Canvaにあまり馴染みのない方のハードルを下げることにも繋がります。
コツ9|フィードバックを収集・反映させる
Canvaテンプレートを改善し、より多くの人に買ってもらうためには、アンケートやコメントなどのフィードバックの収集が大切です。
①購入者からのレビュー
販売プラットフォームのレビュー機能を活用し、購入者からのフィードバックを収集しましょう。
②SNSでのアンケート
SNSでアンケートを実施し、フォロワーからの意見を収集しましょう。
③友人や家族からの意見
友人や家族にテンプレートを使ってもらい、率直な意見を聞きましょう。
収集したフィードバックを分析する場合は以下の点に注目すると良いです。
・デザインの改善 … デザインの改善点や要望を反映させ、ユーザー目線の使いやすいテンプレートへブラッシュアップしましょう。
・説明文の改善 … 説明文の分かりにくい点や不足している情報を改善しましょう。
・価格設定の改善 … 価格設定に対する意見を参考に、適切な価格を設定しましょう。
コツ10|多言語に対応させる
海外市場を視野に入れ、複数の言語でテンプレートを提供すると良いでしょう。
Canva内にもAIによる翻訳機能が備わっています。
おすすめのプラットフォームであるとお話した「Etsy」は日本語にも対応していますが、より多くの人に届けたい場合、まずは英語に翻訳したテンプレートに挑戦してみるのも良いでしょう。
Canvaテンプレートの販売が違反になる3つの例
Canvaテンプレート販売は手軽に始められますが、その反面注意が必要な点もあります。
以下の3つのケースは著作権違反となる可能性があるので、十分に注意してください。
Canva内のテンプレートを加工せずに、またはわずかな変更のみで販売する
Canvaで提供されているテンプレートを加工せずに、そのままあるいはわずかに変更しただけで自作のテンプレートとして販売することは、著作権侵害に該当します。
Canvaのテンプレートを利用する場合は、参考程度にとどめ、必ずオリジナルのデザインとして、独自のテンプレートを作成しましょう。
他者の著作物を無断で使用する
インターネットや書籍など、他者が作成した著作物(画像、イラスト、文章など)を無断で使用することも著作権侵害に該当します。
たとえ無料素材であっても、利用規約を確認し、商用利用が可能かどうかを必ず確認しましょう。
また、有名キャラクターやブランドロゴなど、著作権で保護されているものを無断で使用することも禁止されています。
人物の写真を無断で使用する
テンプレートに人物の写真を使用する場合、肖像権やパブリシティ権に注意する必要があります。
モデルリリースを取得していない人物写真や、有名人の写真を無断で使用すると、これらの権利を侵害する可能性があります。
テンプレートに人物写真を使用する場合は、必ずモデルリリースを取得するか、著作権フリー・商用利用可能な写真素材を使用しましょう。
Canvaテンプレートの値段はいくらにすれば良い?
より多くの人にテンプレートを購入してもらい、収益を最大化するためには、価格設定は重要です。
しかし、一口に価格設定と言っても、簡単な作業ではありません。
市場の動向、競合の価格、テンプレートの価値など、様々な要素を考慮する必要があります。
Canvaテンプレートの価格帯の販売相場
Canvaテンプレートの価格帯は、テンプレートの種類やクオリティ、販売プラットフォームによって異なります。
低価格帯 (500円~1,000円)
SNS投稿用テンプレートや名刺テンプレートなど、比較的シンプルなテンプレートが多いです。
初心者の方や、お試しで購入したい方向けです。
中価格帯 (1,000円~3,000円)
プレゼンテーション資料テンプレートやウェディング関連テンプレートなど、デザイン性の高いテンプレートが多いです。
ある程度のデザインスキルを持つ方や、高品質なテンプレートを求める方向けです。
高価格帯 (3,000円以上):
ブランドガイドラインテンプレートやウェブサイトテンプレートなど、専門性の高いテンプレートが多いです。
プロのデザイナーや、企業向けです。
Canvaテンプレート価格設定のテクニック
Canvaテンプレートを行う時、販売するプラットフォームでの競合価格のリサーチを行うことが一般的ですが、そこからさらに一歩踏み込んだテクニックを特別に紹介します。
「単品」「セット販売」の使い分け
単品はお試し価格に設定して、別途複数デザインをセット販売すると割安感を与えられます。
期間限定セールやクーポンで購入のハードルを下げる
イベント時期や新作リリースのタイミングで割引を実施してみましょう。
お得に感じた人が購入してくれる可能性があります。
価格ではなく「価値」で伝える商品説明をつける
「誰の」「どんな悩みを解決するのか」を明確にすることで、多少高額でも価格に納得感を与えられます。
高単価でも売れる“専門特化”を狙う
医療用資料テンプレート、学校配布資料などのニッチ分野は、高価格でも購入率が高い傾向にあります。
よくある質問
Canvaの経験が全くないのですが、テンプレート販売はできますか?
Canvaは直感的な操作が特徴で、初心者でも簡単にデザインが作れます。
まずは公式チュートリアルや無料テンプレートを参考にしながら、自分のペースで学んでいけば大丈夫です。
mikimiki webスクールの公式YouTubeチャンネルでも、Canvaの使い方を発信しています。
経験がなくても、こういったものを参考にしながら、ニーズに合ったテンプレートを作ればしっかり販売につながります。
Canvaテンプレート販売で収入を得るには、どのくらいの期間がかかりますか?
個人差はありますが、早ければ1〜3ヶ月で初収益を得る方もいます。
リサーチを重ねて需要のあるテーマを選び、複数のプラットフォームに出品することで早期収益化が期待できます。
継続的にテンプレートを追加し、SNSなどで発信することも成功のカギです。
Canvaテンプレートの販売以外に、Canvaで稼ぐ方法はありますか?
テンプレート販売の他にも収益化の方法はあります。
例えば、Canvaを使ったデザイン代行、プレゼン資料の作成代行、オンライン講座やワークショップの開催、YouTubeやブログでの解説コンテンツなどが挙げられます。
自分の得意分野とCanvaを掛け合わせることで、収益の幅が広がります。
まとめ
Canvaを使ったテンプレート販売は、デザイン初心者でも始めやすく、スキマ時間を活かして副業収入を得られる魅力的な方法です。
ポイントは、需要があるテーマを選び、ターゲットの悩みを解決できるデザインを作ることです。
自分に合ったプラットフォームを選び、コツを押さえて継続すれば、着実にファンを増やし収益につなげることができます。
ぜひこの記事を参考に、Canvaテンプレート販売を始めてみてくださいね。
「デザインを学びながら収入も得たい」
「副業としてテンプレート販売に挑戦したい」
「Canvaを使いこなしたい」
そんな方に向け、世界で26番目、日本初のCanva公認アンバサダー(Canva Expert)のmikimikiがレクチャーするCanva Webデザイン講座を行っています。
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