ChatGPTに嘘をつかせないための仕組みと最強プロンプト9選

「ChatGPTを仕事で使いたいけれど、嘘をつくのが怖くて踏み出せない…」
「もっともらしい嘘(ハルシネーション)のせいで、ファクトチェックに時間がかかって逆に効率が悪い」

こんな悩みを抱えていませんか?

その気持ち、痛いほどよく分かります。
どれだけ便利なツールでも、信頼できなければビジネスでは使えませんよね。

私も最初は、ハルシネーションに悩まされ、「これなら自分で書いた方が早いのでは?」と絶望したことがあります。

私はこれまで、登録者数35万人を超えるYouTubeチャンネルと、受講生数2,500名を超える「0から始めるChatGPTプロンプトエンジニアリング&画像生成マスター講座」を通して、数多くのAIツールを実務レベルで検証し、その活用法を発信してきました。

そんな私が結論をお伝えします。
ChatGPTの「嘘」は、正しいプロンプト簡単な設定をすることで、劇的に減らすことができます。
AIがなぜ嘘をつくのかさえ理解してしまえば、ハルシネーションは決して怖いものではありません。

▶︎嘘をつかせない仕組みについてはこちら

この記事では、「ChatGPTに嘘をつかせないための仕組みと方法」について、3つのステップ形式で以下の内容を詳しく解説します。

そもそもChatGPTはなぜ嘘をつくのか?・嘘の正体「ハルシネーション」とは?
【ステップ1】嘘をつかせないプロンプト術9選・知らないことは知らないと言って
・情報ソースを明記して
・ステップバイステップで考えて
・あなたはプロの〇〇です
・英語で考えてから日本語で答えて
・事実と意見を区別して
・「参照テキスト」を与える(RAG)
・「再考(Self-Correction)」させる
・「逆質問」させる
【ステップ2】嘘をつかせないための2つの設定・Custom Instructions(カスタム指示)
・Web Browsing(ブラウジング機能)
【ステップ3】最終責任は人間が持つ!重要な3つのマインドセット・AIは「優秀な新入社員」だと思う
・業務フローに「疑うプロセス」を組み込む
・最終責任は人間(あなた)が持つ

この記事を読み終える頃には、あなたはChatGPTに嘘をつかせない方法をマスターし、最強のパートナーとして使いこなせるようになっているはずです。ぜひ最後までご覧ください。

ChatGPTの基本的な使い方や登録方法からしっかり復習したい方は、こちらの記事や動画も参考にしてください。

▼【2025年最新】ChatGPTの使い方を基本〜応用まで完全解説

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そもそもChatGPTはなぜ嘘をつくのか?

ChatGPTを使っていると、平気で嘘をつかれて困惑した経験はないでしょうか?
実は、ChatGPTが悪意を持って嘘をついているわけではありません。これはAIの仕組み上、どうしても発生してしまう現象であり、専門用語で ハルシネーション(幻覚) と呼ばれています。

嘘の正体「ハルシネーション」とは?

ChatGPTは、膨大なテキストデータを学習し、「ある言葉の次にくる確率が最も高い言葉」を予測して文章をつなげています。

言ってみれば、超高度な「しりとり」や「連想ゲーム」を行っているようなもの です。

そのため、ChatGPT自身は「事実かどうか」を判断しているわけではありません。あくまで「確率的にありそうな文章」を作っているに過ぎません。

さらに、OpenAIの研究では、言語モデルが不確実な状況で「分かりません」と答えるよりも、もっともらしい推測(嘘)を行うことでテストの点数を稼ごうとする傾向があることも指摘されています。
(出典:Why Language Models Hallucinate

つまり、AIは「正解すること(良い点数を取ること)」に最適化されすぎた結果、嘘をついてしまうのです。

具体的には、以下のようなケースでハルシネーションが起こりやすくなります。

  • 最新情報(学習データ外): ChatGPTの学習データに含まれていない直近のニュースや出来事について聞かれた場合。
  • マイナーな固有名詞: 知名度の低い人物やお店、特定のニッチな分野について聞かれた場合。
  • 計算や論理パズル: 複雑な計算や、高度な論理的思考を要する問題。

次の章からは、この「ハルシネーション」を極限まで減らすための「3つのステップ」について解説していきます。

この3つの段階で徐々に嘘の確率を減らしていくイメージを持ってください。

  1. 【ステップ1】プロンプト: 都度の指示出しで嘘をブロックする
  2. 【ステップ2】設定: 嘘をつきにくい環境を固定化する
  3. 【ステップ3】マインドセット: すり抜けた嘘を人間が見抜く

まずは、【ステップ1】である「プロンプト」から見ていきましょう。

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【ステップ1】嘘をつかせないプロンプト術9選

ここからは、【ステップ1】となるChatGPTに嘘をつかせないための具体的なプロンプトテクニックを9つ紹介します。
ここを通すことで、AIの回答の精度を一気に引き上げ、嘘の確率を減らすことができます。

【▼この章では以下の順番で解説します。】

① 「知らないことは知らないと言って」
② 「情報ソースを明記して」
③ 「ステップバイステップで考えて」
④ 「あなたはプロの〇〇です」
⑤ 「英語で考えてから日本語で答えて」
⑥ 「事実と意見を区別して」
⑦ 「参照テキスト」を与える(RAG)
⑧ 「再考(Self-Correction)」させる
⑨ 「逆質問」させる

①「知らないことは知らないと言って」

最もシンプルかつ強力な指示です。ChatGPTは「確率的に次の言葉をつなげる」という性質上、答えがわからない場合でも、もっともらしい回答を無理やり生成してしまうことがあります。

そこで、「わからない場合は正直にそう答えてよい(無理に生成しなくていい)」と明示的に許可を与えることで、ハルシネーションを効果的に防ぐことができます。

【▼プロンプト例:(競合ツールの調査時)】

競合ツール「〇〇」の法人プランの料金体系を教えてください。
もし公式に公開されている正確な料金表がない場合は、推測で数字を出さずに「情報なし」と答えてください。

②「情報ソースを明記して」

回答の根拠となるURLや出典を求めましょう。
人間が「適当な嘘」をつきにくいのと同じで、AIも「根拠を探す」というプロセスを経ることで、想像での回答が抑制され、事実に基づいた情報を優先して出力しようとする働きが強まります。

【▼プロンプト例:(市場調査時)】

2024年の日本のAI市場規模について教えてください。
回答の際は、必ず経済産業省や矢野経済研究所などの信頼できるデータ元のURLを明記してください。

③「ステップバイステップで考えて」

「ステップバイステップで」と指示することで、いきなり結論を出そうとせず、順を追って考えさせる効果があります。これは専門用語で 「Chain of Thought(思考の連鎖)」 と呼ばれるテクニックです。

複雑な計算や論理問題を「小さな手順」に分解して解かせることで、途中の論理の飛躍や計算ミスを防ぐ効果があります。

【▼プロンプト例:(ロジカルな推論時)】

あるクラスの男子は女子より3人多く、合計35人です。男子は何人ですか?
いきなり答えを出さず、ステップバイステップで計算式を書き出して論理的に考えてください。

プロンプトのコツについてはこちらの記事もおすすめです

④「あなたはプロの〇〇です」

役割を与えることで、その専門家の視点に基づいた精度の高い回答を引き出しやすくなります。
ChatGPTは膨大なネット上のデータを学習していますが、役割を与えることで「その専門分野のデータ」にアクセス範囲を絞り込むことができます。

これにより、一般人のブログのような不確かな情報ではなく、専門書や論文に近い質の高い情報を優先して使うようになります。

【▼プロンプト例:(契約書のチェック時)】

あなたはIT法務に精通したベテラン弁護士です。
以下の業務委託契約書ドラフトを確認し、受注者にとって不利になるリスクがある条項をリストアップしてください。

⑤「英語で考えてから日本語で答えて」

ChatGPTの学習データは、日本語よりも英語の方が圧倒的に膨大で高品質です。
「英語の巨大なデータベース」を使って高度な推論を行わせてから、最後に日本語に翻訳させることで、日本語だけで考えるよりも論理的で正確な回答が得られます。

【▼プロンプト例:(複雑な概念の説明時)】

「量子コンピュータの仕組み」について、小学生でもわかるように説明してください。
論理構成を緻密にするため、一度英語で思考してから、最終的な回答のみを日本語で出力してください。

⑥「事実と意見を区別して」

AIはネット上の「誰かの意見」を「事実」として学習していることがよくあります。
この指示を入れることで、「確定している客観データ」「AIの推測やネット上の意見」の境界線を意識させ、意見をあたかも事実のように断定してしまうミスを防ぎます。

【▼プロンプト例:(評判の調査時)】

iPhone 17のバッテリー持ちについて教えてください。
回答する際は、Apple公式サイトのスペック(事実)と、SNS上のユーザーのレビュー(意見)を明確に区別して記述してください。

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⑦「参照テキスト」を与える(RAG)

回答の元となるテキスト(社内マニュアルや記事など)を与え、「ここから答えて」と指示します。
これは「カンニング」を許可するのと同じです。うろ覚えの記憶(学習データ)に頼るのではなく、目の前の正しい情報を参照させるため、最も確実なハルシネーション対策となります。

【▼プロンプト例:(社内規定の確認時)】

以下の【社内就業規則】を参考にして、有給休暇の申請期限について答えてください。
規則に書かれていないことは、推測せずに「記載なし」と答えてください。

# 【社内就業規則】
(ここにテキストを貼り付け)

⑧「再考(Self-Correction)」させる

一度生成された回答に対して、「本当に間違いないですか?」「嘘はありませんか?」と問いかけ、自己チェックさせます。

AIは「文章を作ること」と「間違いをチェックすること」で異なる処理を行っています。一度作った回答を客観的に見直させることで、生成時には気づかなかった論理破綻やミスをAI自身に修正させることができます。

【▼プロンプト例:(メール文面の推敲時)】

(作成されたメール文面に対して)
ありがとうございます。
上記の内容に、失礼な表現や誤った敬語が含まれていないか、もう一度客観的にチェックして修正版を出してください。

⑨「逆質問」させる

情報が不足している場合に、AIは「ユーザーの役に立とう」として、不足部分を勝手に想像して補ってしまうことがあります。

「わからなければ想像せずに聞いてくれ」と指示することで、この「勝手な想像による穴埋め」を物理的にブロックし、正確性を担保します。

【▼プロンプト例:(マーケティングプラン作成時)】

新商品のSNSマーケティング施策を考えてください。
もしターゲット層や予算など、提案に必要な情報が不足している場合は、勝手に設定を作らずに私に逆質問してください。

さらに効果的なプロンプトの書き方やテンプレートを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

▼【保存版】ChatGPTプロンプト完全ガイド!効果的な書き方やコツ、今すぐ使えるテンプレートもご紹介

ChatGPTのプロンプトエンジニアリングをさらに深く学びたい方は、0から始めるChatGPTプロンプトエンジニアリング&画像生成マスター講座をチェックしてみてください。全26セクション・214レッスンで、ビジネス直結の実践スキルが身につきます。

【ステップ2】嘘をつかせないための2つの設定

ステップ1(プロンプト)でかなり嘘を防げるようになりましたが、毎回「嘘をつかないで」と指示するのは手間がかかりますし、うっかり忘れてしまうこともあります。

そこで、【ステップ2】として、ChatGPTの設定自体を変更し、「デフォルトで嘘をつきにくい状態」を作ってしまうのがおすすめです。

プロンプト(ステップ1)」と「設定(ステップ2)」の両方で対策することで、二重の網(ダブルチェック)を張ることになり、単体で行うよりも嘘をつく確率を格段に下げることができます。

【▼この章では以下の順番で解説します。】

① Custom Instructions(カスタム指示)
② Web Browsing(ブラウジング機能)

Custom Instructions(カスタム指示)を設定する

Custom Instructionsは、あらかじめ「ChatGPTにどう振る舞ってほしいか」を設定できる機能です。

前の章で紹介した9つのプロンプト術のうち、「毎回入力するのが面倒な共通ルール」をここに設定しておくことで、プロンプト入力の手間を省くことができます。

全て設定してもいいの?

結論から言うと、全て設定するのはおすすめしません。

9つのテクニックの中には、「常に適用しておくと便利なもの」と、「ケースバイケースで使い分けるべきもの」があるからです。

▼カスタム指示に向いているもの

  1. 「知らないことは知らないと言って」: 知ったかぶりを防ぐ、基本中の基本です。
  2. 「情報ソースを明記して」: 情報がない会話でも邪魔になりません。(※URLの提示が鬱陶しい場合は外してもOK)
  3. 「事実と意見を区別して」: どの話題でも、事実と推測が混ざるのは良くないため、常時オン推奨です。
  4. 「逆質問して」: 勝手な暴走を防ぐためのストッパーとして機能します。

▼カスタム指示に向かないもの

  1. 「ステップバイステップで」: 例えば「おはよう」と挨拶しただけでも、「まず挨拶の定義を述べます…」と長文で思考し始めるなど、会話のテンポが悪くなります。
  2. 「あなたはプロの〇〇」: 常に「弁護士」になられては困ります。料理のレシピを聞きたい時に法的リスクを語られても意味がありません。
  3. 「英語で考えて」: 回答が出るまでの時間が長くなるため、急いでいる時にストレスになります。
  4. 「参照テキスト」: 参照すべきテキストは毎回変わる(就業規則だったり、会議議事録だったりする)ため、固定できません。
  5. 「再考(Self-Correction)」: これは「書き終えた後のチェック」です。設定に入れても、AIは「まだ書いていない」ので機能しませんし、毎回「本当にこれでいいですか?」と自問自答を出力されては読みづらくなります。

【推奨設定例】
これらを踏まえ、ハルシネーション対策として「常にオン」にしておくべき、安全なセットを紹介します。

STEP
パーソナライズ設定を開く

ChatGPTのアイコンをクリック → 「設定」→「パーソナライズ」を選択

STEP
カスタム指示を入力

「カスタム指示」の入力欄に以下のテキストを入力して保存

【▼設定例】

– 知らない情報については、無理に推測せず「その情報は知りません」と正直に答えてください。
– ユーザーの質問に曖昧な点がある場合は、勝手な解釈で進めず、必ず逆質問をして確認してください。
– 事実と意見を明確に区別して回答してください。
– 回答の根拠となる情報ソースがある場合は、可能な限りURLを明記してください。

これを設定しておくだけでも、ハルシネーションはかなり減ります。ご自身の好みに合わせてぜひ設定してみてください。

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Web Browsing(ブラウジング機能)を有効にする

ChatGPTがインターネット上の最新情報を検索して回答する機能です。
最近のモデルでは標準で有効になっていますが、意識して使うことが重要です。

なぜ効果があるのか?

ChatGPTの脳内にある知識は最新情報ではありません。

ブラウジング機能を使うということは、「うろ覚えの記憶」に頼るのをやめ、「インターネット」を見ながら回答させるということです。正確な外部データを参照元にするため、情報の信頼性が格段に上がります。

最近のAIは賢くなっており、「検索して」と指示しなくても、必要だと判断すれば自動的にネット検索を行ってくれることが増えました。

ただ、確実に機能させたい場合には、これまで通り「検索して」と一言添えるのがベストです

【▼プロンプト例:(最新ニュース確認時)】

今のGoogleの株価を検索して教えてください。
必ず最新のファイナンス情報を参照し、その情報元URLもセットで提示してください。

参照したWebサイト自体が間違っている場合もあるため、必ず提示された「参照元URL」をクリックして、一次情報を確認する癖をつけましょう。

「Web Browsing」については、こちらの動画で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

▼【超速報】「ChatGPT-Search」(検索機能)が遂に正式リリース!ググるが終了!?徹底解説します

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【ステップ3】最終責任は人間が持つ!重要な3つのマインドセット

ここまでの2つのステップ(プロンプト・設定)で、ハルシネーションのリスクは大幅に減らすことができます。

しかし、それでも「AIの嘘」を100%ゼロにすることは、現在の技術では不可能です。

最後は、【ステップ3】であるあなた自身の「マインドセット」が重要になります。

AIがすり抜けたエラーを最後にキャッチするのは、人間の役割です。最後には必ず人の目で最終チェックを行いましょう。

【▼この章では以下の順番で解説します。】

① AIは「優秀な新入社員」だと思う
② 業務フローに「疑うプロセス」を組み込む
③ 最終責任は人間(あなた)が持つ

AIは「優秀な新入社員」だと思う

ChatGPTを「何でも知っている完璧な存在」だと思ってしまうと、間違った時に失望したり、トラブルになったりします。

そうではなく、「とても優秀だけど、たまに知ったかぶりをする新入社員だと思って接してみてください。

優秀な新人君が作った資料を、上司であるあなたがノーチェックでお客様に提出するでしょうか?
きっと、「ここ数字合ってる?」「ソースどこ?」と確認するはずです。

AIに対しても全く同じです。「AIの仕事は早くて助かるけど、最後の詰めは甘いから私がやる」 というスタンスが、最も健全で生産的な付き合い方です。

業務フローに「疑うプロセス」を組み込む

個人の注意だけに頼るのではなく、業務フローとして「ファクトチェック」を組み込みましょう。

具体的には、以下のようなルールをチームで決めておくのが有効です。

  • 数字とURLは必ずクリックして確認する: 特に統計データや法律、論文などの一次情報は必須です。
  • 「ハルシネーションチェック」の時間を設ける: 生成にかかった時間が短縮できた分、その時間を「内容の確認」に充てるという意識を持ちます。
  • 重要意思決定にはAI任せは禁止: AIの意見はあくまで「参考案の1つ」とし、最終判断の材料には人間が集めた情報も必ず加える。

最終責任は人間(あなた)が持つ

もしChatGPTが嘘をつき、それをそのまま使って顧客に迷惑をかけた場合、責任を問われるのはChatGPTではなく、それを使った「あなた」「あなたの会社」です。

「AIがそう言ったから」という言い訳は、ビジネスの世界では通用しません。

AIはあくまで「思考を補助するツール」です。

最終決定権は常に人間であり、AIが出したアウトプットの品質を保証し、責任を持つのは人間の役割であることを忘れないでください。

正しい知識と対策を持ってAIをコントロールできれば、ChatGPTはあなたの最強のパートナーになってくれるはずです。

ChatGPTを活用した具体的な業務効率化のアイデアについては、こちらの記事を参考にしてください。

▼残業撲滅!業務を劇的に効率化させるChatGPT活用術10選

ChatGPTを本気で学びたい方へ

この記事を通して、ChatGPTに嘘をつかせない方法(ハルシネーション対策)の基本についてイメージをつかんでいただけたのではないでしょうか。

一方で、ChatGPTをビジネスの現場で本格的に活用していくためには、プロンプトエンジニアリングをより体系的に学んでいくことが重要になってきます。

mikimiki web スクールの「0から始めるChatGPTプロンプトエンジニアリング&画像生成マスター講座」では、ChatGPTの基礎から実務レベルまでを網羅的に学ぶことができます。

この講座で学べること

  • プロンプトのコツ13選:役割付与、制約条件、出力形式指定など、思い通りの回答を引き出すテクニック
  • 高度なフレームワーク:深津式、Chain-of-Thought、Few-Shotなど、プロが使う思考法
  • ビジネス実践:議事録、メール作成、企画書、データ分析、SEOライティングなど、明日から使える実務スキル
  • マルチモーダル:画像生成(DALL-E 3 / 4o)、動画生成(Sora 2.0)、音声対話も完全カバー
  • カスタムGPTs:自分だけのAIアシスタントを作成・公開する方法

講座の特徴

  • 全26セクション・214レッスン(動画約9時間)の大ボリューム
  • 買い切り型:一度購入すれば、追加料金なしで最新アップデート情報が見放題
  • スマホ対応:いつでもどこでも学習可能

受講されたお客様の声

ChatGPT講座を受講された方のお声をご紹介させていただきます。

「自己流の限界を突破!スタッフ教育と組織のAI化を同時に実現」

男性、50代、東京都、会社経営

スタッフに学んでもらうため、信頼できる講座を探していました。

独学では限界もあり、体系的に最新情報を整理して学べる環境が必要だと感じていました。
ビジネス全体の組み立て方についても共感できる部分が多く、非常に実践的でした。

「“なんとなく時短”から、“仕事で任せられる時短”へ」

個人事業主・フリーランス

受講前はChatGPTで文章作成や要約はしていたものの、「この使い方で本当に合っているのかな?」と
手探り状態。結局、手直しに時間がかかることも多く、思ったほど効率化できていませんでした。

受講後は、文章構成を指定したり、フレームワークを使って整理させたりと、目的に合わせた指示出しができるように。

忙しい在宅ワークの中でも、
任せられる相棒としてChatGPTを使えるようになりました。

「投稿文やハッシュタグ作成を自動化!作業時間を大幅に短縮」

女性、40代、滋賀県、会社員

ChatGPTのプロンプトの作り方や指示の出し方を学べたことで、Instagramの投稿文やハッシュタグをChatGPTに考えてもらえるようになりました。自分ひとりで考えるよりも良い仕上がりになり、作業時間が大幅に短縮できています。

AIを「なんとなく使える人」から、「プロとして頼られる人」になってみませんか。
本気でChatGPTを使いこなしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

よくある質問

ChatGPTが嘘をつくなら使わない方がいい?

いいえ、適切に使えば強力なツールになります。
「正確な事実確認」には向きませんが、「要約」「アイデア出し」「翻訳」「プログラミング」などのタスクではとても高い能力を発揮します。

有料版(ChatGPT Plus)と無料版で嘘の頻度は変わる?

有料版で使える最新モデルは、無料版のモデルに比べて論理的推論能力が高く、ハルシネーションの頻度が低くなっています。ビジネスで使うなら有料版を強くおすすめします。

無料版と有料版の詳しい違いについては、こちらの記事で徹底比較しています。

▼【最新版】ChatGPTの無料版・有料版の違いを徹底解説!最新Proプランの機能や選び方も詳しくご紹介

他のAIツールの方が正確?

GeminiやClaudeなどさまざまなAIツールがありますが、仕組み上、ハルシネーションを完全にゼロにすることはできません。

どのツールを使っても「AIの出力は確率で決まる」という本質は同じです。そのため、この記事で解説した「プロンプトでの対策」「ファクトチェックの重要性」は、あらゆるAIツールを使う上で必須のリテラシーとなります。

まとめ

本記事では、ChatGPTに嘘をつかせないための仕組みと具体的な対策について解説しました。

今回の記事の要点は以下の通りです。

そもそもChatGPTはなぜ嘘をつくのか?・嘘の正体「ハルシネーション」とは?
【ステップ1】嘘をつかせないプロンプト術9選・知らないことは知らないと言って
・情報ソースを明記して
・ステップバイステップで考えて
・あなたはプロの〇〇です
・英語で考えてから日本語で答えて
・事実と意見を区別して
・「参照テキスト」を与える(RAG)
・「再考(Self-Correction)」させる
・「逆質問」させる
【ステップ2】嘘をつかせないための2つの設定・Custom Instructions(カスタム指示)
・Web Browsing(ブラウジング機能)
【ステップ3】最終責任は人間が持つ!重要な3つのマインドセット・AIは「優秀な新入社員」だと思う
・業務フローに「疑うプロセス」を組み込む
・最終責任は人間(あなた)が持つ

ChatGPTの嘘(ハルシネーション)は完全にゼロにはできませんが、こちらのコントロール次第でリスクを最小限に抑えることは可能です。

ぜひ今日から、紹介したプロンプトや設定を取り入れて、安全かつ効果的にChatGPTを活用していきましょう。

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・28セクション224レッスン、講座時間は約10時間
・480ページのダウンロード資料
・2025年5月現在2,000名以上の方が受講

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そんなお声から生まれたChatGPT講座ではAIの基礎からプロンプト入力のコツ、そしてビジネスでの活用法、画像生成4o Image Generationの使い方や活用法まで体系的に学ぶことができます。ChatGPTの重要なアッププートがあった際には随時講座に追加していますので、継続的にChatGPTの最新情報をキャッチアップする事ができます。

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